「じゃあ、荷物どこに置けばいいか教えてくれます?」新幹線自由席「2席」をキャリーケースで「占拠」する家族。逆ギレすんなの声も【専門家助言】
正月帰省のピークを避けて移動する人も増えている様子の昨今。しかし、やはりどうしても鉄道などの利用者が集中する日もあるのが実情だ。 JR東海によれば、2025年12月26日から2026年1月4日までの指定席の予約席数は、12月15日現在 、東海道 新幹線が252万席、名古屋発着の在来線特急が8万席と、12月15日現在で前年比104〜105%を記録したという。 「この報告では、新幹線下りのピークは1月3日であることも指摘されています。この日を避けて席を予約するだけでも激しい混雑を免れる可能性は上がりますが、注意したいのは荷物です」 こう話すのは、危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏。 「帰省先から戻る際には、往きと比較してお土産や洗濯物などで荷物が増えているという方も多いはず。列車を利用する日を工夫するだけでなく、荷物を配送しておくと移動がラクになります。 ただし、年末年始は配送に遅れが出る可能性もあるため、荷物の中身は吟味するようにしましょう。 最近、新幹線では予約が必要な特大荷物スペースを未予約の観光客などが勝手に使用してトラブルになるなど荷物問題の発生が少なくありません。足元や棚に置ける荷物のサイズや特大荷物スペースの予約方法などを事前に確認することも重要です」 今回取材に応じてくれたのは、昨年の正月帰省で「こだま」の自由席を利用したというSさん。のぞみなどよりはマシだったかもしれないが、車内はやはり混雑していたという。 帰省を終えたSさんは、夫と2人で始発から並び自由席を押さえることができたが、同じ駅から乗り込んだ家族連れが、大小のキャリーケースやボストンバッグなどをいくつも持ち込み、父親らしき人物が3席並びの席の窓側に座ると、隣の2席に家族分の荷物を乗せて占拠したという。 その時の状況についてSさんはこう述べた。 「父親らしき男性以外の家族は、サッと別の席を取って座りました。最初から『お父さんは家族分の荷物置き場を確保する』と相談していたのじゃないかと思います。 荷物はすべてちゃんと見たわけではないですが、足元に大きなキャリーケースを1つと小ぶりのキャリーケース、座席にも旅行鞄や紙袋などをどさどさと置いていました」 やがてその車両の席は乗客で埋まっていったという。問題が起きたのは、満席になった後だった。 「ある駅で女性2人連れが乗ってきて、『ここ空いてます?』と男性に聞くと、『いや、家族がいるんで…』と答えました」とSさん。 女性2人は一旦その場を去ったが、席が空いていなかったためか、しばらくしてまた戻ってきた。そして、窓側に座る男性に目を留めると、「家族の方、まだですか?もししばらく荷物を置いておくだけなら、足元に置いてもらえませんか」と聞いたんです。 すると、男性は「どうやってこんなデカい荷物を俺の足元に置くんだよ。そもそもこの量だぞ。じゃあこんなにたくさんの荷物、どこに置けばいいか教えてくれます?」と声を荒らげたという。 女性2人は上の棚をちらっと見たが、男性は「これをあそこに置けって?ムリだろ」と強い調子で答えた。女性たちはそのあまりの勢いに圧倒されてデッキに向かって歩き始めたが、Sさんの席を通り過ぎた時「逆ギレすんなって…ねぇ」と話す声が聞こえたという。 座席は荷物を置くための場所ではないという常識を、今一度確認する必要がある人もいるようだ。 【関連記事】「立ってる方もいらっしゃるの、ご存じ?」キャリーケースで座席占拠した乗客に「注意」した乗務員。恥をかいた男性が返した「驚きの言葉」とは ※本記事で使用している写真はイメージです 【取材協力】平塚俊樹:危機管理コンサルタント【聞き手・文・編集】川路詠子 PHOTO:Getty Images【出典】東海旅客鉄道株式会社:2025年度 年末年始期間の指定席予約状況について
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