ついに先日、渡航歴があるわけでもないのに、

日本国内で新型インフルエンザに感染した人が

発見され、この問題が、ただ海外に行った人だけの

他人事ではなくなってしまったんですけれども・・・。


もしかしたら、この『チダイズム』を読んでる

皆さんも新型インフルエンザにかかっちゃう

危険性は、十分にある!!


そんなわけで、今日の『チダイズム』は、どこよりも

わかりやすく新型インフルエンザのことを解説します。

これさえ読んでおけば、少しは新型インフルエンザに

かからずに済むかもしれませんし、かかったとしても

パニックにならずに対応できると思います。



今回の新型インフルエンザ「H1N1型」は、

感染力こそ強いものの、毒性は弱いと考えられ、

その致死率は、現段階の統計では、0.1%以下。


鳥インフルエンザの致死率が60%であることを

考えれば、これまで想定されてきた新型よりは、

はるかにマシだったと言えるかもしれません。


ちなみに、60%が死ぬと言われても、あんまり

ピンと来ないかもしれないので、実際の人数で表すと、

鳥インフルエンザの場合、これまでに423人が発症し、

そのうち258人が死亡。(かなり死んでいますよね。)


今はまだ、鳥インフルエンザが人から人に

感染することはないとされているんですが、

数年以内、もしくは数十年以内に、人から人に感染する

ウイルスに進化することは確実だと考えられており、

いくら今回の「H1N1型」が大丈夫だったからって、

鳥インフルエンザをナメてはいけません。


今度こそ死にますから!


で、今回の新型インフルエンザ「H1N1型」なんですが、

もともとは「豚インフルエンザ」と呼ばれていましたよね。

一体、どんなふうに発生したのでしょうか?


そもそもの始まりは、2005年11月末のこと。

アメリカ・ウィスコンシン州にある食肉処理場で、

17歳の少年が、豚の解体作業を手伝っていました。


アメリカにおける11月は、ちょうど感謝祭の準備に

追われる時期。タイミングが悪かったんですが、

少年の家では、その時、感謝祭の日に食べる

ニワトリを1羽飼っていました。


外で飼育すると、寒さで死んでしまうかも

しれないから、家の中で飼うことになったのですが、

これが数年後、世界をパニックに陥れる始まり・・・。


2005年12月7日、少年はインフルエンザを

発症しました。インフルエンザと言っても、それは、

今まで誰も見たことがないようなウイルスでした。

豚とヒト、さらに鳥の混合型ウイルス「H1N1型」。


少年が発症した時には、家族も含め、その他に

インフルエンザの感染者は出なかったのですが、

それからたびたび「H1N1型」と疑われる症状の

インフルエンザにかかる人が出ていました。


ただ、いずれも豚から人への感染にとどまり、

人から人に感染した事例はなく、研究者たちが、

「人から人に感染する可能性がある」と警告しても、

そのことが注目を集めることはありませんでした。


それから3年後の2009年4月。

メキシコ東部のベラクルス州ラグロリア在住の

5歳の子供が、この「H1N1型インフルエンザ」を

発症していることが分かり、またたく間に世界へと

感染が拡大していきました。


これが「アウトブレイク」です。


鳥インフルエンザの強毒性ばかりに注目が集まり、

豚インフルエンザに対する対策が甘かったという

見方もできると思うんですが、実は豚というのは、

ウイルスが増殖するのに、最も適した環境です。


よく致命的に汚い場所を「豚小屋のようだ」などと

例えますが、豚はそもそも何でも食べる生き物。

床に落ちていれば、それがどんなものであっても

食べてしまう習性があります。


それに加えて、豚はお互いの体を頻繁に

こすり合わせる習性があるため、もともと

ウイルスが感染しやすい動物でもあるのです。

また、ブタの胃袋は細菌類の繁殖に最も適した

環境であることは古くから知られています。


「豚肉はよく火を通さなきゃいけない」などと

言われているのは、このことが原因なんです。


さらに、たびたび新型インフルエンザと比べられる

1918年に大流行した「スペイン風邪」なんですが、

今回の「H1N1型ウイルス」と同じく、人からブタに

感染し、ブタから人に戻ったことで、パンデミックが

起こって、世界的な死者を出しました。


深刻なウイルスが豚を介して世界に広がるのは、

少なくとも今回が初めてではないということですね。


さて、そんな新型インフルエンザなんですが、

今、神戸を中心に、関西地区で患者が急増しており、

公共施設が閉鎖されたり、イベントが中止になるなど、

市民の生活にも影響が出始めています。


実はこれ、もっと深刻な新型インフルエンザが

流行した時のシミュレーションとして考えると、

非常に見過ごせないポイントだと思います。


なぜ渡航歴のない人たちが感染しているのか。

なぜ高校生たちを中心に感染が拡大しているのか。

これがわかっていないのが一番の問題です。

ただ容易に推測できることは・・・。


新型インフルエンザにかかっているのに、

申告もせず、学校に行ったバカがいた。


見つけたらフルボッコ!


ゲーセンにあるパンチングマシーンのような勢いで、

120%のグーパンチをお見舞いしてやるつもりです。

たった一人のバカが、世界をパニックに陥れる。


こうなってしまった以上、僕たちはインフルエンザに

かからないための予防と、万が一、感染した時の

対策を考えなければなりません。


ということで、まずは予防編。

当たり前すぎることなので、書くまでもないですが、

電車に乗る時や図書館に行く時など、人が多い

密室的な空間では、必ずマスクを着用しましょう。


健康な人がマスクをつけるより、インフルエンザに

かかっている人がマスクをつけた方が予防には

有効なんですが、マスクの着用がまったく予防に

ならないわけではないので、やはりつけるべきです。


マスクとコンドロームは、

つけておいて損はない!


男性の皆さんは、特に覚えておくといいでしょう。

その他、帰ってきたら手を洗う、うがいをするという

ごくごく基本的なことで、感染リスクは減らせます。


続いて、もし万が一、感染してしまった場合。

新型インフルエンザに有効とされているのは、

抗ウイルス薬のタミフルとリレンザの2つです。

病院に行ったら、ほぼ間違いなく、この2つの

薬のうちの、どちらかを処方されるでしょう。


この2つの薬の作用は、ほぼ同じ。

ウイルスの表面にあるたんぱく質と結合することで、

細胞内で増えたウイルスが外に出られないように

してしまうというもの。つまり、体の中でウイルスが

増殖するのを防ぐわけですね。


ということは、これから言うことが非常に重要!

「タミフルがあれば、インフルエンザは治る」という

イメージがありますが、ウイルスを直接死滅させる

薬ではないので、「治る」というわけではありません。


インフルエンザを悪化させない薬。


タミフルについては、そう考えるべきだと思います。

インフルエンザを治すのは、あくまで自己治癒力。

インフルエンザを悪化させた状態でタミフルを

飲んだとしても、それではあまり意味がありません。

一般的には、発症して2日以内に飲むべきだと

言われています。


要するに、新型インフルエンザじゃないかと

思った時には、すぐに保健所などに連絡をして、

指定された病院に行くべきだということです。

悪化させると、あまりいいことはありません。


また、以前、『チダイズム』でも問題として

取り上げたことなんですが、そこらへんの病院に

行っても診察なんてしてもらえません。


まずは保健所などの相談窓口に連絡しましょう。

いずれにしても、皆さんが新型インフルエンザに

かかる可能性は高くなったので、普段からマスクを

つけながら歩き、手を洗うなどの予防をするべき!

皆さん、くれぐれもご注意ください。

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