1984年初夏の水曜日。
相方弁護士と2台でいつも
のように朝の箱根芦ノ湖ス
カイラインを走っていた。
すると、後方にいてしばら
くついて来ていた知らない
チューンドRZ250がビタリ
と着けて来る。
私の後ろの弁護士のスズキ
を抜いて、さらに私のスズ
キも抜こうとしている。
それはいいのだが、杓子峠
頂点大ヘアピン手前の登り
の緩い右で右側からコーナ
ー進入手前でインを射すよ
うな感じで追い抜いて来た。
我々2台もかなりのペースな
のに、そんなに突っ込みで
追い抜いて大丈夫なの?
この先ブラインドなのに。
すると、やはりイン刺しゆ
え早々に右コーナーのイン
にインベタでつけた。
「それ、曲がれないよ~」
とか思ったら、案の定、曲
がり切れずに道路からアウ
ト。退避眺望エリアでロディ
オ大ジャンプした。
当時は駐車エリアは砂利敷
で、でかい富士山火山噴火
岩が何個もそのまま置かれ
ていた。それの小さい物に
乗り上げて大ジャンプにな
ったみたい。
登って来たコーナー入口側。
こういう赤線ラインをRZは
取っていた。曲がり切れず
にコースアウトでロディオ。
我々2台はピューンと青線
ラインで旋回して走り抜け
て行った。
今でも噴火溶岩は置かれてた
ままだが、駐車展望敷地内の
小さめの火山岩は取り除かれ
て舗装整備されているようだ。
1980年代には岩むき出しでボ
ッコボコ。
峠の頂点大カーブを走り過ぎ
たあとに、すぐに2台でUター
ンして戻って救出しようとし
た。
すると、態度がかなり悪かっ
たので、怪我の無い事を確認
したら我々はその場を立ち去
った。
戻った時、「大丈夫か?」と
尋ねたら、「大丈夫だから、
行けよ」と言う。シッシみた
いに手を振って。バイクと人
間かなり離れて転がってるの
に。
バイクを停めてから近づいて
「動かないで。これは何本?」
と指を二本出して言ったら、
「いいから!行けって!」と
吐き捨てるように言う。
「そうかい。気をつけな」と
言ってその場を立ち去って、
また2台でテールトゥノーズ
でペタコンペタコン走りを続
けた。
身の丈に合った走りをしろい、
と思ったが、あれだけ減らず
口が叩けるならなんとかなる
だろ。バイクも自分で起こし
て再発進してゆっくり走るこ
ったな、となった。
それにしても、すげかったど。
バイクが空中に浮いて、そこ
から身体も離れてた。
旋回アプローチで早くにイン
につくなら、コーナリングエ
イペックスを2ヶ所取るよう
に筑波の最終みたいに走らな
いとだめだ。
大抵の場合、曲がり切れずに
コースアウトしてドカーンと
なるし、事実、時代に関係な
くそうしたヘタッペ走行動画
は今多くyoutubeにアップさ
れている。
1984年夏。標高1030メートル
での出来事だった。