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③『緑光実験』ネタバレ記事


はじめに

私たちは、京都を中心に活動するアマチュア制作団体『白鯨』です。
この記事は、白鯨が作った1つ目の作品『緑光実験』の完全ネタバレです。 隠し要素も含め、全てをここに記します。


そもそも私たちをよく知らない方は、下のnote記事ポータルにアクセスして、①から順番にご覧ください。


別の記事でも書きましたが、無料で内容を公開することについて、お金を支払って参加してくださった方に、予めここでお詫び申し上げます。


ただ、我々は、アイデア以外にも、スタッフワークや演出など、体験に影響を与えるポイントは細かく気にして創作をしています。
記事を見て何が起こったかを知るよりも、現地での体験のほうが絶対に面白い、という自信があります。
この記事を読んだだけで、皆さんの体験に追いつくことはありません。
大きな目的のため、無料での公開となりますことを、何卒ご容赦ください。



それでは、ネタバレをしていきます。


作品概要

タイトル :『緑光実験』
作品タイプ:ルーム型
料金   :1500円/人
制限時間 :目安25分(拘束40分)
人数   :4人(人数依存なし)
開催実績 :謎キャン2025(2025年3月・東京) 
      大阪最宴祭11(2025年5月・大阪) 
感想タグ :#緑光実験

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メインビジュアル

ネタバレ


前説

受付を済ませると、通されたのは普通の会議室。

スタッフは、正面(司会)と後方にひとりずつ。
部屋にあるのは、正面に4つの電球と、後方のモニター(テレビ)だけ。


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4つのライト

シンプルな部屋で、司会が口を開き、公演が始まります。

【司会】
本日は、白鯨コンテンツ『緑光実験』にお越しいただき、誠にありがとうございます。

本作は、いわゆる普通の謎解き公演とは、少し違ったものでございます。
皆様には、とある人体実験を受けていただきます。
その名も『緑光実験』。

皆様には、実験を通じて、とある感覚を施します。
といっても、成功を実感する方も、そうでない方もいるでしょう。
どちらが正しいということはありません。
気楽にお楽しみください。

そういえば、後ろにいる彼。
皆さんの前の被験者にして、この実験の成功者なんです。
少し柔軟性が無いところがあるんですが、計算がすごく得意で、今も助手をしてもらってるんですよね。
みなさんの実験の補助をしてくれてるので、覚えておいてくださいね。

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助手



【司会】
注意事項を説明します。

この実験では、指示がない限り、いかなる行動もしないでください。
といっても、相談したり、少し動いたりする程度は問題ありません。

また、これはゲームではなく実験なので、制限時間はありません。
ただ、時間の都合で25分を目安とします。

それでは、実験を始めます。




チュートリアル

【司会】
それでは、こちらの問題シートをご覧ください。

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問題シート(全てラミネートで出てきます)
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緑色に光るライト

司会が発言して問題シートを提示します。
同時に、目の前にあったライトが光り始めました。
1番左のライトだけが、緑色に光り、消えました。

問題シートには、「このライトの意味は?」と書かれています。
緑色のライトには意味があり、その意味が問われているようです。

【司会】
さあ、突然で申し訳ありませんが、どなたか、あてずっぽうでいいので、答えていただけませんか?

そう言われても、全く分かりません。
とりあえず、適当に答えてみましょう。
ライトが4つあるので、「グリーンの『グ』だ!」と答えた方が多かったです。

【司会】
残念!そのような意味ではなかったようです。

このとき、司会の不正解のリアクションと同時に、テーブル下のテープ状のライトが緑色に光りました。


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緑色に光るテープライト

【司会】
何も分からない中でナイストライです!ありがとうございます!
……いやしかし、これでは当てようがありませんよね。

実はこの実験で登場するライトには、色ごとに意味があります。
ライトの持つ意味は、知りたくなったら私が毎回教えて差し上げます。
ただし、普通に教えてしまっては楽しくないですね……。

う~んそうですね、では、
色の名前か漢字を含む言葉をお一人一つずつ挙げていただければ
教えることにしましょう!
例えば、緑のライトの意味を知りたければ、
ミドリムシ』とか『緑茶!』とか答える必要があるということです。
よろしいですか?それでは、思いついた方から叫んでください!どうぞ!

