居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織   作:エドモンド橋本

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トモダチの解放

 

 

 「君のトモダチは、随分不思議な子だね」

 

 「あ?」

 

 何じゃあ、急に見てきて俺のハニーを不思議だとは失礼な奴め。この子はちょっと伝説級のポケモン達がビビっちゃう程度の可愛い女の子だぞ!全くこれだから最近の若いイケメンはダメなんだよ。乙女心を理解出来ないなら、その顔を俺によこせ。

 

 「珍しい。ここまで人間と距離の近い子が居るとは」

 

 そりゃそうだろ。お前、自分のポケモンにキス迫られたり薬指に指輪はめられかけた事あんのか?この子と俺の距離感舐めんなよ?

 

 「ねえ、Mr.K、君はボールに閉じ込められているポケモン達が可哀想とは思わないか?」

 

 えらい早口だなこのイケメン。またボールに入れられているポケモンが可哀想とかそんな話されてもなあ。そんな答えは簡単には出せんだろ。

 

 「まあ、よくわかんねえけど、ウチの子達は別に可哀想には見えないけどな。他は知らんが」

 

 「ロップ♡♡♡♡♡」

 

 見ろこの可愛い可愛いハニーを。これを可哀想に見えるなら眼科行ってこい。

 

 「そうか、僕はね、ポケモン達を助けたいんだ。人間に利用されるポケモン達が、可哀想だからね。ポケモン達は自由な存在な筈なのに、モンスターボールに閉じ込められ、勝手に分類され、戦わされる。こんなのは、間違っている」

 

 「ガルルルル」

 

 コイツ俺を抱きしめるハニーを見ながら良く言えるな。見えてないのか?もしくはもう、見ようとしてねえのか?お前の言ってるポケモン達の中にハニーは含まれてねえのか?入れてやれよ。ウチの子だけのけもんにすんな。

 

 「ポケモンを解放ねえ。別に全否定はしねえけど、それを現実にするなら、イッシュだけじゃなく、広い世界を旅して多くの人とポケモンとの生活を見てみないとダメじゃないかな?」

 

 ポケモンと人間は共存出来ている。そう胸を張って言うつもりはない。俺のポケモン達の中にも人間に傷付けられた子が居る。だから、このイケメンの言う事を完全に否定はしない。それでも、解放という判断は極端な気がする。一度世界回ってみると良い。面白い付き合い方をする人間とポケモンだっている。

 

 「そんな必要は」

 

 「お前は、極端な景色を見せられているかも知れねえだろ?」

 

 情報操作とか洗脳されてんのかってレベルの思想だしな。中々危ねえぞ。話し方も何処か見た目に反して子供っぽいし。今も俺の言葉に分かりやすく嫌な顔をした。

 

 「ッ!でも、僕はこの世界を」

 

 「お前の理想は、今のままじゃ危険すぎる」

 

 幼い子供が本当に大切なポケモンを取り上げられたら、この世界に対してどう思うか。ポケモンと人間の関係の全てが間違ってるわけじゃない。まあ、それを悪の組織の人間が諭すのも違うかな?真っ直ぐ俺を見つめるイケメン野郎は、スッと踵を返す。

 

 「君とは、また会いそうだ。じゃあね、Mr.K」

 

 俺はもうお前みたいなイケメン見たくねえよ。えーと、なんだ?CO2?

 

 「ロップ♡♡ルー♡♡」

 

 「ハニーは、俺から解放されたい?」

 

 「………」

 

 「悪かった、酷いこと聞いたね?うん、だから、そんな顔しないでよ。この世の終わりみたいな、やめよう。うん、どうすれば許してくれるかな?」

 

 多分この子は解放されても、道中更地にしながら戻って来るわ。ていうかこの子を野生に放つのは危険すぎるぞ。てか、そろそろヒカリちゃんとアカギが帰って来るかな?と思っていると、凄い勢いで少年が突っ込んで来た。

 

 「弟子にしてください!!」

 

 「は?」

 

 「ガルルルル!!」

 

 あれ、ライモンシティには変な奴しか居ねえのか?

 

 

 




実は、カイトは地味な感じの容姿という設定ですが、最初にサカキと出会った際にサカキから女が寄ってきそうな顔をしている、と言われてるんですよね。

カグラ団の服装を統一した方が良いか

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