居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織 作:エドモンド橋本
「私はヒガナ、この子は娘のシガナ」
「ぎゅー」
「私は流星の民の末裔で、この地球を、隕石から守らなければいけない。だから、君の力を貸して欲しい」
「貴様は一体何を言っているのだ」
言うなよ。そんなはっきり。まあ、確かに思ったよ?うん、皆んな気になったと思う。え、この子、ポケモン産んだん?マジで?しかし、それはそれで。
「カイト」
「うん、隕石の話な」
煩悩を消し去り、思考の海に沈む。この子確か流星の民って言ったね。軽くだが、その伝承は聞いた事がある。しかし、一世紀前に一族は滅んだと聞いたが?だがこれはこれで面白い。流星の民の末裔である事が本当なら迫り来る隕石を認識するのも容易。何よりこの子は美少女だ。これ大事。
「隕石を破壊するとは、具体的にどうするのだ?」
「レックウザを召喚する」
レックウザねえ、確か、グラードンとカイオーガの争いを止める為に古代人の願いによって現れた伝説のポケモン。ん?
「レックウザって、カイオーガとグラードンの争いを止める以外の理由で地上に降りてくんの?」
「強い願いをある石に込めた時、姿を現す。そう伝承されて来た。その石も、私が持ってる」
良かった。方法あるんか。俺達が起きたばっかのグラードンとカイオーガ直ぐ眠らせたから、レックウザも支度してる途中にドタキャンされたみたいな感じになってるもんな。
「手伝ってくれるなら、君達の欲してる情報を渡す」
「ほう、情報とは?」
目を閉じて一息ついた彼女は、ゆっくりと顔を上げた。
「巨人の眠る遺跡について」
「ッ貴様知っているのか!?」
「私は、ホウエンの歴史の全てを知っている」
俺はゆっくりと彼女に近付き、両肩を掴んだ。
「ッ!」
「良いねえ、協力しよう」
この子は、ヒガナちゃんはきっと、逃してはいけない存在だ。これを飲まない手はない。どの道、隕石が降ってきたら巨人どころの話じゃない。
「……本当に、手伝ってくれるの?」
「俺は女の子に嘘をつかないからね」
ヒガナちゃんと約束を取り付ける握手を交わす。豆が潰れた後があり、小さくてもがっしりしたその手は、これまで彼女が1人で戦い続けた証なのだろう。
「そう言えば、誰から俺のこと聞いたんだ?」
「ああ、ハルカ君からね、パッとしないがとても優しくて、強いお兄さんがいると聞いてね」
「……そっか」
ハルカちゃんの俺へのイメージもそうだが、その情報だけで俺を見つけ出せちゃうのも、うん、何と言うか。
「だが、我々が巨人について調査している事はあの子供達も知らない筈だ」
「ああ、それについては、さっきお兄さん達より先にあの建物から出て来た、ごっつい2人が絶対巨人を見つけるぞ!って大きな声で言いながら走って行ったから」
あの指名手配犯共。シバくか、てかもう追い出すか。
「取り敢えず、一緒にカイナシティに来てくれるか?」
「うん、良いよ」
ヒガナちゃんの了承を得て、予定時間にカイナシティに到着した俺は、猛ダッシュでウシオとアオギリの元まで行き、尻を蹴り上げた。
カグラ団の服装を統一した方が良いか
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YES
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NO