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“着る暖房服”「ヒーターウェア」に本格流行の兆し 2026年の流行語になるか 7年後には約1兆円規模 #エキスパートトピ

STEKKEY 代表│コミュニケーション・ディレクター
画像はワークマンの製品。ワークマンの「ヒーターウエア」シリーズは、電熱ヒーターを内蔵し、スイッチ1つで暖かさを提供する画期的な防寒アイテムとして、2019年秋冬より発売開始。別売りのバッテリーを接続することでウェアに内蔵された電熱線があたたかくなる仕組み(画像:ワークマン プレスリリース)

日本人の防寒着には歴史があります。平安時代から続く「重ね着による防寒」、戦後の化学繊維や合成素材の普及、2000年代にはユニクロの「ヒートテック」によって肌着の概念が一変しました。そして、昨年は「リカバリーウェア」が流行語大賞の候補となり、パジャマのあり方まで変わりました。その流れで今年は本格的な流行の気配を感じるのが“着る暖房”や“着るコタツ”とも呼ばれる電熱服(加熱式衣料)。まだ呼び名が定まっていないので、ここではファッション的な視点から“ヒーターウェア”と名付け、その流行の兆しと理由を考えます。

ココがポイント

ワークマンが世界初のヒータージャケット 服が熱で体を温める
出典:日経クロストレンド 2021/9/28(火)

ワークマンの「着るコタツ」が好調だ。(中略)シリーズ累計の販売数は60万点を突破
出典:ITmedia ビジネスオンライン 2025/12/13(土)

2023年の市場規模:0.33億米ドル 2024年の市場規模:0.35億米ドル 2032予測市場規模:71億米ドル
出典:Fortune Business Insights 2025/12/15(月)

「エアコンの​2027年問題」​買えない、​直せない​未来も​ 今年の​影響は?
出典:Yahoo!ニュース オリジナル 2026/1/3(土)

エキスパートの補足・見解

ユニクロの「ヒートテック」が「重ね着からの解放」、リカバリーウェアが「睡眠の質向上」といった明快な価値を提示したように、ヒーターウェアも「着る暖房」としての新しい価値を打ち出しています。注目する理由はこれらに共通する“快適性”だけではなく、社会的・経済的な要因が影響していると考えられるからです。

それを後押ししているのは、電気代の高騰、キャンプやデスクワークで実用性に優れた服の定着、エアコンの2027年問題といった、日本社会の変化です。“動かずに寒さをしのげる服”の需要は高まり、“全体を温める暖房”よりも“自分だけを温める衣類”を選ぶ合理性があります。

現在、先行者利益を受けているワークマンが世界初のヒータージャケットをリリースしたのが2021年。2023年時点でのヒーターウェア市場は約47億円とされ、2032年には約1兆円規模に成長するとの予測も出ています。またアパレル系だけでなくCIOのようなテック企業も参入し、この市場の新しさを象徴しています。

以上の理由から、ヒーターウェアは「次の常識」となる可能性を秘めているように感じます。

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STEKKEY 代表│コミュニケーション・ディレクター

社会や企業のトレンドと課題を整理し、伝わる形にするコミュニケーション・ディレクター。「WWDJAPAN.com」チーフプランナーを経て、30歳を機に株式会社STEKKEYを設立。「社会、企業、消費者をステキにアップデートする」ことを軸に、「news zero」や「note」とのパートナーシップ、東京ファッションウィークをはじめとした仕事など、業種・規模を問わず3桁以上の案件に携わる。行動心理学を応用した戦略設計から制作、デジタル開発まで横断できる点を強みとし、2025年はAI開発も推進。執筆記事のヤフトピ掲載率は約3割。仕事・出演依頼、問い合わせ:https://www.stekkey.com

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