ゲッティ社、画像生成AI企業に敗訴 「学習」の是非は判断示されず

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ロンドン=藤原学思
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 広告や報道のために画像や動画を提供する米ゲッティイメージズ社が、画像生成AI(人工知能)「ステーブルディフュージョン」を運営する英国のスタビリティーAI社を相手に起こした訴訟で、英国の裁判所は4日、ゲッティ側の主張の大半を退ける判決を出した。

 ステーブルディフュージョンは、ユーザーがどんな画像を作りたいかを文字入力で命令すれば、短時間で画像を生成する。ゲッティは、同社が管理する数百万の画像や関連のメタデータをステーブルディフュージョンが学習したと指摘。スタビリティーAI社がユーザーによる著作物の権利侵害を促したり、それを可能にしたりしているとして、英著作権法上の「二次的侵害」に該当するなどと訴えていた。

 しかし、裁判所は、ステーブルディフュージョンが著作物をそのまま保存、再生産しているわけではないとして、「二次的侵害」は認められないと判断。「ゲッティ」のウォーターマーク(画像に埋め込まれたロゴ)入りの画像が生成された一部のケースについてのみ、商標権侵害を認定した。

英国の弁護士の評価は? 訴訟に投じた費用は?

 ゲッティは当初、画像を無許…

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この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論
AIの時代

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現代社会に浸透するAI(人工知能)。私たちの暮らしや産業の仕組みを塗り替えつつあります。使う人、つくる企業、向き合う政府の動きから、社会の変化を追います。[もっと見る]