世の中には、「ゲスな親切」っていうのが
存在するのではないかと、ふとした眠れない夜に、
ちょっとだけ考えてしまいました。
例えばなんですが、生まれながらに左手がない
障害を持ってる人がいるとするじゃないですか。
その人に向かって、左手がないことをバカにする
ギャグを言うのは、もちろん、ダメだと思うんです。
本人がまったく傷つかないどころか、おいしいと
思ってくれるなら、それはアリかもしれませんが、
事情を知らない人からすれば、なんて酷いことを
言っているんだって話ですし、またしてもブログが
大炎上する大騒動だと思うんですね。
ただ、逆のパターンってあるじゃないですか。
こっちとしては、特に左手がないことを意識して
フッたわけではないのに、「今、何時?」なんて
質問をしたら・・・、
「えーっと、何時だっけ? って、左手ないから
腕時計してないやんけー!」とボケてきた場合。
心の中では、「そんなリアクションの取りにくい
ボケをするのは、やめてくれ!」と思いますけど、
たぶん正解は、笑ってあげることだと思うんです。
ボケているからには、心の整理もしっかりつけて、
自虐ネタとして言ってるわけですから、笑うのが
一番正しいリアクションじゃないかなっていうね。
これが、「ゲスな親切」だと思うんです。
逆に、いきなり真顔になって、「俺はオマエの
左手のこと、そんなふうに思ってないんだ!
普通の人と変わらず接してるんだよ!」とか
言い出されたら、むしろ、そっちの方が傷つくと。
っていうか、からみづらいと思うんですよね。
昔、僕がバイトをしていた時、「シミシュン」っていう
ちょっとハゲかかっている同僚の男がいたんです。
僕たちは、仲間でしたし、何よりも「男」なので、
ちょっとぐらい、シミシュンのハゲを、本人の前で
ネタにするのはOKという空気だったんですよ。
ぶっちゃけ、男なんて誰でもハゲるリスクは
持っているわけで、今日、シミシュンのハゲを
ネタにしていた僕たちが、数年後、自分がハゲて
ネタにされている可能性は、十分あるわけですよ。
それに、女なら「ハゲている人と付き合うのは
お断り」という人もいるかもしれませんけれども、
男同士の友情に、ハゲは一切関係ありません。
むしろ、ちょっとハゲてるぐらいのヤツの方が
良い人っぽい感じすらします。
だから、僕が男友達に「ハゲ」をネタにされても
怒ることはないと思うんですけど、微妙な男心で、
女の人にはネタにされたくない感はあるんですね。
万が一、その人が「ハゲている人が好き」っていう
世にも珍しい「ハゲ専」の女性だったら、この際、
どんだけバカにされても、それは「好き」っていう
意味だから許せると思うんです。
でも、「ハゲている人、お断り」という女性から、
まさか自分のハゲをネタにされたら、もう完全に
バカにされているというか、見下されているような
気になっちゃって、絶対に腹が立つと思うんです。
なのに、そのバイト先には、昔で言うところの
「KY」っていうのは、こういう女のことを意味する
言葉なんだろうなっていう典型みたいな女がいて、
そいつが何の前ブレもなく、「シミシュンって、
最近、ハゲてきたよね!」って言ったんです。
「おい、マジかよ!」
あの時の「マジかよ!」は、渋谷まで買い物に
出かけたら、普段、あまり話さないクラスメイトを
見つけたので、「アイツ、普段、どんなことをして
いるんだろう」と、休み時間の会話のネタのために、
ちょいと尾行していったら、すごく悪そうなヤツから
なんか白い粉を買ってるのを、ビルとビルの間から
こっそり目撃しちゃった時ぐらいの「マジかよ!」。
または、僕のようなサエない男には、もったいない
かわいさを誇る彼女ができ、彼女の家に行く前に
「そうだ!」と、コンビニに寄って、彼女の好きな
プリンを2つ買って、ルンルン気分で彼女の家の
前に着いたら、彼女の元カレなんでしょうかね。
謎のカッコイイ男に抱きしめられて、キスしている
決定的瞬間を目撃してしまい、「マジかよ!」。
電信柱の横に突っ立って、プリンが入っていた
コンビニのビニール袋を地面に落とし、その音で
彼女が自分の方に気づくも、僕は走って逃げる!
そして、公園で泣く!
