Dear bybit
卒業証書は突然に
街中では定番のクリスマスソングが流れる。
雨が夜更け過ぎに雪へと変わるのは異常気象で30年間で2度しか起こっていないというくだらない豆知識を覚えた日。
閉店間際に駆け込んで買った椅子を電車の中で幸せそうにかかえていた日。
今宵涙こらえて愛のセレネイドを奏でることになろうとは、
2025年12月22日
ズッ友だと思っていたbybit様から日本居住者への制限強化という名の「卒業証書」が発行されました。
これで日本人がまともに使えるCEX(人前で発音したらあかんやつ)がなくなりました。アフロが投獄され、有田が降り、最後の砦となった勉三さんも金融庁に屈してしまうことになるとは・・・
この卒業証書を見ているとbybitとの思ひ出がぽろぽろと黄泉帰ってきたので、それを記したいと思います。
私がbybit口座を開設したのは2021年ごろ、今でこそ比較的信頼性の高い取引所として君臨していますが、当時はなんかやたらとインフルエンサーが煽っている怪しげな取引所という認識でした。
KYC不要の初回入金キャンペーン
そんな怪しげな取引所を開設するきっかけとなったのがこの初回入金キャンペーン。
今でこそ取引所を開設するのはほぼ必須になりましたが、当時はKYC不要も珍しくありませんでした。それでもbybitは初回入金キャンペーンとして最大10万ドル入金すると14営業日以内に4000ドルクーポンをばら撒くキャンペーンをしていました。
このクーポンは手数料、FR支払いおよび損失に補填できるもので、当時私がやっていたFRアビトラとは非常に相性が良いものでした。
だいたい1月で1サイクル終わるのでざっくり月利4%以上はとれました。
当時の相場では月利4%はそこまで破格ではないのですが、立ち回りのあまりわかっていない初心者としては非常においしかったのでこれを4回ほどおかわりしました。
ごっつぁんです。
ちなみにこのクーポンは先物取引にのみに使えるクーポンで、現物アカウントに資金を振り替えると消えてしまう仕様でした。
私は当時それを知らずにクーポンが消えたことがあったのですが、bybitの神サポートに、
「知らんかったんや」
「資金振り替えたら消えるとかそんな仕様やと思わへんやん普通」
と涙ながらに訴えるとクーポンを復活させてくれました。
しかも2度も
仮想通貨は周りが全員敵なので、基本的に取引所も敵なのですが、この件もあり、私の中では今もなおbybitはユーザーフレンドリーなイメージです。
手堅く稼げるLaunchpad&Launchpool&ByVote
ローンチパッド
bybitでは1回目のローンチパッドでBIT(BITDAO)がTGEされて、2回目のCBXからはこのBITでコミットするという方式でした。ちなみに今はBITはなくなりMNTへと変換されました。
メタバースとか懐かしいですね。今はどうなってるんでしょうか。入れ込みすぎて社名まで変えちゃった会社ありましたね。
さて、ローンチパッドが実施される頃には、BITは無期限先物取引もできたので、現物BITを購入し、BIT先物でヘッジすることでほぼノーリスクで参加することができるようになりました。
ノーリスクとはいえどFRが発生するうえに、こういうイベント時はみんなヘッジするので日利1%以上の金利支払いが発生することもザラでしたが、
それぐらいの金利を払っても充分見合うようなローンチパッドのリターンもありました。特に初期のほうは脳死でヘッジしておけばある程度儲かるという馬鹿でも稼げるボーナスゲームのようなイベントでした。
また、それだけの金利が発生するということは当然現先乖離もするということで、特に2回目あたりまで?は頻繁に現先の鞘が発生していたので、ポジ組んだり解消したりで鞘取りでも割とおいしかったですし、コミットされたBITが解放される瞬間に暴落するので、前もってマージンショートするなどの戦法も初期は有効でした。
ただし、そのうち参加者も頭がよくなるので上記のようなエッジはすぐ消えてしまいましたが、「バブルの時は多数のチンパンが発生する」ことを体験した良い例でした。
と偉そうに当時は自分自身を賢い側の人間と思っていましたが、普通にFRを払ってBITをヘッジしていた私もこのメロンからすればチンパンだったようです。こんな方法あったんですね。チッキショー
Bybitのローンチパッドの思い出。第四回くらいまでは、申込可能MNT枚数(当時はBIT)はフロントエンド上で入力制限されているだけだったので、HTMLを弄ればいくらでも申し込める仕様だった。
