居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織   作:エドモンド橋本

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Nの次はT

 

 赤黒のキャップを被り、青の長袖ジャケットを着たいかにも同世代からモテるであろう少年。俺の両手を握ってキラキラした目で話し始めた。

 

 「さっき、ここを通った時にお兄さんのミミロップを見まして!遠くからでも良く分かるほどすごく鍛えられてて、強そうで!俺チャンピオン目指してるんです!お願いします!俺を弟子にして下さい!!」

 

 「ほんで君は誰や」

 

 「あ、すみません!俺トウヤって言います!!よろしくお願いします師匠!!」

 

 いや弟子にするって言ってないです。師匠何て呼ばないでくれ。しかし、本人は既に決めたのか知らないが、満足そうにニコニコしている。

 

 「トウヤ!!勝手に走って行かないでよ!!」

 

 トウヤ君が走ってきた方から今度は女の子が走って来た。ふわふわした茶髪をポニーテールにしてその上からキャップを被ったヒカリちゃんクラスの美少女。しかし、この子ホットパンツにノースリーブのトップスにベストという、俺がジロジロ見たら捕まんじゃねえかって格好してる。

 

 「あ、トウコ遅かったな」

 

 「遅かったなじゃないでしょ!直ぐ走り出す癖何とかしてよ!」

 

 随分と距離感の近い2人。ははーん、お兄さん分かっちゃったぞ。この2人、まさか。

 

 「あ、そうだトウコ、紹介するぜ!こちら、俺の師匠です!」

 

 「違います」

 

 「ええ!?何で!?」

 

 だから一言も師匠になるなんて言ってねえのよ。君が勝手に話し進めてるだけだから。ほら、トウコちゃん?が何か言いたげな目で見てる

 

 「あ、あの、トウヤが迷惑かけてしまったようで、本当にすみません!」

 

 「あ、ああ、良いよ気にしないで」

 

 何て良い子なんだろうか。友達の為に自分は関係ない人に頭を下げるとは、しっかりしてて偉いなあ。

 

 「ほらトウヤも!」

 

 「ウッ、サーセン」

 

 この子はまだ諦めてない感じだな。隙を見て弟子になってやる、そんな目をしてる。

 

 「親分ー!!あの観覧車凄かったです!!」

 

 ああ、面倒なタイミングでヒカリちゃんが帰ってきた。楽しそうに観覧車の景色を伝えようとして来るが、トウヤ君とトウコちゃんを見つけた途端不満気な顔で俺の腕にしがみついて来た。

 

 「親分、誰ですかその子達」

 

 「師匠!!親分ってどういう事ですか!?」

 

 「ボス、何かありましたか?」

 

 めんどくせぇ〜。親分だの師匠だのボスだの。分からん。もう自分が何か分からん。

 

 「む!貴方親分の弟子を名乗るだなんて不敬です!」

 

 「フケーって何だ!大体君は師匠の何なんだ!」

 

 「私は親分の秘書です!偉いんです!貴方の様な不敬な人とは違うんです!」

 

 「ひ、ヒショだと!」

 

 「え、秘書で、親分?」

 

 うん、トウコちゃん。君のリアクションが正しい。しかし、2人の言い合いも激化して来たな。早めに止めるか。

 

 「良いでしょう!それならバトルサブウェイで貴方が親分の弟子に相応しいか見定めてあげます!」

 

 「よし分かった!それなら早く行こうぜ!!」

 

 俺の手を引くヒカリちゃんとトウヤ君。申し訳なさそうな顔でペコペコしながらついて来るトウコちゃん。特に何もせず、ライモンシティの技術に感心して歩くアカギ。頼む、俺はイッシュの神話を調べたいだけなんだ。助けてくれ。

 

 

 

 




ヒカリちゃん(13)
トウヤ君(15)
トウコちゃん(15)
アカギ君(27)
親分・師匠・ボス・ダーリン(22)

カグラ団の服装を統一した方が良いか

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