居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織   作:エドモンド橋本

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読者の皆さんから見て追加した方が良いタグがあれば教えて下さい。


歴史の価値

 

 

 シンオウ調査チームA

 ヨスガシティ

 

 

 

 ポケモンコンテストを見て、ふれあい広場でお互いのポケモンを見せ合い、カフェで今どんなことしてるかを話している。楽しい。まさかこんな形ではあるがシロナさんと再会できて、結果的にデートしてるなんて。何だよ、1人になって正解じゃねえか。ん?あ、ヒガナちゃんからだ。そう言えばおっさんに囲まれてたなヒガナちゃん、大丈夫?あ、そう、大丈夫なのね?え、巨人の場所わかったの?流石だわ。超有能。

 

 「それで、入るのにチャンピオンの許可がいるんだよね」

 

 「……ちょっと待ってね。あの〜、シロナさん」

 

 「何かしら?」

 

 机に頬杖ついて艶然と笑うシロナさん。ふー。口笛吹けねえけど吹いてみた。何て色っぽい。肌を出さずに、このセクシーさ。上品な色気。好きだわ〜。ってああちがう。

 

 「俺の連れが、今キッサキシティで、巨人伝説について調べてまして、それでその、キッサキ神殿の方に」

 

 「ええ、良いわよ」

 

 「あ、はい、ダメで、え?」

 

 「カイト君のお仲間なら、良いわよ。キッサキ神殿調べても。ふふ、ついでにレジギガスを目覚めさせてくれると面白いわね」

 

 ……。

 

 「あ、はは、ありがとうございます。あ、ヒガナちゃん。許可取れたから行って良いよ」

 

 電話越しにヒガナちゃんからえっ!?って聞こえる。うん。俺が1番驚いてる。すごいね。もしかして俺すごいのかな?自信持って良いのかな?

 

 「うん、あ、頑張ってね。うん、はーい。あ、すみません。ありがとうございます」

 

 「構わないわ。それで、カイト君は今、巨人伝説を調べているの?」

 

 「今は、巨人伝説を中心に、シンオウ神話を調べています」

 

 「そう。ねえ、少し移動しても良いかしら?」

 

 「え?」

 

 「見て欲しいものがあるの」

 

 見て欲しいもの?え、何?スッと席から立ち上がり、カフェから出るシロナさんを追う。流石にカッコつけて支払いを済ませようとしたが、まさかのシロナさん経営の店だった。もうこの人相手にカッコつけるの無理よね。

 

 「これを見て」

 

 シロナさんに連れて行かれたのは、ヨスガシティの外れにある教会の裏。そこには、小さな石碑があった。

 

 「ん?え、これ!」

 

 「ふふ、気付いた?」

 

 その石碑には古代文字が彫られていた。字系や、石の状態からして推定3000年前のもの。

 

 「俺が旅をしていた時はこんなものはなかった気がするんですよね。それにこんな貴重なもの。もっと厳重にしないと」

 

 「最近私が見つけたの」

 

 「……え?」

 

 この人サラッと凄い事言ったぞ。

 

 「シロナさんが、見つけた?これを?」

 

 「そう、凄いでしょ?ふふ」

 

 そんなお茶目な感じで言っても可愛いだけよ?大体シンオウ地方の歴史はもう探索され尽くした筈。今更何でこんな貴重なものが。

 

 「ポケモンが隠していたの」

 

 「……なるほどね」

 

 洞窟や穴に住むポケモンは人間の残した物の価値など分からない為、巣に持ち帰ったり、何故か常に持っていたりする。ここはゴーストタイプのポケモンがよく出たりする。幻術でも使って見えないようにしていたのだろう。

 

 「凄いですね、シロナさん、これは大発見ですよ」

 

 「そう?ありが」

 

 「ぶにゃあ!!」

 

 「ッ!シロナさん!」

 

 いきなり草陰から飛び出して来たポケモンがシロナさんに襲いかかる。何とかぶつかる前に突き飛ばせたが、女性を突き飛ばすとは一生の不覚!これは恥ずべき事!!

