居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織 作:エドモンド橋本
「ギリアアアアアアア!!!」
「ッコイツは」
「この世界を守ってる?いや、閉じ込められているのか?」
暴れるようにこの世界を動き回るドラゴンは、とてもここを大切にしているようには見えない。さてどうするか、と考えていると、アカギが目の前に立った。
「ボス、ここは、私に初任務をくれまいか?」
「……やれる?あれ」
「やってみせる」
「いけるロト!アカギなら、あんなの簡単ロト!」
それなら、任せてみるか。
「じゃあ、頼むよ」
「心得た」
空中を舞うドラゴンを睨むアカギ。モンスターボールを取り出して宙に投げる。
「どるふあ!!」
「ドンカラス。ゴッドバード」
「どるふあああ!!」
青い覇気を纏ってドラゴンに突っ込んでいくドンカラス。しかし、ドラゴンはフワッと姿を消した。
「何だ、どこに」
「どるッ!?」
「ッドンカラス!!」
突如姿を表したドラゴンによって、ドンカラスは攻撃を受ける。そこから畳み掛けるように一方的な蹂躙が始まる。手も足も出ないまま、ドンカラスは戦闘不能となった。その後、言うまでも無く、アカギのポケモン達は次から次へとドラゴンに遊ばれるように攻撃を受け、倒れていく。そして、再び姿を消したギラティナ。恐らく次は、トレーナーであるアカギをロックオンしているな。流石に人間のアカギがあんな攻撃受けたら死んでしまう。ここは、選手交代だな。
「アカギ、チェンジだ」
「不甲斐ない」
「あんなの相手じゃ仕方ないよ」
昔姉ちゃんから習った事がある。未知の敵を倒す方法は1つだけ、圧倒的な力で殴る事。まさにそれを体現してくれる子が1人だけいるのよ。ウチには。頼むよ、ハニー。
「ッロップ♡」
「ギリュアボ!!??」
ドラゴンが姿を現したタイミングで顔面に冷凍パンチを叩き込むミミロップ。通称ハニー。他のミミロップよりもはるかに大きな体。たまに赤く光る目。恐ろしい程の戦闘力。ある地方ではウチのハニーは可愛いだけの破壊兵器とまで呼ばれた。
「ギッ!ギリヤアアアアアアア!!!」
一旦距離をとってから再び襲いかかって来るドラゴン。
「もう1発行っとこうか」
「ロップ♡♡♡♡♡」
「グルアアッ!?」
ミミロップの冷凍パンチによって撃墜されるドラゴン。コイツ絶対ディアルガとかパルキアと同格だよな。レジギガスとかレックウザとかもそうだけど、え、ウチの子怖い。直ぐ俺の元に戻って来て抱き締めてくるミミロップはやはり可愛いが、この力を一歩間違えたら俺は一瞬で肉片になるのだろうかと思ったら恐怖で体が震えて来た。
「ぎ、ギリュ」
メガシンカは、いらないか。可哀想なことになるだろうし。俺はドラゴンに近寄り、声をかける。
「お前、こっから出たいのか?」
「ぎ、ギラ」
もはや抵抗する気は無いのか、素直に頷くドラゴン。
「俺達はこっから出てアルセウスを配下に置く為に戦いに行く。お前ここに閉じ込められたんだろ?だったら出ようぜ。こんなつまんねえとこ」
「ギ、ギリュ」
「よし、ここ出てえなら、そこの男の余ってるモンスターボールに入れ」
俺がアカギを指差すと、ゆっくりと起き上がりアカギの方へと飛ぶ。
「ギリュ〜」
大人しく、アカギのモンスターボールの中に入り込んだドラゴン。そしてそのモンスターボールを持ち上げ、こちらを見つめるアカギ。
「……どうすれば?」
「面倒見て」
「はあ、無茶苦茶な方だ」
「こ、怖いロト、カイトは、怖いロト」
俺じゃねえ。怖いのはずっと身体擦り付けてくるこのミミロップであって、俺じゃねえ。この子メガシンカさせて勝負がギリギリだったのは今も昔も1人しかいないし。そいつ今何してんだろ。多分世界征服の障害になるのあいつくらいだろ。
「さて、そろそろこっから出るか」
「はい、このポケモンの力があれば、出れるでしょうし」
何て話してたら、何かを破るような音が響く、その方向から差す眩しすぎる光に、何と無くだが安心感があった。
「ギガガガガガ!!」
空間をこじ開けているレジギガス。コイツそんな事も出来たんかい。その足元には、腰の後ろで手を組む、右腕殿。
「迎えに上がりましたよ、ボス」
「そいつはご苦労さん。はあ、お前なら、何とかして見つけてくれると思ったよ」
「どこへでも行くと良い。必ず見つけてみせよう」
頼もしい限りだな。このおっさん。
仕事前に投稿できて良かった。
前回のアカギとロトムのお話は賛否両論ありましたが、個人的には書きたかった話なので自己満足してます。
ギラティナ「え?何なのコイツ、まあアルセウスボコってくれるんなら、言うこと聞いとこ」
カグラ団の服装を統一した方が良いか
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YES
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NO