東大大学院の難関AI講座を修了したスーパー中学生に会ってみると…海沿いの村に住む普通の女の子だった 「データサイエンスは “起業して戦うための武器” 」
沖縄本島西海岸、恩納村に住む上原キヨラさん。中学3年生にして、東大大学院の研究室が主催する日本トップレベルのAI・データサイエンス講座を修了した “期待の星” です。母親の仕事の都合で、沖縄では都市部の那覇から海沿いの村に移り住んだ彼女は、海への関心をきっかけにAI研究の道を志し、日夜自宅の高性能パソコンに向かっています。 【写真を見る】東大大学院の難関AI講座を修了したスーパー中学生に会ってみると…海沿いの村に住む普通の女の子だった 「データサイエンスは “起業して戦うための武器” 」 「2年前に那覇から引っ越してきて、目の前に海がいっぱいだ! と思って…」 ベランダから海を一望できるアパートで、両親と幼い兄弟と暮らすキヨラさん。ごく普通の家庭ですが、リビングの一角にはAI研究に打ち込むための高性能パソコンと4つの画面が。父親が構築した「小さなAIラボ」です。 ■学びのきっかけは、目の前に広がる海への関心 探求心の原点は、恩納村の美しい海でした。母親の仕事の都合で恩納村に引っ越すまでは、人口30万の那覇市でクラシックバレエに打ち込んでいたキヨラさん。しかし恩納村に引っ越したあとは、バレエを続ける環境がありませんでした。 慣れない土地での生活に新たな光を差し込んだのが、沖縄科学技術大学院大学(OIST)が開催した、海の生き物たちに関する「生物科学プログラム」との出会いでした。 上原キヨラさん: 「クマノミの生態をデータから研究するものがあり、何か他にもできるものないかと…」 ■父親が探究心に火をつけた 地域の海に関心を持つのは、ほかの中学生も同じかもしれません。しかしキヨラさんは、海の生き物について、データによって科学的に世界を解き明かす面白さに目覚めていきました。その探究心に火をつけたのが、父・進さんの存在でした。 「お父さんが紹介してくれて、GCIというものに出会って…」 東京大学大学院の松尾・岩澤研究室が2014年から提供しているAI講義『グローバル消費インテリジェンス講義』、通称「GCI」。元は東大生向けの講座ですが外部の学生も無料で受講でき、生徒は機械学習の基盤となるプログラミング言語「Python」や、AIをビジネスに活用したマーケティングなどまで、網羅的に学びます。