 

 「フハハハ!!情け無いなあ!!チャンピオンシロナよ!!」

 

 「全くだ!」

 

 「ぶにゃあ!!」

 

 石碑の前に立つ2人の男。おかっぱ頭に宇宙服のようなタイトスーツ。1人は何故かピッケルを持ってる。そしてシロナさんに飛び付いたであろうブニャット。まあ、とりあえず。

 

 「ダッセ」

 

 「何だと貴様!!」

 

 「このギンガ団スーツの魅力が分からぬとは可哀想なやつめ!」

 

 分かりたくねえよ。ダッセェ。何で団がつく組織は服だせえんだよ。あれ?それで行くとカグラ団も服ダサくなる感じ?うわあ、嫌だから、ウチは特に決めないようにしよう。

 

 「ふん!忌々しきチャンピオンシロナよ」

 

 「また貴様こんな石ころ見つけやがって!」

 

 「それは石碑よ。石ころじゃない」

 

 そうだ。石ころじゃ無い。シロナさんがそう言ってんだろ。変態おかっぱコンビが。

 

 「その石碑には歴史が埋まってるの。これからの世界にとって大切なものよ」

 

 「どうだって良いわ!!こんなくだらない物見つけやがって!我等ギンガ団はこの世界を壊し!新世界を作るのだ!!くだらない歴史など叩き壊してやる!!」

 

 ギンガ団とかいう組織の男は思い切りピッケルを振り上げた。

 

 「ダメッ!!!」

 

 何をしようとしてるか気づいた時俺は、走り出していた。

 

 「ほぶぐっ!!??」

 

 「え?」

 

 久々に人を殴った。拳が痛む。それでも、俺にはそんな事気にならなかった。殴られてぶっ飛ばされた奴に驚いたのか、尻餅をついてる男を睨む。

 

 「お前ら何しようとした?」

 

 「ッヒイッ!!」

 

 バカな奴もいたもんだ。自分達がしようとした事の愚かさを理解していない。

 

 「歴史ってのは勝者の都合の良いように書き換えられる。だから、この石碑は、ここで生きた人達が託した未来なんだよ。明日を変えようと、未来を変えようと、後世に少しでも価値あるものを残そうと、書いて、掘って、形にして、伝えようとしてくれてんだよ。自分達は死んでも、明日生まれてくる子供達の為に、未来を生きる人の為に、遺すんだよ。同じ過ちを繰り返さないように、より良い生活を送れるように、忘れられないように、繋いでいくんだよ。この石碑は、苦しみながらも必死に生きた先人達の、思い出なんだよ!記憶なんだよ!願いなんだよ!それを、お前らの薄っぺらい意思で、簡単に否定してんじゃねえぞ、三下アアア!!」

 

 「ヒイッッ!!や、やめろ!おれたちがだれかわ、分かってんのか!?ギンガ団だ!!新世界を」

 

 「過去を軽視する奴らの作る世界に価値なんかねえんだよ!!」

 

 「ヒギャアッッ!!」

 

 俺は気絶した男の持っていたピッケルを、男の股下に叩きつける。

 

 「お、おまえ、いっ、いった」

 

 「良いか?三下、テメェらのボスに伝えろ。昨日を嗤う奴に、明日は来ねえってな」

 

 「ひ、お、おぼえてろおお!!!」

 

 「ぶ、ぶにゃあ!」

 

 初めて生で聞く下手な捨てゼリフ。気絶してた男を担ぎ、固まってたブニャットと逃げていく。全く。歴史の価値を知らない馬鹿は困るぜ。

 

 「………」

 

 「………」

 

 やってしまった。

 

 

 2分後。

 

 「ボス!突然の連絡申し訳ございません。実は、ギンガ団という組織に接触しまして。その、戦闘になってしまいました。本当に申し訳ございません!!」

 

 「あ?お、おお、流石イズミさん。行動が早いね〜。もうついでに、邪魔だからギンガ団のアジト潰しちゃってよ」

 

 

 

 

 

 





カイト「助かったああ〜」


カイトさんのブチギレ姿はそうは見れないです。
カイトさん怒らせたらミミロップから蹴り殺されるか、ポリゴンZの破壊光線が飛んでくる。

明日から仕事の都合で更新ペース落ちます
申し訳ございません。

カグラ団の服装を統一した方が良いか

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