居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織 作:エドモンド橋本
「アカギさんっっ!!」
空中デートが終了し、槍の柱に降りると、謎の黒いドラゴンがいた。そして何やら真っ黒い渦に向かって叫ぶ少女。
「ヒカリちゃん!」
どうやら少女はシロナさんと知り合いのようだ。シロナさんからヒカリちゃんと呼ばれた彼女は、シロナさんに気付くと、目に涙を浮かべて、転びそうな勢いで抱き付く。
「シロナさん!!アカギさんが!アカギさんが!!」
「落ち着いて!一体何が、それにあれは?」
困惑しているヒカリちゃんを落ち着かせ、話を聞き出す。ヒカリちゃんによると、アカギはヒカリちゃんとのバトルに敗れた後、突然現れたあのドラゴンの作った渦に取り込まれたようだ。
「なるほどね」
「早く助けないと!!アカギさんは悪い事をしたけど!それでも、悪い事をしなきゃいけないような、そんな環境にいたかもしれない!何があったか聞きたい!この世界での楽しい事を教えてあげたい!絶望のままいなくなって欲しくない!!」
必死にシロナさんの腕を揺さぶって叫ぶヒカリちゃん。世界を壊そうとしたアカギを純粋な感情で救おうとする。この子も、英雄か。
「よし、わかった」
「え?」
「カイト君、まさか貴方」
俺の目的はあれだけど。これなら、俺がアカギを助けるのもおかしな事はない。
「お兄さんも、そのアカギって人をこのまま見捨てるのは嫌だから、助けてくるよ」
「ほ、本当に!?」
「ダメよカイト君!危険すぎる!!戻って来れるか分からないのよ!」
何でそんな心配してくれんのよシロナさん。期待しちゃうよ。今更、ないだろうけど。
「それは、やってみないとね」
「そんな」
「ギリアアアアアア!!!」
黒いドラゴンの声が轟く。あいつもう戻る気だな。流石に渦がなくなると、入る方法が分からない。俺は全力ダッシュで渦に向かう。
「カイト君!!」
「シロナさん!俺、今日ずっとシロナさんといて分かったんだけど、やっぱ今もシロナさん好きだわ!!だから、シロナさんに嘘つきたくない!!だから戻って来たら、俺が何してんのかちゃんと伝えるから!!」
気分がハイになってんのか、自然とそう叫んでいた。でも、まあ良いか。それでまた、拒絶されて戦わなきゃいけなくなったら、その時はそれを受け入れよう。生半可な覚悟のまま始まったけど、俺についてくる奴の中に生半可な覚悟の奴はいない。俺も、それを背負わなきゃいけない筈だ。
「待てやドラゴン!俺も連れてけやあああ!!」
渦の中に消えるドラゴンの後を追う。渦に飛び込みながら、後ろを振り返る。泣きそうな顔のシロナさんと、もう泣いてるヒカリちゃん。そして今にも鎖を引きちぎる勢いのディアルガとパルキア。ああ、ありゃやべえな。まあ、あの2体はみんなに任せるか。帰って来れるか分かんねえけど、そん時は何とか見つけ出してくれ。
「頼んだぜ、サカキ」
カグラ団の服装を統一した方が良いか
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YES
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NO