(『掴み取り』『風見鶏』『緑黄色野菜』など)

はい、OKです!
それではこの『緑のライト』の持つ意味、発表いたしましょう。
緑のライトの意味は…『謎を解いて答えを導け』です。

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緑のライトの意味(全てラミネートで出てきます)

緑のライトの意味が明らかになったので、問題に答えることができます。
問題の答えは、「謎を解いて答えを導け」ですね。

【司会】
正解です!おめでとうございます!

このとき、司会の正解のリアクションと同時に、テーブル下のライトが赤色に光りました。

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赤色に光るテープライト

これで、チュートリアルはクリアのようです。
この部屋では、指示がない限り、いかなる行動もしてはいけません。
しかし、「謎を解いて答えを導け」という緑の光が点灯していたので、
「このライトの意味は?」という謎を解いて、答えを導くことができるようになっていた、ということのようです。

図らずも、我々プレイヤーは緑の光の指示に従っていたのです。
この実験では、色のついたライトによって指示が出されていくようです。

【司会】
皆さんの前にあるライト……我々は『トワイライト』と呼んでいますが……今回はこのトワイライトの緑の光により、指示が出されていたんですね。

といっても、どんな光でも指示となるわけではありません。
指示になるのは、純粋なライトだけ
イラストや文字、記号を含むライトは、指示ではありません。
例えば、スマホの画面は光っていますが、皆さんに指示を伝えるライトではありません。文字や記号など、様々な表示を伴っているからです。
皆さんのスマホを使用する場面はありません。


ここまでの情報を、いったん整理しましょう。

・この実験では、出題と同時にライトが点灯する。ライトの指示に従い、出題に答えなければならない。
・ライトは、色ごとに意味が異なる
・ライトの意味は、色を含む言葉を人数分挙げると教えてもらえる。
イラストや記号、文字を含まない純粋な単色のライトだけが指示となる


【司会】
これにて、チュートリアルは終了です。
公演を始めましょう!




ステップ1

【司会】
まずはステップ1、第1問です。緑の光をご覧ください。

司会が発言して問題シートを提示します。
すると同時に、目の前にあったトワイライトが光り始めました。
1番左のライトが緑色、2番目のライトが黄色に光り、消えました。

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問題シート1-1
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緑色→黄色に光るトワイライト

問題シートに書かれているのは普通の五十音表を用いた普通の謎。
答えは「えんせい」のようです。

しかし、これをそのまま答えると「不正解です」と言われてしまいます。
どうやら、黄色のライトに何か別の意味があるようですね。

こうなると、黄色のライトの意味が知りたくなります。
緑の例にならって、「キ」「イエロー」という音か「黄」という漢字が含まれる言葉をいくつか挙げることにしましょう。
(実際に出た解:『黄緑』『黄土色』など)

【司会】
黄色のライトの意味は……「4文字のうち前半を2文字下げろ」です!

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黄色のライトの意味

4文字のうち前半を2文字下げろ」というのは、1文字目と2文字目を五十音に従って2つ進める、ということのようです。

小謎のそのままの答えが「えんせい」ですから、
「え」と「ん」を2文字進めると「かいせい(快晴)」となります。

【司会】
正解です!おめでとうございます!

このとき、司会の正解のリアクションと同時に、テーブル下のライトが赤色に光りました。

さあ、このまま第2問にいきましょう。




【司会】
続いてステップ1、第2問です。緑の光をご覧ください。

司会が発言して問題シートといくつかのアイテムを提示します。
すると同時に、目の前にあったトワイライトが光り始めました。
1番左のライトが緑色、2番目のライトが橙色に光り、消えました。

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問題シート1-2
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緑色→橙色に光るトワイライト
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テーブル上の写真

問題シートには、3つの矢印。
そして、テーブルの上には、眼鏡、鏡、100円硬貨、ネコの置物

このままでは見当がつきません。
例によって、橙色のライトの意味を聞きましょう。
「ダイダイ」「オレンジ」という音か「橙」という漢字が含まれる言葉を挙げることにしましょう。
(実際に出た解:『先祖代々』『譜代大名』『オレンジレンジ』『木登り(秀逸なので正解としました)』など)


【司会】
橙色のライトの意味は……「しりとりをしろ」です!

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橙色のライトの意味

しりとりをしろ」と言われて目に入るのは……。
テーブルの上の4つのアイテムですね。

並べかえると
メガネ→ネコ→硬貨→かがみ
となりますから、「?」にあたることばは「ネコ」となります。

【司会】
正解です!おめでとうございます!

