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2025年振り返り/2026年について

2025年も、本当にありがとうございました。

株式会社munimu関連の年末のご挨拶につきましては、すでに別途まとめておりますのでよろしければご確認いただけますと幸いです。



このnoteでは、山中夏歩個人としての2025年の振り返りと、来年2026年について、書いていけたらと思っています。

毎年この時期になると、noteで「その年の振り返り」と「来年の目標」を書いてきたのですが、2025年に関しては、実は2024年末が想像以上に忙しく、数年ぶりに年末のnote更新ができていませんでした。だからこそ、今年はちゃんと書きたいなと思いました。

2025年、株式会社munimuの活動、そして山中夏歩としての写真活動やイベントを応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

いつも見守ってくれている方、撮影で一緒に時間を重ねてくださった方、展示に足を運んでくださった方、SNSで言葉をかけてくださった方、遠くから応援してくださっている方、そして一緒に動いてくれたスタッフやカメラマンさんたち。どの関わりも、私にとっては全部大切で、感謝感謝の1年でした。

この一年を振り返ると、嬉しかったことも、楽しかったことも、あった一方で、迷いが生まれた瞬間や、大変だった出来事もありました。
ただ、それらがあったからこそ、今の自分が何を大切にしたいのか、どこに戻っていくのか、何を手放して何を育てるのか、一気にみえてきた一年でもあったように思います。

長くなりますが、私の記録として、2025年のことを書いていきます。
今後も応援いただきましたらとても嬉しいです。

↑これまでの活動経歴や、ご依頼いただけるお仕事について等々、山中に関する情報はこちら


2024年の振り返りを、簡単に

昨年振り返れなかったのと、今後の話にも通づるため、まずは2024年がどんな年だったかから書かせてください。

2024年は、私のモデル活動がちょうど10周年という節目の年でした。

10周年を記念して、何か形に残るプロジェクトをやりたいという思いがあり、その中で一番大きなものが、「蜉蝣」という写真集と、自分の活動のヒストリーをまとめた冊子の、2冊1組の本でした。

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制作費は数百万円かかる、かなり豪華な仕様の本でしたが、自分の10年間の活動を一度きちんとまとめることができて、本当に良かったと思っています。自分の過去を振り返って、言葉にして、写真にして、編集して、形にして残すというのは、思っていた以上にエネルギーのいる作業でした。

この本には、私の10年間の写真活動の全てが詰まっています。IRIS GALLERYで実際に手に取ってご覧いただけますので、もし機会があればぜひ見ていただけたら嬉しいです。

モデル活動自体続けていく中で、渋谷ヒカリエでの写真展開催や、10周年記念の本制作を経て、「ポートレートモデルとしての活動は、ひとつまとまったな」という感覚がありました。

そしてその流れで、株式会社munimuでの写真関連事業に軸足を傾けていく中で、2024年末には賞金100万円のフォトコンテスト「PHOTO LEAP」を開催する予定で、そこに向けて動いていた一年でもありました。
自分のモデル活動へ力を注ぐフェーズから、写真業界やポートレート業界へ恩返ししていくフェーズへ、力の向きが変わっていく流れだったと思います。

ただ、本来は予定していなかったIRIS GALLERYのオープンが、2024年6月、ちょうど年の真ん中に差し込まれることになり、その立ち上げで想像以上にバタバタした一年でもありました。

「ギャラリーを持ちたい」という夢はずっとありましたが、正直自分の中ではまだ今ではないと思っていました。それでも、物件やタイミング、そして一緒に運営できる相手との出会いが重なって、「今しかない」と思ってスタートさせたのがIRIS GALLERYでした。

この2024年の流れが、そのまま2025年の出来事につながっていきます。

2025年の年明け、私が思っていたこと


そうして迎えた2025年は、気づけば本当にあっという間に過ぎていった一年でした。

年明けの時点では、「PHOTO LEAP」をはじめとした作家支援の活動や、IRIS GALLERYを通じた写真業界・ポートレート業界への恩返しを、引き続き形にしていきたいと思っていました。

私自身、「作家支援」というテーマをずっと大切にしてきましたし、それは今も変わらない軸です。自分の活動がある程度一区切りついたからこそ、今度はこの業界に対して何ができるのか、何を返していけるのか、そういうことを考えながら動いていました。

私の写真活動の中で最も大切にしているのは、やっぱりアマチュアのカメラマンの皆さんです。
今までアマチュアのカメラマンの方がいてくださったから、今の自分があると思っていますし、活動のすべてだと思っています。

