居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織   作:エドモンド橋本

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私はバトル描写が特に苦手なのであまり書きたくないんです。
必要なので書いてるところに関しても、とっとと終わらせようとしてしまう傾向にあります。その為、カイトのポケモン達がやたら強くなってしまうのです。


さらばホウエン

 

 

 「じじじ、じじ」

 

 「じゃき、じゃき」

 

 「じ、じ、ざ、ぜ」

 

 おっさんトリオの背後に立つ巨人。レジロック、レジアイス、レジスチル。他のポケモンとは違う圧倒的な存在感。よく捕まえられたなこんなの。

 

 「すげえなあ、お前ら。やるじゃん」

 

 「ガッハッハッハッハ!!おうよダンナ!!コイツはもう俺の舎弟だ!なんでも言うこと聞くぜ!!なんせ俺が睨んだだけで許してくれって泣いてたからな」

 

 「その通りだぜ!アニイは凄かったぜ!!」

 

 「ボス、全部嘘です」

 

 分かってるよイズミさん。だからそんな真っ向から否定してあげないで。なんか不憫。

 

 「全く、そんな嘘を並べてボスの気を引こうとは、愚かだな」

 

 「ああ!?やんのかメガネ!?」

 

 「ボス、こちらがレジスチルのモンスターボールです」

 

 「え?あ、いやいらない。マツブサが捕まえたんだから、マツブサが面倒見てあげなよ。そのレジスチルはお前の頑張りの証明なんだから」

 

 「ッありがとうございます。大切に育てます」

 

 え、どう言う感情?何をそんな感謝することがある?俺もう手持ち6匹のポケモン居るし、これ以上増やすと拗ねる子が居るから断っただけなんだけど。

 

 「まあ、3人とも成功してくれて何よりだよ。お疲れ様」

 

 「当然の結果だ」

 

 「そうだぜダンナ!!これからもドンドンやってやらあ!!」

 

 「勿体無いお言葉です」

 

 3人とも性格バラバラ。でも今んところ部下を持たせてもしっかり結果出せそうなのはこの3人だけだしなあ。

 

 「えっと次に、新メンバー紹介ね。まあ、皆んな一度会ってるけど、ヒガナちゃんです」

 

 「どうもヒガナです!よろしく!」

 

 活発な感じで可愛く敬礼を決めるヒガナちゃん。素晴らしい。今カグラ団にはいないタイプの美少女。完璧だわ〜。

 

 「取り敢えず、目的は達成したんでシンオウに向かいますかって、言ってはみたけど、移動手段がないか」

 

 俺とサカキがホウエンに来れたのは、サカキが顔割れしてなかったからだし、今回は指名手配犯が6名、まとまって動くのは危険だよな。

 

 「ボス、2日後にシンオウ行きの船を既に押さえてあります。マグマ団時代によくしていた情報屋から根回しは済んでますので問題ないかと」

 

 お〜、流石マツブサ。次に必要な事を理解している。お見事。

 

 「それは助かる。そんじゃ、出発までにみんな必要なもの揃えておいてね。はい、解散!」

 

 

 

 

 

 

 

 2日後

 

 カイナシティの船着場にて。

 

 「……え、何これ?」

 

 マツブサから聞いていた船の周りにはやけに大きな人だかりが出来ていた。え?何?まさかマツブサ達見つかっちゃった!?ヤバいじゃん!?どうする!?

 

 「カイト」

 

 「お!サカキ!?もしかしてみんな見つかっちゃった!?」

 

 「落ち着け。問題無い。私と君以外は全員船に入っている。それにこの人だかりは皆お前目当てだ」

 

 「は?」

 

 「お兄さん!」

 

 大きな声で俺を呼ぶ少女。あれは、英雄様の片割れではございませんか。すぐ後ろからもう1人の英雄様がやって来られ、あれ?

 

 「息子とハルカちゃんの言うお兄さんとは、君だったんだな。久しぶりだね、カイト君」

 

 「あ、お久し、ぶりです、センリさん」

 

 ユウキ君の父ちゃんジムリーダーだったんかい!!

 

 「お兄さんひどいよ!何も言わずにホウエン出ていっちゃうなんて!あの時だってちゃんとお礼言えなかったのに!」

 

 「そうですよ!俺、あの時挨拶も出来てないんです!」

 

 ヤバい。罪悪感が凄い。俺の事忘れてんだろって思ってたのに。この子達は何て健気で優しいんだ。サカキにまで頭下げて、ダメだよ君達、あんな極悪人と目合わせちゃダメ。

 

 「全く、ホウエンに来ていたなら声をかけてくれても良いじゃないか」

 

 「あ、はは、すみません。急な仕事が入ったもんで」

 

 「今度はどこを救いに行くんだい?」

 

 「次はシンオウに、え?」

 

 救いに行く?何の話?

 

 「今ホウエンは君の話で持ちきりだよ。急に現れた男が、マグマ団とアクア団を壊滅させた後、隕石の破壊にも尽力したってね」

 

 話がデカくなりすぎてる!!??すんげえ聖人が誕生してる!!根っこは大悪党なのよ!!

 

 「お兄さん!俺、必ずチャンピオンになります!!だから、チャンピオンになったらお兄さんに挑戦させてください!!」

 

 「私も!!私の方が先にチャンピオンになるから!!私は、チャンピオンになれたらお兄さんと一緒に世界を回りたい!!」

 

 やめときなさい。碌な事ないから。そう言える立派な大人でありたかった。

 

 「はあ、まあ、どっちが先にチャンピオンになれるかは分からないけど。チャンピオンになっても、チャンピオンになれなくても、俺は君達の事忘れないから。次会うときに、その願いを聞いてあげるよ」

 

 「分かった!約束だよ」

 

 「約束!」

 

 「ああ、もちろん」

 

 俺2人と握手を交わして船まで歩く。船を囲む人達から沢山のお礼の言葉を浴びながら、船に入る。

 

 「ホウエンを救ってくれてありがとう!!」

 

 「また来てくれ!!」

 

 「本当に!本当にありがとう!!」

 

 笑顔で俺は街の人達に手を振る。そして、汽笛が鳴り、出航すると、小さな英雄2人が大きく手を振りながら叫んでいた。

 

 「お兄さん!!また必ず会おうね!!絶対、絶対だよ!!」

 

 「チャンピオンになって待ってます!!本当にありがとうございました!!」

 

 涙声になりながら叫ぶ2人に笑顔で手を振る。船は進み、もう2人の姿が見えなくなり、俺は手を下ろす。

 

 「サカキ」

 

 「何だ?」

 

 「もうホウエンには来ねえぞ」

 

 罪悪感で死んでしまいそうだ。

 

 

 

 




ようやくホウエン編完結しました。
次は一度カグラ団メンバーの手持ちポケモンを纏めようかと思います。

カグラ団の服装を統一した方が良いか

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