僕はこの子(コイキング)と旅に出る   作:YEX

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尺の都合上、大幅にバトルカットします。別に描き切れないとかじゃないからね?


ホントダヨ


えっ、すいすいって素早さしか上がらないんですか!?キングは全ステ上がるのに!?

数時間と思わせる戦いが数10分....現在、ヒカリの手持ちが2体に対し、ユリーは残り1体....ユリーの目の前にトゲキッスが浮いていた。

 

「残り一体になっちゃたな....」

「最後のそれってエースポケモン?一体どんなポケモンかしら」

「はい、僕の初めて出会ったポケモン(相棒)ですから」

()()....ね」

 

ヒカリは今までの戦いを思い出しながら考えていた。

 

(今まで戦ってきたポケモンは()()()()()、未進化ばっか....なのにここまでこれたなんて....もし進化してたらやばかったわ。それにユリー君のエース...相棒って言うほどだから相当強いはず....さぁ、どう出る!)

 

「行くよ....僕の相棒―――キング!

(きたっ!)

 

そう言ってユリーが出した最後のポケモンは―――コイキングだった。

 

「コッ!」

「.....へあ?

 

意外過ぎる相棒ポケモンにヒカリは自分の声とは思えないほど気が抜ける返事をした。

 

(え....コイキング?相棒がコイキング??あんなに強いのにエースがコイキング???)

 

そう、コイキング。()()()()()()()()()()()()()で言われてるコイキング。何故わざわざコイキングなんだと思うだろう、普通は.....そう普通は!

 

「行くよキング!疑似雨領域展開(ハイドロポンプ)』!!

「コッ!」ポッー!!

「え、なんて?」

 

コイキングは空中でハイドロポンプを放つと、そのまま雨のように降らし始めた。

 

「っ!ハイドロポンプを上に放つことでその要領で疑似的な雨を生み出したってこと!?―――ということはこの子の特性『すいすい』ね....」

(けどいくら素早さが上がったとしても、所詮攻撃力が低い...とてもエースには見えないけど...)

「キング!一速衝突(たいあたり)!!」

「───えなん」

 

バキューンッ!!───ドコォォォンッ!!

 

 

「──て....えっ?」

 

次の瞬間、ヒカリが見たのは───後ろで戦闘不能になってるトゲキッスだった。

 

「嘘...見えなかった...」

「よし!残り1体だよ、キング!」

「コッ!」

「....っ!」(そうだった....そうだよね....今まで見たこと無い戦い方だから、当然このコイキングも有るわよね!?)

 

ヒカリが今まで出会ったことの無い戦法やポケモンに驚きながらも、その顔は笑っていた。

 

「まさかここまでやれるなんて...()()()()()()()()───行くよ!エンペルト」

「ペェー!!」

「っ!」

 

ヒカリの最初の手持ちであり、相棒のこうていポケモン『エンペルト』を出した。その雰囲気にユリーはごくりと唾を飲む。

 

「感じる?キング...()()()この子」

「コッ!」

「ふふ...だね。それなら僕たちも()()で行こうか」

(来る....!)

 

攻撃を仕掛けてくると感じたヒカリは、エンペルトに大技を放つよう指示する。

 

「エンペルト!『ハイドロカノン』!!」

「ペェー!!」キュオォォンッ──

 

ドバシュゥゥゥ!!

 

ハイドロポンプの上位互換『ハイドロカノン』が、コイキングに向かって放たれる。

 

「行くよキング!!」

「コッ!!」

「―――過剰速衝突(しんそく)』!!

 

――――ゴォォォォッ!!

 

コイキングが放った『一速衝突』よりもさらに上の最大威力でエンペルトに突っ込んだ。2体のポケモンとの衝突の後の行く末は、勝ったか、負けたか.....それは当の本人しか分からない。だが、お互いの渾身の技のぶつかり合いは――――

 

 

ドコォォォンッ!!

 

 

隣町まで響き渡る衝突音がした。

 

――――

 

―――

 

――

 

 

「あっはっは!何よ、そのコイキング!バグレベルで強すぎでしょ!」

「そういうヒカリさんこそ、最後のエンペルトは強かったじゃないですか!あんなに強いなんて、1人しか見たことないですよ!」

「ぺー」

「コッ!」

 

バトルも終わり、お互いに相手のポケモンについて賞賛し合っていた。すると、ヒカリはとある疑問を浮かべる。

 

「というか、貴方のポケモンって()()()()()()()()()()()()よね?どうして?」

「え?....あはは、大した理由じゃないんだけどね」

 

と、ユリーが照れくさそうに顔を軽く描いた後、そのわけを言う。

 

「僕、最初の頃、全然バトルが弱くって、いじめられてて.....ずっと泣いてたんだけど、ある時、テレビでとある四天王のインタビューを見た時、聞いた言葉なんだけどね――――『つよいポケモン よわいポケモン、そんなの人の勝手、ほんとうに強いトレーナーなら好きなポケモンで勝てるようにがんばるべき』....その言葉を聞いて、僕もキングを共に歩んだ姿で強くなろうと努力したんだ.....そしたらなんか、こうなっちゃってて....へへ」

「へー....だからコイキングのままで強くなろうとしたんだね」

「うん!今は仲良くなって、互いに競い合うライバルみたいな感じになっているから、諦めないでよかった!」

 

と、ユリーは満点な笑みで笑いかける.....でもだからってコイキングが強化されすぎ(チート化)なのは流石に意味わかんない。

 

「そうだ!せっかくだし、これを気に友達になりましょうよ!呼び捨てで構わないわ!」

「え、いいんですか?.....なら、よろしくお願いします、ヒカリs...ヒカリ!」

「うんうん!いいねいいね!私と対等に戦える人がいなかったから嬉しいわ!あ、そういえば、あなた旅をしてるんだっけ?なら、ジム巡りしましょうよ!あなたならすぐチャンピオンロードまで行けるわよ!」

 

と、好敵手ができたと有頂天なヒカリ、するとふと、目的を思い出したユリーは申し訳ないような感じで言ってくる。

 

「あ、すみません....ジム巡りはしないです」

「へーそうなんだ!ジム巡りしないね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――なんだって?

 

次の瞬間ヒカリのハイライトは消え去った。




次回、ヤンデレスイッチ、オン!

キング ♂
コイキング 特性すいすい
技 体当たり ハイドロポンプ はねる
相棒ポケモン。ユリーが閃きの無茶ぶりを答えた結果、体当たりが『一速衝突(たいあたり)』に進化した。
ちなみにそこから進化して上から
一速衝突(たいあたり)』 『二速衝突(とっしん)』 『三速衝突(でんこうせっか)』 『過剰速衝突(しんそく)
と順に速さが進化してる。しかも『はねる』を駆使すれば速度を保ったまま連続して技をはなてるとか.....あり得ねぇだろ、はねるの性質上

???
男ライバル
相棒はライボルト。子供の頃はガキ大将だったが、強化したコイキングに倒されていこう暴言の言動はなくならなかったが、それなりに丸くなってるらしい。現在、パルデア地方のブルーベリー学園にいるらしい.....なお、ユリーのライバルということは当然.....(あ、察し)
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