このとき、司会の正解のリアクションと同時に、テーブル下のライトが赤色に光りました。

第2問を解くと、司会が口を開きます。

【司会】
おめでとうございます!これにてステップ1、クリアとなります!
緑の光を見て、謎を解く。このサイクルが身について来たようですね。
このまま、ステップ2にいきましょう!

どうやら、これにてステップ1をクリアしたようです。




ステップ2

【司会】
続いてステップ2、第1問です。緑の光をご覧ください。

司会が発言して問題シートを提示します。
すると同時に、目の前にあったトワイライトが光り始めました。
1番左のライトが緑色、2番目のライトが青色に光り、消えました。

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問題シート2-1
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緑色→青色に光るトワイライト

問題シートには、とても大きな数字が2つ並んでいます。
このままでは意味が分からないので、やはり青いライトの意味を聞いてみるしかないでしょう。

「アオ」「ブルー」がつく言葉か、「青」が入ることばを挙げていきます。
(実際に出た解:『青息吐息』『青春』など)

【司会】
青色のライトの意味は…「かけろ」です。

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青色のライトの意味

「かけろ」と言われていますから、どうやら2つの数字でかけ算をすれば良いようです。といっても、こんな大きな数字のかけ算はできませんね。

こんな時は、計算の得意な人物の力を頼りたいところですね。
そう。後方に待機している助手です。

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助手

しかも、彼は実験を経験したことがあるのでした。
青いライトを見れば、計算をしてくれるはずです。
彼を頼ってみましょう。すると、

【助手】
指示に従うことは出来るんですが、僕、目が悪いんですよね、ちょっと光が見えなくて……

といわれてしまいます。
しかし、彼の計算力がなくては計算ができそうにありません。
こういうときは当然、テーブルの上のメガネを使いましょう。

しかし、テーブルの上のメガネを助手に渡そうとすると、司会に止められてしまいます。

【司会】
ちょっと待ってください。それ、光の指示に従ってますか?

そうでした。
プレイヤーの皆さんは、光の指示がなければ、いかなる行動も取ってはいけないのでした。

しかし、助手の計算力を頼りたいという方針も、そのためにはメガネをかけさせなければいけないという考えも、おそらく揺らぎません。
ここはひとつ、行動を変えずに、司会を納得させられるようなゴネ方を考えましょう。

……そういえば、青いライトの意味は「かけろ」でした。
問題シートの趣旨は、大きな数字2つを掛け合わせろ、という意味なのでしょうから、最終的にはかけ算の答えを出さなければいけません。

けれども、ライトの指示の上では、具体的に何を「かけろ」とは言われていません。最終的に数字の答えをかけ算の答えを出せさえすれば、良さそうです。

例えば、助手の彼にメガネを「かけて」みてはどうでしょうか?
これならば確かに、光の指示に従えていそうです。
司会も黙認してくれます。

【司会】
なるほど、たしかに「かけて」いますもんねぇ……。
これは止められないですねぇ……。

助手にメガネをかけると、以下の通りのやり取りがあり、無事にクリアすることができました。

【助手】
あ!これでライトが見えますよ!
ライトは……緑に青……
ということは、この数字をかければいいんですね!
答えは、1806…………0607、です!

【司会】
正解です!長いのでもう言い直さなくて大丈夫!
被験者の皆さんが答えた、ということにしましょう!

このとき、司会の正解のリアクションと同時に、テーブル下のライトが赤色に光りました。

さあ、このまま第2問にいきましょう。




【司会】
続いてステップ2、第2問です。緑の光をご覧ください。

司会が発言して問題シートを提示します。
すると同時に、目の前にあったトワイライトが光り始めました。
1番左のライトが緑色、2番目のライトが青色に光り、消えました。
どうやら先ほどと全く同じ指示のようです。

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問題シート2-2


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緑色→青色に光るトワイライト

ここは今一度、助手の彼に協力を仰ぎましょう。
すると、彼からこんな一言が。

【助手】
緑……青……あれ?
青いライトが1つしかないですよ。
数字が3つあるのに、1回しか掛けちゃいけないなんてどうすれば……

【司会】
あ~、そういえば彼は柔軟性がないんでしたね。
いや、問題の趣旨としては当然、全てかけ算をしてもらいたいんですけどね……。

そうでした。彼は柔軟性がないのでした。
ライトの点灯は変えられないようです。
どうにかして、彼の目に青いライトを2つ映す必要がありそうです。

たとえば、手元にある鏡を青いライトの後ろに置くのはどうでしょうか。
これならば、鏡に反射して、彼の目に青いライトが2つ映りそうです。

しかし、例によって、司会に止められてしまいます。

【司会】
いやいやちょっと待ってください。それ、光の指示に従ってますか?