— はぐれメロン (@hagure_melon) January 8, 2025
つまりスナショ期間中に高いFRを支払う必要がなく、申し込み直前にMNTを仕入れれば申し込みできる仕様#ポロリ
この悪いメロンはクリプトをやるにはフォローしておいて損はありません。
ただ現在クリプトやる気なくなってAIばっかりいじってるみたいですが是非復帰してほしいですね。皆さんフォローしてAIメロンをやる気にしましょう。
各取引所のFR履歴が網羅されているので、私がこれまでシコシコ頑張ってきたFRアビトラでは、はぐれメロンさんの「需給投資ラボ」が非常に役立ってます。
いつもありがとうございます。
ローンチプール
ローンチパッドほどではないですけど、これも割とおいしかったですね。
最新のPJは参加する意味ある?みたいなAPRですが
初期の方はこんなAPRでした。
ただ、1アカウントあたりの上限コミット枚数があり、KYCアカウントじゃないと申し込めない制限がありましたが、USDTでこのAPRなら今だと大騒ぎでしょうね。
ヘッジして対象通貨で参加するのもなかなか乙でした。
しかもヘッジしてもロンチパほどFRもつかないので安心して手堅く稼げた良案件も多かったです。
ByVote
なんかよくわかりませんが現物口座残高に応じて投票券が得られて投票したPJが勝ったらトークンもらえるやつ。
こちらはロンチパ&ロンプーと違って複垢可能だったので入金キャンペーンで作ったサブ垢が生きました。
しかも1票だけでも投票すると票数の途中経過が見えてしまうというガバガバな仕様であったため、
まず1票適当に投票してから、投票期限ギリギリに確認して勝ちそうなPJに残りの全票投票するというカンニング技で勝率100%。
1垢あたり数十ドルぐらいの利益でしたが、資金拘束がないことと、完全ノーリスクであるためなかなか美味しかったです。
bybit MT4
これは使っていた方も多いんじゃないでしょうか。MT4からMT5になりクソ化しましたが、MT4は今は亡き最強のチート先物です。
・どの通貨も固定金利:0.03%/日
・金利は日本時間の5時(うろ覚え)をまたいだ時に発生
分かる人にはこの仕様がチート級だということはわかるはずです。
いつからサービス開始したのか知りませんが、もっと早く気づいておけばあんなことやこんなことができたなぁと今でも機会損失の気持ちでいっぱいです。
細かいところを挙げてもきりがないので、これを用いて大きく稼げたケースが2回ありました。
MT4×HyperliquidのFRアビトラ
2024年の2-3月ごろ仮想通貨市況は強烈なバブル相場でBTCとかETH先物でさえ一時的に年利換算100%を超える瞬間が見られることもよくありました。
特に当時新興DEXであったハイリキではチンパンが多く、他取引所よりもFRが高い傾向がみられました。
そこで固定金利のMT4が活きました。フルレバでMT4ロング、ハイリキショートを組むだけです。しかもここでうれしい誤算がひとつ。
なんと、BTC、ETHは金利が0.01%/日だったのです。
これはもしかしたら他にもなにかバグがあるかもと思い、MT4で取り扱っている通貨を全部ポジ建てて調査したところLINK、APEあたり(ほかにも何種類かありましたが覚えてません)は金利が0%/日だったのです。
こんなもんフルレバでFRアビトラや内科医
(のび太が何か思いつく画像略)
ということでハイリキとでフルポジにしたところ普通に年利100%以上でこの2か月は回せました。MAX日給が6000ドルぐらい出た記憶があります。当時まだハイリキを信じ切れていなかったので全ツできませんでしたが、頭のネジを外して全財産突っ込むべき案件でした。
結果論ではありますが、このときのフルポジがHYPEのエアドロにも繋がりましたし、もっとリスクとって稼ぐ場面だったなあと思った案件です。
TRBのFR祭り
2023年の9月ごろTRBが20ドルから45ドルぐらいまで数日でPUMPすることがありました。
このとき9月8日から異常なFRがついています。
しかも途中から4時間FRに変更されています。
MT4は取り扱い通貨が少ないのですが、なんとこのTRBがあったのです。
しかもTRBは金利が0.03%/日どころか0%/日でした。
ということでフルレバでTRBを建てると1%/4時間としても6%ぐらい入ってくる計算になります。しかもそれ×レバ分の金利がもらえます。
