僕はこの子(コイキング)と旅に出る   作:YEX

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シンオウ地方編
分離と合体ってロマンですよね....え、そんなのできないって?―――本当ですか?


「ついたー!」

 

伸び―↑っと背筋を伸ばし、着いた先はここ『シンオウ地方』、ダイアモンド・パール・プラチナの舞台でここの主が初めてやったポケモンでもある。*1

 

「へくちっ!?―――う゛う゛....寒っ!?

 

余りの気温差にユリ―はくしゃみをした。ここまだ10℃だぜ?たぶん。

 

「ええーと....パンフレットによると...あっ『コトブキシティ』ってとこいいかも!...あっでももりのようかんも食べたいな.....」

 

パンフを片手に、色々見てどこに行こうか考えているユリー....そして行きついた場所は....

 

「決めた!『コトブキシティ』にしよ!んでそっからミヨシティ行って、次考えよ!」

 

ユリ―はそう決断した後、早速『コトブキシティ』へと向かうのであった。

 

―――

 

――

 

 

「あ゛ーー!疲れた!」

 

一方で、『コトブキシティ』のベンチで疲労で倒れそうな状態の人物がいた.....彼女の名は『ヒカリ』、このダイアモンド・パール・プラチナの主人公女である。

 

何故、こんなにも疲れているのかというと....この子、ヒカリは新『チャンピオン』になったのだ。チャンピオンになったヒカリはまだ見ぬ強敵へ続く~みたいな想像をしていたようだが、実はそんなことは無く、実際は写真撮影やファンサなどメディアに媚びるばっかで疲れていたのだ。ちなみに、旧チャンピオンこと、シロナは『私もそういうのもあったわよ』と苦笑いしていたとか....

 

「....こんなことより、手に汗握るバトルがしたいな....」

 

と、自分の欲求を満たしたいと心の中で思っていると同時にそんな人いないんだろうな~と半ば諦めていた。

 

チャンピオンより強そうで手に汗握れる戦いをできる人なんてどこにも―――

 

「わー!」

「ん?」

「ここが『コトブキシティ』かー....祭りみたいでテンション上がるなぁー!」

 

うわーいた―....いちゃったよ....この主人公。

 

「――――!」

 

すると、ユリ―の姿をみたヒカリは、彼の気に驚く。

 

(つ....強い、見ただけでも分かる....彼、相当な修羅場をくぐってるわ!!)

 

この子なら、私の欲求(手に汗握るバトル)を満たしてくれると、思い、早速声をかける。

 

「ねぇ、君!」

「ん?はぁーい....えっと、僕ですか?」

「そう君!見かけない顔だけど...」

「あ、僕旅をしていて....ここに来たのは最近です」

「へー....まぁいいわ。私はヒカリ、よろしくね」

「はいっ!よろしくお願います!ヒカリさん!あ、僕はユリ―って言います」

「ユリ―....ええ、覚えたわ!」

 

と、いい雰囲気を醸し出す二人、そこにヒカリは本題へすっと入った!

 

「さて、早速だけど...ポケモンバトルしてみない?」

「えっ...ポケモンバトル...ですか?」

「ええ、ここ初めてでしょ?なら、慣れるためにバトルしてみない?きっと驚くと思うよ」

「っ!ぜ、ぜひ!やってみたいです!地元じゃあんまりバトルとかしていなかったので....」

「ええ。じゃ、早速来て!どうせなら広いところでやりましょう!」

「おお!?」

 

ヒカリに言われるがままにユリ―は引っ張られ、歩いて5分ぐらいの広めのバトルコートへ着いた。途中関係者以外立ち入り禁止とかあったが気にしない気にしない....

 

「ルールは6体勝負、持ち物禁止、トレーナーとの直接攻撃及び危険と判断される行為は禁止...でいいよね?」

「はい!大丈夫です!」

 

お互いにルールを確認したあと、二人は気合を入れ始める。

 

「さぁ....やりましょう!あなたの実力見せて頂戴!」

「はいっ!.....なら最初は―――」

「―――」

「え?君がいくの?....しょうがないな」

 

そう言い、ユリ―が出したのは―――

 

「いくわよ!ミミロップ!」

「いくよ!レアコイル!」

 

「みー!」

「ジババン!」

 

ヒカリはうさぎポケモン『ミミロップ』、それに対してユリーはじしゃくポケモン『レアコイル』を出してきた。タイプ相性的にミミロップが不利そうだが....

 

「ミミロップ、『にどげり』!」

「みー!!」バッ

 

そこはチャンピオン、ちゃんと対策はしていた。ミミロップの素早い動きで、格闘技の『にどげり』でレアコイルに攻撃する。レアコイルは鋼タイプが入ってるので効果は抜群だ。

 

(さぁ、どう出る?特性『がんじょう』だとしても、『にどげり』は二回攻撃!大ダメージは確実よ!)

 

このままではレアコイルは大ダメージを食らう....一体どう動くか、ヒカリはユリ―を見つめると、ふとユリーは()()()

 

「―――分離(オープン)』!

「....はっ?」

 

「―――!」パッカーン!!

「みっ!?」

 

次の瞬間、レアコイルは三体に分裂したのだった!

 

「え...嘘....分離した!?

「『ロックオン』!」

「「「ジババン!」」」

「―――!しまっ....」

 

あまりに突発的な行動でヒカリは放心していて、急いで指示を出そうとしたが、時すでに遅し....ユリーのレアコイルはミミロップに大技を放つ!

 

「『でんじほう』!!」

 

 

―――バズズズズズッ!!

 

 

「み゛ーーー!?!?」バヂバチ!!

 

電気技の最大威力を誇る『でんじほう』が3発同時にミミロップに打ち込まれた!―――いやエグッ!?

 

「み゛....みぃぃ....」プスプス....

「―――『合体(ドッキング)』」

「ジバっ!!」ドップキャァァァン!

 

これにはミミロップはひんしになった....ああーかわいそ。

 

「....嘘でしょ、初めてみたわ。レアコイルが分離できるなんて...しかもそれを独立して動くなんて...!」

「えへへ....三体のコイルがそのまま合体しているから分離できると思ってやったらできました!」

 

と、屈託のない笑顔で返す....いやだとしてもそうはならんやろ。

 

「....いつぶりかしら、こんなにワクワクする戦いは...!」

「まだまだこれからですよ....ヒカリさん!」

「ええ...そうね!ならあなたよ!マンムー!」

「ムォォォ!!」ドシーンッ!

 

両者戦いの笑みを浮かべ、バトルはさらに激しさを加速するのであった!!

*1
くそどうでもいい




レアコイル 特性がんじょう
技 『ロックオン』『でんじほう』『トライアタック』『きんぞくおん』
ユリーが『三体のコイルがくっついてるんだ.....あれただそのまま合体したんなら分離できんじゃね?試しにやってみようよ!』
と言ってきたのでやってみたらできた。独立して3方向から別々の技を出せるぞ!チートかよ。
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