考えてみても、これ以外に方法はなさそうです。
ここはやはり、鏡を置く行動は「かけて」いるのだと、司会にゴネるのがよさそうです。

鏡を置くことを、「かける」を用いて表現できないでしょうか。
例えば、「僕はこの鏡を立て『かけ』たいです!」などと言うと、

【司会】
なるほど、たしかに「かけて」いますもんねぇ……。
私は柔軟性があるのでね、これは止められないですねぇ……。

などと反応され、鏡を置くことができます。
チョロいですね。

鏡を置くと、以下の通りのやり取りがあり、無事にクリアすることができました。

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緑色→青色に光るトワイライト

【助手】
何々……?
ライトは……緑に……青が2つ!
これでかけ算ができますよ!!
答えは、1730…………1793、です!

【司会】
正解です!
今回も被験者の皆さんが答えた、ということにしましょう!

このとき、司会の正解のリアクションと同時に、テーブル下のライトが赤色に光りました。


【司会】
おめでとうございます!
これにてステップ2、クリアとなります!
元被験者である助手の彼を利用するというひらめき、お見事でした。
といっても、こんなことを繰り返されては困るので、今後は助手の利用を禁止します。あと、鏡、硬貨、ネコの物品も何に使われるか分かりませんし、没収しますからね。

さて、改めて。
助手の彼は、実験の成功者です。
見てお分かりの通り、ライトの指示にはしっかりと従う体になっています。
今回の被験者である皆さんも、実験が成功すれば、あのように、必ずライトの指示に従うようになるのかもしれませんねぇ。

どうやら、これにてステップ2をクリアしたようです。




ステップ3

【司会】
ここからはステップ3です。まずは後方をご覧ください。
それではステップ3、第1問です。

ステップ3が始まると、真っ先に後ろを向くように言われました。
今回は、後ろにいる助手が問題シートを提示します。
振り返って確認すると、部屋の前方にあったトワイライトが光り始めました。
1番左のライトが緑色に光り、消えました。

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緑色に光るトワイライト
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問題シート3-1(後方の助手が持っている)

……ということは、今回の指示は「謎を解いて答えを導け」だけ。
素直に小謎を解けば良さそうです。

各枠には「ト」「ワ」「イ」「ラ」「イ」「ト」が入りますから、答えは「イライ(依頼)」となります。

【司会】
正解です!おめでとうございます!
この電球の名前「トワイライト」をつかった問題でしたね。

このとき、司会の正解のリアクションと同時に、テーブル下のライトが赤色に光りました。


ここで、司会が口を開きます。

【司会】
さあ、今の問題では、皆さんの体に不思議なことが起こりましたね。
……おや?気づいておられない?
私は今回、一言も「緑の光をご覧ください」と言っていないんですよ。
それなのに、皆さんは自発的に振り返り、緑の光を確認して謎を解いたんです。

段々と、体が緑の光を求めるように変わってきたんじゃありませんか……?

果たして、本当にそんなことが起こっているというのでしょうか。
うまく言いくるめられている気がします。

さあ、引き続いて第2問にいきましょう。




【司会】
まあ、それは実験を続ければわかることですね。
引き続き後方をご覧ください。
それではステップ3、第2問です。

第2問でも、真っ先に後ろを向くように言われました。
今回も、後ろにいる助手が問題シートを提示します。
振り返って確認すると、部屋の前方にあったトワイライトが光り始めました。
1番左のライトが緑色、2番目のライトが赤、3番目のライトが紫色に光り、消えました。

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緑色→赤色→紫色に光るトワイライト
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問題シート3-2(後方の助手が持っている)

謎の答え自体は「バーナー」であることはすぐに分かります。
しかし、赤のライトと紫のライトは初登場。
これらのライトの意味が分からないので、やはり意味を聞いてみるしかないでしょう。


赤いライトについては、「アカ」「レッド」がつく言葉か、「赤」が入ることばを挙げていきます。
(実際に出た解:『アカウント』『赤外線』など)

【司会】
赤色のライトの意味は…「濁点をはずせ」です。

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赤色のライトの意味


同様に、紫のライトについては、「ムラサキ」「パープル」がつく言葉か、「紫」が入ることばを挙げていきます。
(実際に出た解:『オオムラサキ』『紫式部』『紫陽花』『紫金石』など)

【司会】
紫色のライトの意味は…「同じ文字を消せ」です。

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紫色のライトの意味


これで、ライトの意味が全て明らかになりました。
元々の謎の答えは「バーナー」ですから、濁点を外し、更に同じ文字である「ー」を消すと、答えは「はな(花)」になります。


【司会】
正解です!おめでとうございます!

