居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織   作:エドモンド橋本

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巨人の意地

 

 

 「フハハハハハハハ!!!愚かで滑稽、そして歪な巨人よ!!私の前に出て来ても、やはり貴様では私には届かない!!」

 

 「ズッ、ズ」

 

 「レジギガス!」

 

 「おいおい!大丈夫かよあいつ!?」

 

 レジギガスが膝を突く。激しい攻防の末、レジギガスが押し負けた。最初は押していたが、直ぐに見切られる様になり、アルセウスがレジギガスを圧倒し始めた。

 

 「さあどうした?先程までの強がりを見せてくれ!!」

 

 「ズッ!」

 

 あ、そう言うことか。

 

 「全員ここから出ろ!!レジギガスの邪魔になるだけだ!!」

 

 空中で戦えるアルセウスとは違い、レジギガスは一歩ずつの行動が大きい。行動する前に一度俺達の方に顔を向けたレジギガス。きっと俺達に気を使いながら戦っていたんだ。申し訳ねえな全く!

 

 「サカキ!」

 

 「全員今直ぐ退却しろ!!ボスの命令が聞こえんのか!!」

 

 「チッ!先に行ってるぞ!ダンナ!」

 

 「……待ってる!……」

 

 「カイトさん!助けがいるなら叫んでよ!必ず行くから!!」

 

 「まだ、貴方に何も見せて貰っていない。ここで終わるなどあり得ない。待っています」

 

 「お兄さん!!まだ、ちゃんとお礼言えてない!!ちゃんと、ありがとうって、言いたいから!!帰って来てよ!!」

 

 愛されてんねえ。居酒屋に入り浸ってただけの歴史好きな俺が。たった1ヶ月経ってないくらいでこんな事になるかねえ?

 

 「……シロナさん、何してるの?早く逃げないと」

 

 「私はまだ、貴方から本当の事を聞いてない」

 

 「それなら」

 

 「きっと、この2体の戦いの結末が、貴方の今と関係してるんでしょ?」

 

 きっと彼女は俺の言う事を聞く気はない。昔から少し頑固な所がある。それも彼女の魅力だ。彼女はチャンピオンだし、何とかなるだろ。もし万が一何かあっても俺が死んでも守る。うん、だからハニー、そんなに暴れるな。腰にマッサージ機当ててるみたいになってるから。

 

 「愚かだ、お前達は皆愚かだ。私こそが、全ての始まり。それを否定するなどあってはならん!!」

 

 もう終わりにしようとしてんな。あの神様。でも、あれが本当に神なのか?人間が嫌いで、プライドの高い神、別に不思議じゃないが、それでも何か違和感を感じた。

 

 「消えろ。歪な巨人よ、お前を目覚めさせた汚い人間と共に」

 

 「ズッ!!ギガ!ギガアアアアアアアアア!!!!」

 

 「無駄な事を!ッ!?何を」

 

 レジギガスは攻撃を喰らいながらも必死に伸ばした手で、アルセウスの身体を掴んだ。そしてアルセウスを掴み、握り潰す様に力を入れる。

 

 「グアアア!!ッ汚い手で私に触れるなあ!!!っがあああ!!!」

 

 苦しそうな声を上げるアルセウスを掴んだまま地面に叩きつけて引き摺り回す。

 

 「アアアア!!ヤメロオオオオ!!!ブバッ!!」

 

 掴んでいたアルセウスを宙に投げ、オーラを纏った拳を振り下ろした。勢いよく叩き付けられたアルセウスは、ピクピクと痙攣している。いや強。てかエグいなレジギガス。

 

 「クソガッ!こんな、事が、あって良い筈がない!!もうこのままこの世界」

 

 「貴方の負けですよ」

 

 「ッ!」

 

 急に現れた、もう1人のアルセウス。え、何これ、どう言う状況?

 

 「おお!我が半身よ!!よく来てくれた!!今こそ1つになり、この愚か者共を」

 

 「消えなさい」

 

 新アルセウスの一言により現れた、黒い渦。これは、俺があのドラゴンについて行った時に入った渦に似ているが、より禍々しい何かを感じる。

 

 「お、おい貴様何を!!」

 

 「貴方はもう、必要ない」

 

 「や、やめ」

 

 スンッ、と一瞬にして吸い込まれた前アルセウス。これはどう理解すれば良い?

 

 「改めまして、謝罪と感謝申し上げます。レジギガス。そして、人間」

 

 「うん、で?アンタは、本物?」

 

 「彼も本物でしたが、まあ、話の分かる方、という認識で結構です」

 

 何か軽いなあ、この神様。

 

 

 

 

 




アルセウス(悪) 
アルセウス(善) 

チョコにしちゃうぞ!

カグラ団の服装を統一した方が良いか

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