居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織   作:エドモンド橋本

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絶望の中の希望

 

 

 一体何が起こっている?空に浮かぶ2体のポケモンディアルガとパルキア。それを縛る赤い何か。そして、2体のいる方向へ向かう巨人、レジギガス。え?この世の終わり?何がどうなってんだ?

 

 「あれは、レジギガスっ!?まさか、カイト君、貴方の仲間って本当に」

 

 「ああーーー!!ほ、ほら、シロナさん!何かギンガ団が、ディアルガとパルキアを使ってこの世界壊そうとしてんでしょ!?止めなきゃ!!」

 

 「……貴方って人は」

 

 あ〜、可愛い。その目はやばい。そして罪悪感もヤバい。何だろう、既視感ある。ああ、ハルカちゃんに対する罪悪感と一緒だこれ。

 

 「そう言えば、ギンガ団のボスってどんな人?」

 

 「……アカギ。彼には、感情が無い」

 

 感情がない?そんな人間いるのか?まあ、それも個性か。

 

 「でも、彼には人並外れた高い知能と、技術力があった。その力で、赤い鎖というディアルガとパルキアを拘束できる道具を作り出し、2体を使ってこの世界を壊そうとしている」

 

 ……いや凄っ!そいつ科学力だけで伝説のポケモンを支配しようとしてんじゃん。実際、あの2体縛ってる赤いのが、その赤い鎖でしょ?成功してんじゃん。すげえな。やり方や、やろうとしてる事は気に入らねえが、持ってる力は大したもんだ。アカギ、引き込むか。

 

 「アカギは、私達とは相反する存在。歴史の研究で伝説のポケモンを調査している私達と、科学の力で伝説のポケモンを支配する彼、きっと、分かり合える事はない」 

 

 「……」

 

 俺は完全に相反する存在ではないんですよね〜。悪い人で括ったら一緒なのよ。ごめんよシロナさん。

 

 「ごめんなさい、早く行かなきゃよね」

 

 「ん?ああ、大丈夫ですよ」

 

 しかし、槍の柱って確か遠かったよな。取り敢えず急ぐか。

 

 「シロナさん、ごめん」

 

 「え、きゃっ!?」

 

 うわっ!軽い!女性だ!!女性お姫様抱っこしてる!!俺今日で死んでも良いわ!!サヨナラみんな!

 

 「ふるふお!!」

 

 「頼むファイアロー槍の柱まで運んでくれ」

 

 空中デートスタート!

 

 

 

 

 「ッマ、ニュー」

 

 マニューラが倒れた。つまり、私の負けだ。目の前の少女、ヒカリに目を向ける。

 

 「何故だ。何故、邪魔をする!?」

 

 「この世界を、壊させたりなんかしない!」

 

 彼女の真っ直ぐすぎる目が、苛立ちを加速させる。

 

 「分からないのか!?この世界は不完全なのだと!」

 

 「不完全だからって、壊して良い理由にはならない!この世界をゆっくりでも作り上げて来た人達がいるの!それを簡単に壊して良いわけない!」

 

 「ッ理解出来ない」

 

 何故誰もこの不完全な世界を不審に思わない?何故、私の言葉を、理解してくれない。ヒカリ、君は何故、そんな目を私に向ける?

 

 「私は、アカギさんを、知りたい。貴方を助けたい!」

 

 「無理だよ。誰にも、私は救えない」

 

 「そんなのっ!」

 

 突然私と彼女の間に現れた禍々しい巨大なポケモン。ボロボロの羽。6本の足。コイツは何なのか、その答えを導き出すよりも先に、私の意識は途絶えた。

 

 

 「………」

 

 闇に包まれた。何処か分からない場所。真っ暗な中。私は生きていることだけが理解出来た。何もない。誰もいない世界。ああ、そうか。これが、私の望んだ世界か。これで良い。これで。

 

 「よっ、と、おお、いたいた。あんたがアカギか」

 

 「……誰だ?」

 

 誰も居なかった筈の空間に、突如現れた若者。一見目を引く特徴はないが、只者じゃない何かを感じる。そもそも、何故ここにいる?何をしている?

 

 「ああ、俺はカイト。ここだけの話、カグラ団って組織の一応ボスやってる」

 

 カグラ団?聞いた事がない。

 

 「それで、何のようだ?」

 

 「ああ、そうそう」

 

 カイトという男は満面の笑みで手を差し伸べて来た。

 

 「アンタ、うちの組織に入れよ」

 

 興味がない。早く消えてほしい。どうでもいい。色々言ってやりたかったが、何故か、その男から目を逸らせなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

カグラ団の服装を統一した方が良いか

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