こんなもんフルレバでFRアビトラや内科医
(のび太が何か思いつく画像略)
TRBのMT4はポジション上限が300万ドルまでだったのでさすがに300万ドル分両建てする金はないということで、一部はFR時間に合わせてフルレバショートしました。
こんな感じでFRスナショ時間に合わせてショートボタンをアホになって押しまくって300万ドルまでポジを建てます。ちなみに結構スリッページが大きかったです。
往復0.3%ぐらいロスがありましたが、この短時間にこれだけのポジを建てるのだからむしろ安いぐらいなのかもしれません。
とはいえ1分間ぐらいはフルレバ状態のいつPUMP&DUMPするかわからない、ド草コインを300万ドルもポジを持つわけですので非常に心臓に悪いです。
というかめちゃくちゃ怖いです。
理論上はFR分下がるとはいえボラがそれを上回ることも珍しくありません。事実一度ポジ持ってる数分間に謎のPUMPがあってロスカットぎりぎりまでPUMPされて証拠金のところが赤く点滅しました。MT4にそんな謎の機能あったんですね。それを見たときは心臓が3秒ぐらい止まりました。
一瞬PUMPしたあと徐々に下がりだし、結局その回は5万ドル赤字ぐらいで勘弁してくれました。
そこからはあまりに怖すぎてFFとかドラクエの戦闘音楽かけて奮い立たせながらポジを建てて、決済して、の繰り返しをしていました。
しかし9/18にbybitにこんなアナウンスが、
MT4で新規建て禁止&4時間毎に2%の暴利とるんかーいということでTRB祭りは終わり。
このTRB祭りは10日間ぐらい続きましたがほとんど眠れませんでした。
少なくとも4時間ごとに起きなければいけないのと、ポジ量も多いので心配になって熟睡できません。
最後の3日ぐらいは寝不足で発熱で38度ぐらい出ました。それでも4時間ごとに起きてアホほどポジ建てての繰り返しです。
4時間毎に金利+ショート利益分が2万ドルぐらい入ってくるわけですからそれぐらいの価値はありました。最大日給は15万ドルぐらいだったと思います。
ちなみにTRB祭りが終わった後出金しようとするとbybitから「不審なアクティビティーがありました」ということで2日ぐらい資金をロックされました。
これは資金凍結されて下手すると全額没収、よくてロールバックかと思いましたが結果的には何事もなく解放されました。他の怪しげな取引所だったらたぶん凍結されていた案件かと思います。
やはりbybitは神取引所。
結果的にお金を全額持って帰れたという意味では大成功だったのですが、
このお金と引き換えに大事なものを失った10日間でもありました。
高熱なのに謎に数時間ごとに大音量のアラームをかけて起きて、ハアハア言いながら震える手で仮想通貨取引をする私を見て妻は何を思ったのか。
妻から冷ややかな視線で見られているのを感じました。
これは不労所得でしょうか?いえ過労所得です。
bybitは最高の取引所
メインで使っていた時期が長く、多少贔屓目に見ているかもしれませんが、
個人的にはかなり好きな取引所でした。
24時間体制のサポート、定期的にユーザーからの意見を吸い上げてくれ、私が使用した4年間の間にも何度もアップデートされていました。
使い勝手にしても仮想通貨が即証拠金になりデリバティブも現物も同じ口座内で取引できる総合アカウント、仮想通貨の貸し借り、マージンショートなど日本の取引所にはない多様な取引が可能でした。
それに対し、取引所がどこにあるかすら不明瞭なUIを放置し、劣悪なUXを提供し続けている国内取引所。どちらが正規でどちらが違法なのでしょうか?
仮想通貨国内取引所のクソな点としてはスプ以外にも、例えばCoincheckのビットコイン取引所はアプリから直接いけなくて、まさかの一番下にあるFAQ/問い合わせから更に一番の小さく書かれたビットコイン取引所ってところまでわざわざいかなきゃいけない。こんなん初見でいけるやつ0人説やね☺️ pic.twitter.com/lTRY7N1Smj
— 口ンちゃん.hl (@lonsamax) February 7, 2025
ぜひとも「正規取引所」は「違法取引所」からいろんなことを学んでいただきたいですね。
さようならそしてありがとうbybit。いつでも戻ってきてええんやで。


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