このとき、司会の正解のリアクションと同時に、テーブル下のライトが赤色に光りました。


【司会】
まあ今回は謎の答えなんてどうでも良いんです。簡単だったでしょう?
今回は、緑に加えて一気に赤と紫のライトまでサービスしちゃいましたよ。
新しいライトが登場して、皆さんウキウキしたに違いありませんね?

体が、どんどんと緑の光を求めるようになっていきますよ……!

う~む。腹の立つ司会者ですね。
とりあえず、このまま第3問にいきましょう。




【司会】
さあ、今回は前方をご覧ください
それではステップ3、第3問です。

司会が発言して問題シートを提示します。
先ほど出てきた問題と同じような、とても簡単な問題です。
答えは「ヒカリ」ですね。

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問題シート3-3


ところが今回は、目の前にあるトワイライトが一向に光りません。
そこで、司会が口を開きます。


【司会】
おや……誰も答えないんですね。少し難しすぎましたかね?

な~んちゃって、皆さん答えはお分かりなんですよね。
皆さんお気づきのようですが、今回はいくら待っても、トワイライトは光りません。

全員答えが分かっているのに誰も言わない謎解きが、これまであったでしょうか!フフフ、面白いでしょう?
さあ、どうやって解きましょうか?

やはり腹の立つ司会ですね。
ここはトワイライト以外で、緑の光を見るしかなさそうです。


……そういえば、一番最初に、机の下のライトが緑色に光っていたような気がします。

このライトは、司会が「正解!」という度に赤色に光っていました。
初めに緑色に光っていたのは……緑のライトの意味を誤答したときでしたね。
ということは、今回も誤答すれば、このライトは緑色に光るのではないでしょうか?

とはいえ、今回は緑の光を見ていません。そもそも、回答自体できるのでしょうか。司会にルールを聞いてみると、

【司会】
光の指示に従わなければ、先のステップに進めないだけです。
先ほど言ったとおり、実験の趣旨に反しない範囲で、話したり動いたりは止めません。
答えの正誤判定自体はいつでもしてあげますよ。

ということですので、ひとまず適当な答えで誤答してみましょう。
すると、

【司会】
残念!不正解ですね。

このとき、司会の不正解のリアクションと同時に、テーブル下のライトが緑色に光りました。

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緑色に光るトワイライト

このタイミングで、「ヒカリ」と答えましょう。

【司会】
正解です!おめでとうございます!

このとき、司会の正解のリアクションと同時に、テーブル下のライトが赤色に光りました。


【司会】
誤答時のライトを利用して緑の光を作りだしてしまおうというヒラメキ、実にお見事です!
しかし、今後悪用できないよう、このライトはもう使用しないことにしましょう。
さあ、次がステップ3の最終問題です!

何とかクリアできました。
このままの勢いでステップ3をクリアしたいところです。




【司会】
それではステップ3、第4問です。

司会が発言します。
それと同時に、部屋の電気が消えて、真っ暗になってしまいました。

しばらく待っても、特に何も起こりそうにありません。
すると、司会が口を開きます。

【司会】
皆さん、出題を待っておられるのかもしれませんが……。
実は、既に出題は終わっております。

なんと、どうやら既に出題が行われているようです。
しかし、目をこらしてみても、目の前に問題シートはありません。

どうやらここは、普通とは異なる解き方で進まなければいけないようです。

【司会】
難しそうですからヒントを……。
皆さんの身の回りに起こった大きな変化に、注目すると良いかもしれませんね。

大きな変化、というと、部屋の電気が消えたことでしょうか。
これに何か意味があるとすれば……。


……そういえば、我々に指示を出すライトというのは、何もトワイライトに限りませんでしたね。
この部屋のライトもまた、純粋なライトとして、指示を出すライトの定義に沿う気がします。


……ということは、この部屋を初めから照らしていた白いライトもまた意味を持っており、今はその指示が消えているのでは.……?と考えることはできないでしょうか?

