居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織 作:エドモンド橋本
出会ってまだ、それ程時間は経っていない。しかし、私の中で彼の存在は大きなものになっていた。全て失った私に差した光。しかし、自分で掴み取った光だ。
「神を配下に置けば可能だろうね」
「……カグラ団、とかどうよ?」
「ホウエン地方には、シンオウ神話に繋がる歴史が眠ってる」
「俺達はアルセウスを配下にするまでは、ポケモン大好きな虚弱体質の歴史研究家!!わかった!?」
「良いねえ、協力しよう」
「頼むぞ」
「何か、言葉を送った方がいいかな?」
世界を支配するなら、君程相応しい者は居ない。私は、君の隣に立てればそれで良い。神を配下に置き、世界を真に支配した時、この世界の王は君以外にいない。
「なあ、サカキ、何も考えてなかったけどさ、この世界支配出来たら、その後どうするよ?」
「君の好きにすればいい。支配してしまえば、それが可能なのだからな」
「簡単に言うねえ、でもまあ、何をするかってのはやりながら考えればいいか」
「ああ、それで構わん」
「だからさ」
「ん?」
「全部終わったら、またあの居酒屋で一杯やろうぜ、今度は俺が奢るよ。ボスだからね」
「それなら、ありがたく馳走になろう」
君の右腕として相応しい者でありたい。誰かの為に、その心情は、何よりも強いのかもしれんな。
「出て来い、お前達」
私は6つのモンスターボールを宙に投げる。中から飛び出して来た6体のポケモン達。私と共に世界征服を目指した彼等に、私は問わねばならない。
「ここから先は、お前達にとっても苦しい戦いになる。去りたければ去れ、嫌々付き合わせるつもりはない」
今までなら、立てなくなっても無理矢理戦わせていたポケモン達だ。全員去っても不思議ではない。しかし、全員居なくなったら、レジロックを捕獲する事は不可能だ。それでも、私は彼の隣に立つ者として、聞かねばならない。そして目の前の彼等が下す決断を受け入れなければならない。
「ドッサイ!」
「サイドン」
私が初めて捕まえたポケモン。サイホーンだった頃の彼は、もう居ない。強く凛々しい瞳で私を見つめていた。
「共に、来るのか?」
「ドサイッ!」
「フッ、そうか」
「クロッ!クロバッ!」
「ガル!ガルル!」
「ブルルッ!」
「ガウッ!ニガウッ!」
「ガンッ!ニガルッ!」
「クロバット、ガルーラ、ケンタロス、ニドキング、ニドクイン。本当に良いんだな?」
分からない。何故彼等が共に来ると言うのか。見限られていた筈なのに。だが、これはチャンスでもある。もう一度、彼等に認めてもらえるチャンスだ。私は彼等に相応しいトレーナーに、なりたい。もし、なれたら、彼等に相応しいトレーナーになれたら、彼の右腕として世界征服を叶えたら、
レッド、君に再び挑みたい。
「さあ、行くぞ、お前達」
目の前に立つ岩壁。そっと手を触れた瞬間、大きな音を立て、動き始めた。激しい砂埃に顔を覆う。音が止み、砂埃も落ち着いた為、再び壁があった場所に顔を向ける。そこには、広い空間があり中心に、そいつはいた。
「お初にお目にかかる、巨人の子よ」
「じ、じじ」
全身大きな岩で出来た正に巨人。顔の部分には点字の様なものがある。こいつが、レジロック。
「私と共に来て貰おう。我等がボスの目的にお前は必要なのだ」
「じ、じじ、ジィ!!」
レジロックはゆっくりと立ち上がると、私の前にその大きな腕を振り下ろした。何とか後方に避けられたが、交渉決裂の様だ。
「ッ!そうか、ならば望み通り、やり合おうか」
「じじじじ!!ジィィィ!!」
お前を何としてもボスの元へ連れていく。
どうでも良いけど、カイトの容姿について、地味目と言う事以外何もない。
カグラ団の服装を統一した方が良いか
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YES
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NO