私は10年以上、ポートレートモデルとして活動してきて、1対1で、たくさんの対話をしてきました。
撮影という時間は、ただ写真を撮るだけの時間ではなくて、人生の途中で出会い、同じ時間を過ごし、それぞれの価値観や考え方を少しずつ共有していく時間でもありました。
私はその関係性が本当に大切で、その積み重ねが自分の宝物であり財産だと思っています。

だからこそ、カメラマンさんが写真を続けられる環境、写真を楽しめる場所、挑戦できる機会、目標にできる指針、そういうものを作ることが、私にできることだと思ってきました。

2025年の年明けは、その気持ちが強かったです。
IRIS GALLERYを頑張っていこう、PHOTO LEAPを続けていこう、femtoも形を整えていこう。そんなふうに思っていました。


2025年2月、IRIS GALLERYの運営体制が変わったこと

そんな中で、2025年2月に、IRIS GALLERYの運営体制が変わることになります。ギャラリーを始めてから、約半年ほど経ったタイミングでした。

この出来事は、私にとって2025年の中でも、かなり大きな転機だったと思っています。

そもそも、IRIS GALLERYを立ち上げたきっかけについて少し書いておくと、私はずっと将来的にギャラリーを持ちたい、運営したいという気持ちはありました。作家支援という目的にも合っていますし、自分がやりたいことでもありました。

ただ正直に言うと、「今ではない」と思っていました。
写真に関する知識も、まだまだ足りないと感じていましたし、自分自身の活動も忙しく、ギャラリーの店頭に立ち続けられる状況ではなかったからです。

そんな中で、2024年6月にとても条件の良い物件が見つかったこと、そして当時一緒に共同運営をすることになった方が、写真の知識も自分よりはるかにあり尊敬できる相手であり、なおかつ日常的に店頭にも立ってくださる方だったこともあり、「この状況なら、今やってもいいのかもしれない」と思えたことが、スタートのきっかけでした。

私がまだギャラリーをやるフェーズではないと思っていた中で、任せられる状況が偶然揃った。それがIRIS GALLERYの始まりでした。

ところが、2025年2月、その共同運営者の方が辞めるという話になります。そして私が貸していたお金を返済してほしいという話からトラブルに発展していきます。双方の認識の違いなどもあり、最終的には私の考える返金額での返済というかたちではなく、和解合意という形で決着することになりました。

金銭的なダメージもありましたし、運営体制が一気に変わることになったので、大変ではありました。ただ、それ自体は事業をしていれば起こりうることでもありますし、責任を持って自分で乗り切るべきことだとも思っていました。

人がいないのは大変。お金も大変。でも、それは経営をしていれば起こりうること。そう自分に言い聞かせながら、体制を立て直していく方向に切り替えていきました。でも、私にとっての本当の転機は、そこではありませんでした。

応援していた作家との関係が途切れたこと


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本当の意味で大きな転機だったのは、その共同運営者の方が、私が写真活動の中で長年応援してきた写真家さんのマネージャーだった、という点でした。

私は写真活動を始めてから約12年になりますが、その半分以上の時間をかけて応援してきた写真家でした。
その関係性が、この出来事をきっかけに、続けられなくなってしまった。

私は、アマチュアのカメラマンの皆さんを最も大切にしています。
その次に、というと言い方が難しいのですが、アマチュアの方以外で、心から応援してきた存在が、その写真家さんでした。

彼の写真が、純粋にめちゃくちゃかっこよかった、ファンだった、というのももちろんあります。そして写真に対する姿勢を尊敬していました。仕事も、プライベートも、いろんなものを手放して、写真に時間も気力も注いでいる。その生き方が、私はかっこいいと思っていたし、そういう人が報われる世の中であってほしい、というのが自分の願いでもありました。

当時はストリートスナップがメインでしたが、最近はポートレートの作品も撮影されていて、世界でも活躍されている方です。
彼の活動を支援することは、結果的にポートレートや写真文化全体の発展につながる。そして、アマチュアのカメラマンの皆さんにとっても、目指す場所や憧れとして、とてもいい存在になるんじゃないか。そういう思いもあって、私は長い時間とお金と労力をかけて応援してきました。

ただ、トラブルが起きてからは、こちらから連絡をしても連絡がつかなくなってしまった。ここに関しては、どっちが悪い、という話にしたいわけではありません。ただ、私にとっては、かなりショックな出来事でした。