試しに、白いライトの意味を聞いてみることにしましょう。

「シロ」「ホワイト」がつく言葉か、「白」が入ることばを挙げていきます。
(実際に出た解:『白鯨』など)

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始めからプレイヤーを照らしていた白い光

【司会】
皆さんお気づきのようですね。
部屋に入ったときから皆さんを照らしていたこのライトもまた、当然意味を持っていたのです。
白いライトの意味は…「モニターの裏を探索するな」です。
この指示が、今は消えています。

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白いライトの意味


実は私たちは、開始当初からモニターの裏を探索することができなかったようです。
その指示が消えているので、今はモニターの裏を見ることができます。
すると、このようなシートが出てきました。

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問題シート3-4


何と、答えがわかってしまいました。
これで解決、かと思いましたが……。
我々にはまだ、重要な問題が一つ残っていました。


緑の光を見ていないのです。
これでは、問題に答えて先に進むことができませんね。
トワイライトは光らないようですし、机の下のライトはもう禁止されて使えませんから、緑の光はどこにも存在しません。
万事休すです。


……本当に、そうでしょうか?
ひとつだけ、思い当たる場所がないでしょうか。
白いライトが消えたと同時に、この部屋に点灯した緑色の光に。


真っ暗な部屋を見渡すと……。



ありました。

そう、スイッチです。

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緑色に光るスイッチ


スイッチの緑のライトもまた、我々に指示を伝えるライトです。
これを見たのですから、もう答えることができます。
「ライト」と答えましょう。

【司会】
正解です!おめでとうございます!
不可解な状況でも、しっかりと現状を把握して答えてくださいました!

このステップ3を通じて、どんな状況からでも緑の光を探し出すことができるようになりましたね!
実験は更に進んでいきますよ……。


どうやら、これにてステップ3をクリアしたようです。




ステップ4

【司会】
さあ、ここからはステップ4。第1問です。

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問題シート4-1

司会が発言して問題シートを提示します。
すると同時に、目の前にあったトワイライトが光り始めました。
1番左のライトが緑色、2番目のライトが橙色に光り、消えました。

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緑色→橙色に光るトワイライト


この問題シートは、よく見たものを先ほど見ましたね。
ライトもその時と同じ。
どうやら、もう一度しりとりをすれば良いようです。


……しかし、先ほどと1点だけ違うところが。
今回は、しりとりに用いた物品がもうないのです。
一体、何を使ってしりとりをしろというのでしょうか?


【司会】
今回、お気づきの通り、しりとり用の物品はありません。
ところで、皆さんは先ほど、なぜ
「メガネ→ネコ→硬貨→鏡」
というしりとりをしたのでしょうか……?
私は一言も「物品を使ってください」なんて言っていないのに。

おそらくは「それが適切だ」と感覚で理解したから、のはずです。
ちょうど良いタイミングで、4つの物品が目の前に出てきたから。
ちょうどしりとりができそうだから。

今回も同様です。
物品がないこの状況でも、適切にしりとりができそうなものが4つ、ないでしょうか?
「探索しろ」という指示も、「過去の問題を振り返れ」という指示もありません。

そう言われると……4つあるものと言えば、目の前のライトくらいしか思い浮かびません。

そういえば、このライトは「トワイライト」というのでした。
「トワイライト」は、4つ繰り返すだけでしりとりができますね。


もしかすると……?と思いつつ「トワイライト」と答えてみると、

【司会】
正解です!
おめでとうございます!

なんと、これが正解だったようです。




【司会】
続いてステップ4、第2問です。

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問題シート4-2

司会が発言して問題シートを提示します。
すると同時に、目の前にあったトワイライトが光り始めました。
1番左のライトが緑色、2番目のライトが紫色に光り、消えました。

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緑色→紫色に光るトワイライト

問題シートは、もはや情報になっていませんね。
実質的には「同じ文字を消せ」という指示しか与えられていないようです。

この状況で、何かから「同じ文字を消せ」と言われたら……。



「トワイライト」から、でしょうかね……。


ちょうど「ト」と「イ」が2回登場するので、
「ワラ(藁)」という単語が導けそうです。


本当か……?と思いつつ「わら」と答えてみると、

【司会】
正解です!
おめでとうございます!