それぐらいの「マジかよ!」が出てしまうぐらい
強烈なインパクトの「ハゲてる話」を、このKY女は
あっさりと切り出しやがったのです。これはもう
さすがに「ない」と思いましてね。僕はそのバカ
KY女に、こっそり言ったんですよ。
「シミシュンも、一応は悩んでるんだから、
そんなことをストレートに言うんじゃない!」
もちろん、シミシュンの目の前じゃありませんよ。
空気の読めない女を教育する意味で、同じ悲劇を
繰り返さないために、こっそり言っておいたんです。
ところが、空気が読めないバカ女っていうのは、
とことん空気が読めないんだなって思いました。
その後、そのKY女は何をしたかって、僕たちから
怒られたことを話し、「ごめんね!」と謝ったんです!
謝るんじゃねぇよ!
謝られたら、余計に傷つくわけですよ!
こういう時に一番良いのは、「言い逃げ」なんですよ。
今度から言わなければ良いだけで、謝る必要なんて
まったくないんです! これが「ゲスな親切」です。
悪いことをしたら謝るってのは、一般常識ですけど、
全部謝るのが正解だと思ったら、大間違いなんです。
そして、シミシュンが自分のハゲネタを話した時には、
笑ってやれ! えぇ、その時は笑っていいんです!
自分から言い出していることなんですから。
えぇ、どうしてこんなことを書こうかと思ったのか。
先日、自民党の三原じゅん子議員が、自分が体験した
子宮頸がんについて語り、「女性にとって最も大切な
子供を産む機能を失ってしまった」という話を国会で
話したんです。
僕は単純に、「立派な意見だな」って思ったんですよ。
だって、三原じゅん子さんは、子供を産めないんです。
そもそもババァだから産めないだろうって話もあるかも
しれませんけど、やっぱり辛いことだと思うんですよ。
手術を受ける時には、相当の覚悟があっただろうし。
子宮頸がんにかかった人は、「そう感じるんだな」って
思いましたよね。経験者が語る貴重な体験談ですよ。
経験者が国会にいるだけでも、心強いじゃないですか。
子宮頸がんは、予防接種で防ぐことのできる珍しい
タイプのガンなんです。ワクチンが非常に高価なので、
すべてを税金で賄うのは、けっこう大変なんですけど、
国の対策次第によっては、命の危険に脅かされたり、
子供を産めない苦しみを味わう女性が減るんですよ。
そのために、自らの体験談を語ったわけですよね。
本来なら、自分からペラペラとしゃべりたい内容じゃ
ないにもかかわらず、どうにか税金の使い道として
考えてもらおうとして。
実際、「金正恩大将、マンセー!」の授業をやってる
朝鮮高校(学校として認められていない)の無償化を
実現するぐらいなら、女性にワクチンの1本も打って
あげた方が、ナンボも国民のために役立つと思います。
なのに、この後、三原じゅん子議員は、民主党から
死ぬほどのバッシングを浴びることになったんです。
子宮頸がんの体験を語っただけでですよ?
「その発言は、女性が子供を産むために
あるような表現だから、不適切だ!(キリッ」
何を言ってやがるんだ、バカが!
僕からしたら、コイツの発言の方が不適切ですよ!
子宮頸がんを経験した人の悲しみを表現した言葉に、
それこそ「女性の人権の侵害」みたいに言われたら、
子宮頸がんの人たちの方が傷つくと思うんですよね。
頭おかしいんじゃねぇの?
結局は、女性の幸せを願っての発言なんだから、
真意も読めずに、「人権!」とか言うのはバカげてる。
どうして言葉の真意を読み解くことができないのか。
最近、こういう人、多い気がするんですよね。
『チダイズム』の読者の方は、僕が少しぐらい稚拙な
文章を書いても、ちゃんと理解してくれる人が多くて
助かるんですが、世の中は、言葉をちゃんと解釈
できない人たちが、政治の世界にも多いんです。
どうしたものでしょう、将来の日本が心配になります。
9
ちゃんと国会中継とか見たことないですけど、昔から揚げ足とるおじさんの集団なのでしょうかね?
うちの母も子宮頸がんで、全摘してます。まぁ、母の場合3人産んだ後でしたし、当時は多少悩んだでしょうが今はなんとも。
ただ、子供を産む世代での発症は、相当精神的ダメージも大きいでしょうね。ワクチンも、若いうちに打たないといけないらしいので、女性は必ず接種しなくてはいけない様に制度を作ってもらいたいモノですね。
おん
2010-10-28 00:59:05
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