居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織 作:エドモンド橋本
本当にありがとうございます!!
マジで適当に始めた話で矛盾とか多いし、語彙力皆無ですけど今後とも皆様よろしくお願いします!!
「ッ!!グラエナ!!」
どさりと倒れるグラエナ。最後に俺の方に向けた目は、申し訳なさそうに揺らいでいた。自分が不甲斐ない。カイオーガを復活させて、海を広げる計画は失敗。子供に阻止され、プライドも何もあったもんじゃねえ。
「お前ら結構すげえじゃん」
全てを失った俺にそんな言葉をかけてくれる奴がこの世にいたとは思えなかった。パッとしない男だった。それでも、底知れない何かを感じた。俺よりも若いその男についていきたい。こいつが目指す、神を支配下に置いた世界征服ってのが、どんな姿になるのか。その時、俺の愛する海は、どんな顔をしてるのか。それを知りたくて、カグラ団に入ったんだ。なのに俺は、失敗ばっかで、大嫌いなあいつの方が、結果出してやがる。
「じゃき、じゃき、じゃき」
目の前に立つ全身氷の巨人。カイトのダンナが見ようとしてる世界には、これ程の力が必要なのか。神を配下においた世界征服。カイトのダンナ、アンタは、いったい、
「お、アオギリ、これから一杯付き合えよ。ホウエンの美味い酒知ってんだろ?」
「これは究極の質問だ。お前は胸派か?尻派か?」
「気合い入りすぎ、力入れすぎ、気楽にやろうぜ。俺達は企業じゃねえんだ。失敗したって最後に成功すれば良い。そりゃあ、安全な近道があれば1番だけど、そんな簡単にはいかない。だから遠回りになるなら、精々その道中の景色も楽しめば良いっしょ」
いや、そんなに底の見えない人じゃないわな。酒と女が好きでポジティブな男だ。そんな人だから、惹かれたのかも知れねえな。何処へでもついて行くぜ、ダンナ。遠回りになっても、必ずアンタに追いついて見せる。
「アニイ!」
「アオギリ!援護を」
「ウシオ!!イズミ!!手ェ出すな!!」
後ろにいた2人をその場に留まらせる。俺は最後のモンスターボールを取り出し、今一度目の前の氷の巨人を睨みつける。
「レジアイス。一緒に来いよ。俺達のボスが見せてくれる景色は、こんな殺風景な洞窟よりも、もっと面白え筈だぜ」
「じゃき、じゃきいいい!!」
冷気の光線が俺の横を通り抜ける。後ろの2人も何とか無事の様だ。やはり、会話なんか通じねえわな。
「だったらタコ殴りにしてでも連れてってやる。今ここで拒否した事、後で後悔すんなよ?」
手に持っていたモンスターボールを投げると、最愛の相棒が姿を現す。
「悪いなあ、この力、使わせてくれ」
「サギャアア!」
勿論だと、そう言っている気がした。俺は首から下げている碇のペンダントを握り締める。
「サメハダー!!メガシンカ!!」
「踏ん張りなさいバクーダ!!」
「バックフウウ!!」
もはや手持ちはバクーダ一体。相手は、大きな鉄球の様な巨人。レジスチル。見た目からはがねタイプだと推測できる。先程グラエナに放った電磁砲から、でんきタイプを持っていても不思議ではないが、だとしてもバクーダなら有利だ。しかし、現実はバクーダが劣勢。
「じ、じ、ぜ」
どう言う事だ。このポケモンには、タイプ相性の有利不利も覆す程の力があるのか。
「く、マツブサ様、お逃げください」
「ここは……ボク達が……」
私の前に立つホムラとカガリ。私と同じ志を持ち、共にグラードンを復活させた優秀な部下達。全て失敗に終わっても尚、共に付いて来てくれた。既に2人はレジスチルの攻撃の衝撃に吹き飛ばされボロボロの状態。これは、私の完全な失態だ。せめて、2人だけでも逃さなければ、ボスにとって、この2人は必要な人財なのだ。せめて、せめて――
「完璧を求め過ぎ」
「申し訳ございません」
「いや、別に悪い事じゃないよ。完璧なのは良い事だ。誰だって、欠陥があるものよりも完璧なものが良い。でも、それを求めすぎちゃうと、完成に至るまでの工程も、完璧を目指してしまう。そうすると、失敗の中で気付く、面白い発見がないじゃん?」
「面白い、発見?」
「偉大な発明家達は、失敗にこそ正解を見出すものだよ」
「……」
「それにさ、完璧ばかり求めたら、マツブサはいつ報われるの?」
「私は、ボスに認めて頂ければ」
「俺は充分認めてるよ。この前会ったばかりだけどさ、俺達の目的をしっかり理解して、報告連絡相談も完璧。今日だって、こんなオシャレなバーを紹介してくれたし、もう言う事なしだね」
「ありがとうございます」
「でも、それで本当にマツブサは満足?」
「私は」
「一回、全部捨てて、泥臭く足掻いてみたら?真の発見は、新しいものを見つけ出す事より、新しい目で、可能性を見出す事だよ」
この巨人の力は、未知そのもの。今は勝てない可能性の方が多い。なら、足掻こう。泥臭く、不格好でも、ボロボロの状態でも、レジスチルを捕獲して、ボスの元に戻ろう。きっとあの人は、そんな私も受け入れてくださる筈だ。
「ホムラ、カガリ、下がりなさい」
「マツブサ様ッ!?何を」
「……了解」
すぐに下がるカガリと、困惑しながらも言う事を聞くホムラ。私は彼等の前に出て、ボロボロのバクーダの顔を撫でる。
「すまないが、無理をさせるぞ」
「バフッ!!」
怖がりで、戦闘を好まなかったドンメルが、ここまで頼れる存在になるとは。嬉しい限りだ。
「さて、レジスチルよ」
「じ、じ、ぜ、ぞ」
「君が人間の為に尽くした事は聞いたよ。それでも、人間に裏切られ、こんな場所に幽閉された君の怒りも分かっている。だが、私は前に進まなければいけない。ボスの為に、君を捕獲する」
「じー!!じー!!」
「行くぞバクーダ、メガシンカ!!」
カイトさんは、酒飲むとそれっぽいだけで特に中身のない事を話し始めます。
カグラ団の服装を統一した方が良いか
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YES
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NO