さあ、次の問題にいきましょう。




【司会】
続いてステップ4、第2問です。

司会が発言します。ただし、問題シートは提示されませんでした。
同時に、目の前にあったトワイライトが光り始めました。
1番左のライトが緑色に光り、消えました。

画像
緑色に光るトワイライト


だんだんと情報が減っていき、ついに物品も問題シートもなくなりました。
「謎を解いて答えを導け」という指示だけが、目の前に与えられています。


一体、どうしろというのでしょうか。




【司会】
困惑されていますね。
こういうときは、分かっていることから整理しましょう。


まず皆さんは、緑の光を見たら謎を解いて答えを導かなければならない
ここでいう「謎」というのは、いわゆる1枚謎じゃなくたっていいんです。

だって、1問前の問題シートは、「?」が書いてあるだけ。
とてもじゃないが1枚謎とは呼べない。
それでも、皆さんは適切な答えを導き出したのです。

要するに緑の光は、皆さんに対して「適切な答えの単語を導け」と言っているのです。


そして、重要な情報がもう一つ。
皆さんは、光の指示がない限り、いかなる行動もとってはいけない
過去を振り返る必要も、あたりを見回す必要もない。
そしてしりとりをする必要も、同じ文字を消す必要も無くなった。

さあ、この状況で、ある単語を導け、と言われたら???




この状況で何か単語を答えろと言われたら……。






きっとそれは、「トワイライト」しかありませんね。


「トワイライト」と答えてみると、

【司会】
正解です!
おめでとうございます!
そうですよね!
緑の光を見たら、何かしらの答えを出さなければいけない。
「トワイライトが光っている」以上の情報はないのですから、答えは「トワイライト」しかありませんね!!

と言われました。
よく分かりませんが、これで正解のようです。





すると、ここで司会が口を開きます。

【司会】
さて、ここまで大変お疲れ様でした!!!
モニターをご覧ください!




助手がモニターの電源を付けました。

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モニター




解説

【司会】
たった今、この部屋での最後の出題が終わりました。
ここから、解説をしていきましょう。
そのままモニターをご覧ください。

どうやら、ここからは解説になるようです。


【司会】
この実験では、皆さんに2つの感覚を植え付けることを試みてきました。
それは「想起」と「希求」。

想起とは「あるものを見て、自然と別なあるものを思い出す」という感覚。希求とは「ある目的のため、別なあるものを探し求める」という感覚です。
さて、具体的にどのような実験だったのか、振り返ってみていきましょう。


【司会】
ステップ1は、シンプルな内容でした。
簡単な問題を通じて、皆さんに「謎を解き、答えを導け」という緑の光の意味を覚えていただきました。

ステップ2は、先輩被験者である助手を操って謎を解きました。
ライトの持つ意味の強さを知っていただけたと思います。もしかすると、実験を終えた皆さんも、あのように、皆さんもライトには必ず従ってしまうようになるのかもしれませんね。

ステップ3は、少し趣向を変え、緑の光を探していただきました。
皆さんが従うべき緑の光は、目の前のトワイライトだけではありませんでした。
皆さんは、謎が目の前にあるにもかかわらず、後ろを向いてトワイライトを探したり、テープライトやスイッチの光に気づいて、どんな状況からでも緑の光を探し出し、謎を解き明かせるようになりましたね。これが希求です。

そして、ステップ4。
皆さんは、とうとうライト1つを見て、ある答えの単語が思い浮かんでしまうようになりました。これが想起です。

2つの感覚は、しっかりと皆さんに根付いたでしょうか??

なるほど。
よくわかりませんが、そういうことのようです。


【司会】
それでは、ここまでの公演終了にかかったタイムを発表しましょう。
こちらです!

助手がストップウォッチを提示してくれます。

画像
ストップウォッチ

22分……まあまあ良い時間ですね。
かろうじて目標をクリア……。


……おや?



……あれ?



……ストップウォッチが止まっていません



司会も助手も、ミスをしている様子はありません。
もしかすると、実験が終わっていないのかもしれません。


実験が終わっていないのだとすると、まだ解いていない問題がある、ということになります。


出題が行われている証拠が、どこかにないでしょうか?




……実は目の前に存在していました。

ここです。


画像

モニターの下部が、電源を付けた瞬間に緑色に光っていたのです。


しかし、モニターの画面を見ても、明らかに謎ではありません
モニターの画面は単色ではないので、指示であるわけでもなさそうです。


むしろ、「モニターが緑色に発光している」という事実が、一番大切なようです。
そのような状況を、我々はつい先ほど経験しています。



……そう、「トワイライト」ですね。


トワイライトが緑色に光っていた時に「トワイライト」と答えたように、モニターが緑色の光を発していたので、「モニター」と答えるべきです。


「モニター」と答えると、

【司会】
正解です!
おめでとうございます!

