居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織 作:エドモンド橋本
「ボスーーーー!!!」
「ぶぼべらあっ!?」
「うおおお!!ボス!!心配したぜ!!」
やり直せ。もう一回やり直せ。何で現実世界に戻って来て最初のハグがお前なんじゃウシオ。離れろこの筋肉バカ。
「ちょっと!ボスを離しなさいよバカ!」
「そうだよ!カイトさんとハグするのは私だ!!」
「……」
あ、イズミさん頑張れ!ヒガナちゃんも!2人とも可愛いね!俺の為にそんな必死になって。うん、カガリちゃん。どっから出したか分からないその謎の注射器仕舞おうか。流石に死人が出そう。
「散れ、お前ら」
「ッすまねえボス。心配だったからよお」
何で俺の言うこと聞かねえくせに、サカキにビビっとんねんお前。俺ボスちゃうんかい。
「はあ、はあ、全く、良いか?俺に抱きついて良いのは女の子だけ。これをカグラ団のキャッチコピーにする」
「気の狂った組織に思われますよ」
ホムラよ、悪の組織なんぞ狂った奴らの活動なのだ。
「ダンナ!相変わらず無茶するなあ!」
「ご無事で何よりです」
「アオギリ、マツブサ。レジギガスの件、ご苦労さん。お前らも頼もしくなったな」
まあサカキとヒガナちゃんが付いていたってのもあるけど、今回2人は問題無くレジギガスの復活に貢献した。これは誉めるべき功績だ。
「ッおおう!これからも何でも言ってくれ!何だってやってやるぜ!」
「……勿体無いお言葉です。今後もご期待に応えられますよう精進して参ります」
相反する2人だけど、これはこれで相性いいのかな?今後とも何かを進める上ではこの2人に相談するのもありだな。
「ん?あれ、そう言えばディアルガとパルキアは?」
「ああ、それでしたら」
「アカギさん!!!」
俺の問いかけに答えようとしたホムラだったが、大きな声に遮られた。そしてその声の正体は、スッと俺の横を走り抜けた。
「ッ、きみは」
「ごめん!アカギさん!!私、アカギさんを否定したかったわけじゃないよ!!アカギさんに、知って欲しかったの!この世界の良いところを!!まだ、終わらせないで、この世界を諦めないで!一緒に見ようよ、良いところ。私、いっぱい知ってるよ」
「君が、許してくれるのなら、共に、見てみたいと、今は思う」
「ッうん!」
シンオウの小さな英雄様は、どうやら、どんな人にも手を差し伸べてしまうようだな。定期的にアカギに休暇与えるか。そしたらヒカリちゃんとの時間も作れるし。
「カイト君」
「シロナさん、ただいま」
「ッ貴方は、本当に、無茶ばかり、ッいえ、そうね」
下を向いて肩を震わせたシロナさんは、スッと顔を上げて俺を見つめる。少し赤い目は、俺の為に泣いてくれたって事で良いのかな?
「おかえりなさい、カイト君。本当に、無事で良かった」
この人は優しすぎる。俺みたいな下らない人間が簡単に好きになって良い人じゃなかったんだ。これから伝えなきゃいけない真実は、彼女を傷付ける。見たくない。俺に向けるその顔を。でも、俺はもう、引き下がれないところまで来てしまった。
「シロナさん、俺は」
「人間が、随分勝手をしてくれたな」
「ッ!!?」
「ギガガガガガ!!!ギガアアアアアアア!!!!!」
凛とした声、目を向けなくても分かる。その全てを凌駕する存在感。近くにいるはずだ、しかし手が届くとは思えない程遠くにいるように感じる。
「やはり人間は、害悪でしかない」
神は、存在した。
何とか、仕事までにもう1話投稿!
やったぜ!
次回、ラグナロク開戦!
カグラ団の服装を統一した方が良いか
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YES
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NO