居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織 作:エドモンド橋本
ライモンシティバトルサブウェイ
お互いの強さをしっかり確認する為に2人はマルチトレインに乗って行った。一応保護者としてアカギにもついて行って貰ったが、あの2人大丈夫かな?ちゃんと協力出来るのかな?
「え、とお兄さん、トウヤのせいで本当にすみません」
「あ、いやいや、頭あげてよ。元々ヒカリちゃんはバトルサブウェイに来たかったみたいだし、歳の近い友達が出来て嬉しいんだよきっと」
そう、だよね?ヒカリちゃん。
「トウヤは、焦ってるんです」
「焦ってる?」
不安そうな顔をするトウコちゃん。どうやら、トウヤ君も訳ありの様だ。
「ジムバッジは全て集めて、後はリーグに挑戦するだけなんですけど、ここ最近調子が悪いんです。勝ててもギリギリだったり、ポケモン達と意思が通じ合えない事が多くて、思い通りに行かないバトルが続いてて」
「だから俺に弟子入りか、トウヤ君の行動力は凄いなあ」
「そうなんです!トウヤはいつも直ぐに実行に移すタイプで、迷わずに行動出来るんです。それに比べて私は、常に迷ったり、悩んでばっかで全然ダメな、あ!すみません!初対面の人にこんな」
「トウコちゃん」
この子はどうやら勘違いしている。
「はい?」
「君のそれは、ダメな事なのかな?」
「え?」
「トウコちゃんは、迷って良いんだよ」
彼女達はまだ子供だ。間違ってる事は教えてあげないといけない。自分を卑下する事が、自分の首を絞めてしまう事に繋がるならそれは何としても止めなければいけない。可能性を自分の手で壊させてはいけない。
「自分の事で迷ったり、悩んだりするのは悪い事じゃない。君はまだ子供で、1人で旅に出て、ポケモンを捕まえたりバトルしたり、危ない場面に出くわすこともある。だから、安全な道を探したり、夢を叶える為に必要な事を模索したりするんだ。その道中、迷う事も、悩む事もある。それは、当然の事だろ?」
トウコちゃんにとってトウヤ君の存在は、眩しすぎたんだろうな。彼はどんな場所でも自分の力で道を切り拓いて来たのだろう。トウコちゃんには出来ない事を簡単にやってのけて来た。だからトウコちゃんは、自分を卑下してしまっていたのだろう。
「優柔不断だなんだって言われる事もあるだろうさ。でも、君は、立派にトレーナーやれてるんじゃないかな?」
少なくとも、トウヤ君はトウコちゃんを認めている。2人の会話を聞いてそう思った。顔を伏せて佇んで居たトウコちゃんは、ゆっくりと顔を上げて、俺に目を向けた。
「何か、私、お兄さんみたいになりたいな」
笑顔でそう言うトウコちゃんの肩に手を置き、俺も笑顔で応える。
「やめておきなさい」
「えっ!?」
やはり間違いは正さなきゃいけないな。すると、先程よりも周りの声が大きくなった。
「おい!あのマルチトレインすげえぞ!」
「まだ子供だろ?すげえ勢いだぞ!」
大人達の視線の先には、マルチトレインの映像を映し出すモニターがあった。モニターには、ヒカリちゃんとトウヤ君、そして2人のポケモンであるルカリオとシャンデラが映っていた。相手のゼブライカをルカリオが波動弾で沈め、続け様にシャンデラの火炎放射でギギアルもダウンした。さっきまで言い合ってた2人は、満面の笑みでハイタッチを交わす。やはりあの2人はきっと同じ何かを持っている。それは隣で嬉しそうに微笑むトウコちゃんも一緒だろう。
ヒカリちゃんとトウヤ君のタッグは、最終的にサブウェイマスターに敗北した。
久々にあの双子のバトル見たけど、やっぱ強えな。勧誘しようかな。まあ、無理だろうけど。
どなたかカグラ団のシンボルマーク考えてくださる方は居られませんか?
追記
活動報告にて正式に募集してみました。
お時間ある方は宜しくお願いします。
カグラ団の服装を統一した方が良いか
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YES
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NO