無事に正解することができたようです。
油断も隙もありませんね。

【司会】
この問題では、先に緑の光が目に入って「モニター」という答えが頭の中に浮かんでしまったという方、つまり「想起」をした方も、
私からクリアタイムを提示されて謎の存在に気づき緑の光を探した方、つまり「希求」をされた方も、
どちらもいらっしゃると思います。

どちらが正しいということはありません。
どちらも想定の範囲です。

成功を実感された方も、そうでない方も、この実験をお楽しみいただけていれば幸いです。


ここで、にぎやかだったBGMが消えます。


【司会】
緑の光は、どこに潜んでいるか分かりません。

今後も、この部屋、ひいてはこの会場から出た後も、どうか、この実験のことを忘れずにお帰りください。


……エンディング仕様のBGMが戻ってきました。

【司会】
さあ、モニターに緑光実験の公式LINEのQRコードを提示しております!
公式LINEに最後の謎の答え「モニター」を送っていただくと、実験の解説を読むことができます。

このQRコードはこちらでしか読むことができませんので、今のうちにぜひご登録ください。


QRコードを読み込んで「モニター」と入力すると、「たしかに今の時点での最後の答えは『モニター』ですね。」と怪しい応答があります。
……まぁ、指示通り放置することにしましょう。

画像
追加したばかりの公式LINEに「モニター」と入力すると

荷物を持ち、帰ろうとします。
すると、

画像
緑色に光るトワイライト


……光っていますね。



司会と助手は、何かを期待したような目でこちらを見ています。



期待通りに、答えてあげましょう。



「トワイライト!」



【司会】
正解です!!
そうですね、緑の光を見たら、謎を解いて答えを導かなければいけないんですよね!
そして、トワイライトが光っている状況では、トワイライト以外の単語はあり得ません。正解です!!

この公演の最後の答えが「トワイライト」へと変化したようです。
トワイライトと入力してくださいね。
今度こそ、本当の解説をご覧になれます。

今後、もし皆さんが「これは成功だなぁ」と思うことがあれば、ぜひそのLINEで報告してくださいね。我々はとても嬉しいです。

さあこれで、本当にお別れです。
この実験のこと、どうか忘れずに……。


トワイライトと入力することで表示されたこの公演の解説を、ここに載せておきます。




その後

※ここからはエクストラ要素のネタバレです。まだ考えたい方はスクロールを止めてください。





帰り道のことです。

ふと、これまで気にしていなかったものが目に入る気がしました。

信号


……緑色の光……ですね。
あれは……信号のようです。



そういえば、信号には緑に続いて黄色の光赤色の光があります。
何か覚えがないでしょうか。



どの光も、「緑光実験」で登場した色です。
まさか……?
今一度、全ての光の意味を確かめましょう。

画像


信号が光っている状況で何か答えの単語を導かなければならないとすれば……それは「しんごう」しかないでしょう。
「しんごう」のうち、前半2文字を五十音で二つ先送りして、濁点を外す。


すると……。



せいこう(成功)」という単語が出てきます。


【司会】
今後、もし皆さんが「これは『成功』だなぁ」と思うことがあれば、ぜひそのLINEで報告してくださいね。我々はとても嬉しいです。


司会が言っていた通り、「成功」という単語をLINEに入力しましょう。
すると、クリアポストリンクが表示されるとともに、作品キャプションボードを読むことができるようになっていました。


画像
「緑光実験」キャプションボード



あとがき

『緑光実験』ネタバレ記事の内容は以上です。


この作品は、私たちなりに、「侵食」というテーマに向き合って生まれました。
作品の内容が、少しでも面白いと感じていただけていれば幸いです。


私たちは、ノウハウを残す目的で、作品内容を公開しています。多くの人の目に触れ、今後も存在が認知されると嬉しいです。
下のボタンか、note公式の共有ボタンから、拡散をお願いします。


また、若い作り手向けに、制作中に考えていたことをまとめた記事も同時公開しています。


お読みくださり、ありがとうございました。

白鯨
セージ/たっつー

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京都を中心に活動する制作団体。 体験とは何かをずっと考え続けています。
③『緑光実験』ネタバレ記事|白鯨
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