「平日も家で遊んでくれる父親に育てられました」…留学費用6,000万円も水の泡。資産18億円で20年前にFIREした父が育て上げた、一生働く気のない“自称・投資家”27歳無職の息子
「働かない自由」は、働く覚悟を持つ者だけのもの
FIREに憧れること自体は、悪ではありません。若いうちから資産形成を考え、労働収入だけに依存しない人生設計をすることには、文字どおり自立であり、大いに意味があります。ただ、「労働は苦しいだけ」「大金と派手な生活だけがほしい」という極端なイメージに支配されたままでは、FIREは単なる労働からの現実逃避になってしまいます。 労働することの意味をもう一度みつめなおすことが必要かもしれません。労働はお金を得るだけではなく、社会への参加そのものです。もちろんストレスはあるし嫌なことも多いものでしょう。しかしそれと同時に、社会性を養い、人間関係のマナーを知り、責任感や他人への貢献の価値を理解することができます。労働していることが、収入の多寡を別にして社会的信用にもなります。FIREはそうした労働の価値を理解した先にある、経済的自立と考えるべきです。 子供がいる方の場合、KさんのようにFIREが「ストレスフリーの優雅な無職生活」にみえてしまうと、子育てで苦しむことになるかもしれません。自立できない子供がいては、いくらFIREしてもストレスが続くはずです。労働することの意味と価値は、「親が働いている背中で教える」というのは古い言葉かもしれませんが、いまこそ重要な心構えかもしれません。 長岡理知 長岡FP事務所 代表
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