パナマ運河への中国の貢献称える記念碑撤去 地元当局決定に批判
【AFP=時事】中米パナマのパナマ運河入り口付近にある、中国の運河への貢献を称える記念碑が27日夜、地元当局の命令で撤去された。 【写真】パナマ運河への中国の貢献を称える記念碑が撤去された場所 パナマ運河をめぐっては、中国政府の運営への影響力が大きすぎるとして、ドナルド・トランプ米大統領が数か月にわたり、米国が支配権を取り戻すべきだと主張している。 記念碑の撤去を命じたのは、地元アライハン市の市長室。この動きにパナマと中国の指導者から非難の声が上がった。 市長室は声明で、記念碑には構造的な損傷があり「危険」をもたらす恐れがあったと説明した。 しかし、パナマのホセ・ラウル・ムリノ大統領は28日、「野蛮な行為で、正当性は皆無だ」と述べ、「許しがたく、非合理的だ」と非難した。 また、記念碑の撤去現場を視察した駐パナマ中国大使も「二国間の友好にとって大きな痛手」と述べ、30万人の中国系パナマ人に対する侮辱だと続けた。 在パナマ中国大使館はX(旧ツイッター)に投稿した動画で「徹底的な調査」を呼びかけ、「違法、不適切、そして破壊的な行為」に対する「厳しい制裁」を求めた。 パナマ運河は1914~1999年まで米国の管理下にあり、その後パナマに引き渡された。 香港の複合企業CKハチソン・ホールディングスは、パナマ運河2港の運営権を米投資会社ブラックロック率いる連合体に売却することで合意したと発表している。【翻訳編集】 AFPBB News