居酒屋で出会ったおっさんと軽いノリで作った組織 作:エドモンド橋本
「うん、何しようとしてんの?」
俺はジャケットの内ポケットからモンスターボールを取り出したサカキの腕にしがみ付いたまま聞いてみる。
「君はここにいてくれ。私が軽く潰してくる」
こいつほんま俺との約束忘れたんか。絶対死人出すだろ。
「あのなあ!犯罪行為は行わないって言ったろ!!」
「……これは犯罪では無い、民間人の安全確保だ」
物は言いようだな。しかし何としても俺はこいつを止めなければいけない。ホウエンに来て早々に目立つ様な真似はしたくない。
「俺達はアルセウスを配下にするまでは、ポケモン大好きな虚弱体質の歴史研究家!!わかった!?」
「……む、了解した」
俺の圧に押されたか、サカキは再び席に座る。
「しかし、大丈夫か?このままではここも危ないのでは無いか?」
「うん?ああ、問題ないっしょ、ここジムあるし。確か、ジムリーダーは」
「ツツジさんだ!!ツツジさんが来てくれたぞ!!」
そう、ツツジちゃんだ。岩タイプの使い手だったな。なんか優等生みたいな感じで、2年前くらいに就任したんだっけ?
「よし、もう大丈夫っしょ、とっとと出ようぜ」
「うむ、そうだな」
俺達は誰もいなくなったカフェから出る。代金は会計カウンターの前に置いておいた。食い逃げで捕まりたくないし。広場の前を通ると、ツツジちゃんが赤いフードを被った集団と、青いバンダナ頭に巻いた海賊の様な連中と対峙していた。あれがマグマ団とアクア団か。えらく派手だな。
「ふん、随分とセンスの無い服装だな」
「は、はは」
ロケット団も似た様なもんだろとはとても言えなかった。しかし、流石ジムリーダー。あれ程の人数が相手でも全く……。
「……」
「……」
「押されてないか?」
「押されてるね」
ツツジちゃんのイシツブテとノズパスが吹っ飛ばされていった。え、もしかしてあの子。
「ジム戦用のポケモンしか所持していない様だな」
「まずいね」
ああ完全に包囲されてる。ちょっと涙目になってるし。これは流石に見捨てられんだろ。いくら俺達が世界征服目論んでても、年下の女の子見捨てるほどクズでは無い。
「サカキ、赤いの任すわ」
「任された」
「瞬殺してとっとと逃げるぞ」
「ああ、分かった」
言葉は淡白だが、嬉しそうなオーラが隠し切れていないサカキ。この人こんな戦闘狂なの?
「こ、来ないで!」
「ジムリーダーってのも大したことねえな。俺達の邪魔すっから痛い目に遭うんだよ。へっ、まあ、ガキだが、良い女だ。こっち来い!」
「マグマ団!このガキは俺達が倒したんだ!勝手に連れて行こうとすんな!」
「ああ!?殺されてえのか船乗り共!?」
絵に描いたような悪党だな。雑魚キャラ感がすごい。
「こんなのがホウエンの悪の組織か」
ほらサカキがあからさまにテンション下がってる。まあ気持ちはわかるけど。
「あ?何見てんだてめえら」
「消えろ。見せもんじゃねえぞ!!」
「はあ、低脳の文句すぎて頭いてぇ」
「っなめてんのかガキがあ!!」
「キバあっ!!」
海賊風な男の怒号と共に勢いよく飛んできたキバニア。しかし、キバニアが俺に噛み付くよりも先に、地面へと叩きつけられた。
「なっ、何だあのポケモン!?」
俺の側をクルクルと回るピンクと青のバラバラになったアヒルの様なポケモン。昔シンオウを旅していた時に出会った、人工ポケモン。
「いくぞ、ポリゴンZ」
「j@gy5\hrxu)/¥6?8!!」
カグラ団の服装を統一した方が良いか
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YES
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NO