Xで見かけたポストに対して
最近、X(旧Twitter)で見かけたこのポスト。株式会社リバーズエコの小川凌氏が投稿した、科学系YouTuber「GENKI LABO」(市岡元気氏)のチャンネルを痛烈に批判する内容だ。
ポスト本文はこうだ。
登録者数30万人を超える大人気YouTuberとコラボしたGENKI LABO市岡元気氏ですが、登録者数が109万人から変化があったようです。
— 株式会社リバーズエコ 小川凌 (@RiversecoOgawa) December 25, 2025
再生数も登録者数100万人超えのYouTuberとは思えない再生数で、やさぐれメタル様とコラボした結果が如実に出ているようです。… pic.twitter.com/3trKXT9CBi
アドバイスを装った攻撃的な投稿
まず目につくのは根拠の薄さ。登録者が「109万人から変化があった」「108万人に減った」と示唆しているが、YouTubeの登録者数はリアルタイムで変動する。仮に登録者が109万人1人から108万9999人に変動した時に登録者は108万人と表示されるのがYouTubeのシステムである。この場合は2人しか減っていないのに、視聴者には1万人の登録者が減ったと思えてしまう。変動があったと書いて108万人のスクショを出すのは飛躍しすぎである。
しかも再生回数に対しても「やさぐれメタルとのコラボが原因」と決めつけているが、データは何一つ提示されていない。
こんなに主観丸出しで「如実に出ているようです」と書くのは、ただの感情論でしかない
同調者にしか響かない共感誘導
このポストのミソな部分は「私が愚かでした」という一文だと思う。
「楽しい実験を通して、都市鉱山リサイクルの大切さを伝えられる存在だと一時期でも思った私が愚かでした。」
これ、ただの自己卑下じゃない。
巧妙に「私も昔は騙されていたけど、今は目が覚めた」という“覚醒者ポーズ”を取って、フォロワーに対して「そうだよな、俺たちも昔は期待してたよな」と同調を強制している。
「都市鉱山リサイクル」=投稿者自身のビジネス領域を持ち出して、まるでGENKI LABOがその使命を裏切ったかのように描く。
「一時期でも思った」=過去の自分を愚か者扱いすることで、現在批判している自分を“正しい側”に位置づける。
「私が愚かでした」=フォロワーに「いや、愚かじゃないよ! 市岡元気が悪いんだよ!」と擁護させたくなり、結果として批判側に引き込む心理操作である。
個人的な失望を【正義の気づき】に昇華させて、共感を武器に叩いている
これに「わかります」「残念です」と反応してしまう人は、すでに同じ価値観の同調者でしかない。
中立的な人やGENKI LABOのファンから見たら、ただの恨み節にしか映らない。
こういう書き方は、批判の輪を広げるための定番テクニックであるが、結局は自分のコミュニティ内でしか盛り上がらない。
これが同調圧力の典型で、SNSの闇だと改めて思う。
GENKI LABOのコンテンツが本当に「終わった」かどうかは、GENKI LABOの視聴者が決めること。リバーズエコは、自分のビジネスに集中した方がよほど建設的だと思う。
投稿は、事実を基にした正当な懸念ではなく、個人的・事業的な不満を「残念です」と包装した批判に近い。GENKI LABOの方向性変更を心配していると書いてあるが、根拠が薄く感情優先のため、説得力に欠けている。視聴者離脱の可能性はゼロではないが、「終わってしまった」と結論づけるのは早計でしかない。コラボは実験の多様性として楽しむ人もいる。
リバーズエコ小川社長には、もっと具体的なデータ提示を期待したい。
こんなポストを見て、改めて思う。ネットの批判は簡単だけど、ちゃんとした根拠と品位を持ってこそ、意味がある。皆さんも、他者を叩く前に一度立ち止まってほしい。


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