写真人生の半分以上をかけて応援していた作家さんを、応援できなくなってしまった。応援できない状態になってしまった。
それは、何かを失ったというよりも、自分が長い時間をかけて積み上げてきたものの一部が、急に切り離されてしまったような感覚でした。

これから、どこに力を使っていこうか。誰のために、どんな形で、写真の世界に関わっていくのか。そういうことを考える転機となった出来事でした。


5月個展ディレクションと、ひと区切り


そんな中で、5月には、もう一人応援している高橋伸哉さんの個展がありました。
こちらに関しては、個展のディレクションをするのは3回目だったのですが、今回も入らせていただき、皆さんに喜んでいただけたのではないかなと思っています。
伸哉さんに関しては、アマチュアのカメラマンの方に対して、すごく影響力のある存在だと感じています。

写真集を出版するとか、個展でプリント作品を売るとか。
このプリント作品を売るということに関しては、アートとして売るという側面だけではなくて、新しい販売方法だとも思っており、アマチュアのカメラマンさんに、こういうやり方もあるんだっていうことを提示できることにすごく意義があると思っています。

伸哉さんのように、サラリーマンからSNS活動を通して写真作家として活動していくというやり方。新しい写真家の形を見せていくというのは、非常にアマチュアのカメラマンさんにとっても意義のあることだと思っているので、応援しています。

ただ伸哉さんに関しても、5月で一区切りといいますか、個展も3回目になって、写真集も何千部何万部と販売されて、また次はインプットの旅に出るというフェーズになり、5月以降はあまりお手伝いの場面がなかった、という感じでした。

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ここまでを整理すると、2025年の前半は、年始に思い描いていた「支援していく対象」や「力を注いでいく先」が、予想外の形で変わっていってしまった。その変化に、自分が色々と考える。そんな時間だったように感じています。


年間撮影の第2期と、月1海外という一年


ただ、2025年を語る上で、どうしても忘れられない出来事があります。
それが、年間撮影の第2期と、月1海外での撮影でした。

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年間撮影については、もともと1期のみで、今後は新しく募集する予定はありませんでした。
1期の方の中には、継続的にリクエスト撮影をされる方もいれば、写真活動自体を少し縮小される方もいて、結果として、自分の中で使えるリソースに少し余白が生まれた。そこで今回は、人数を半分の5名にして、2期として募集させていただきました。

今、私はモデルとしての新規撮影は受け付けておらず、10年来、長く撮影してくださっているカメラマンさん方と、年間撮影という形でのみ活動しています。そういう意味で、2025年を振り返るときに、新しい年間撮影という存在はやっぱり大きかったなと思います。

これは、作家支援や株式会社munimu、私のモデル以外の活動の話ではなく、あくまでモデルとしての活動の話になりますが、1回目の年間撮影を通して、1年間じっくり写真活動を一緒にやることで得られたものは、本当にたくさんありました。

10年来撮影してくださっているカメラマンさんたちに近いレベルで、
深くて、信頼のあるパートナーシップを、1期目で築くことができた。
2期目はまだ途中ではありますが、年間を通して一緒に写真活動を続けていくことで、お互いの理解がどんどん深まっていく感覚があります。その中で、「ああ、やっぱりこれは自分に合っているな」と感じる瞬間が何度もありました。

私はもともと、単発でたくさんの人と会うよりも、時間をかけて関係性を育てていく方が好きです。年間撮影は、その良さが一番濃く出る形だと感じています。

そして、年間撮影をスタートする少し前から、
年間契約という形で、別途「月1海外」の撮影にも行くようになりました。月1海外は、1ヶ月のうち1〜2週間を海外で過ごすことになるので、そういう意味では、かなり忙しい一年でもありました。
それでも、応援する対象を失ったあとも、楽しみながらここまでやってこれたのは、この海外撮影と、モデル活動の存在が大きかったと思います。

2024年や2023年、テランセラ以降の私は、モデル活動よりも、経営や株式会社munimuの写真事業の方に、軸足を置いていた時期だったと思います。

それに比べると、2025年は、海外撮影を含めて、モデル活動の割合がまた大きくなった一年でした。結果として、経営や支援という面では、ここ数年と比べると、少しボリュームが小さかった一年だったかもしれません。

IRIS GALLERYを整えた一年


年始にIRIS GALLERYの運営体制が変わったこともありましたが、IRIS GALLERYのブログの振り返りを見ていただけたらと思うのですが、ギャラリーとして、個展や展示のプロデュース、展示のディレクションで、カメラマンの方や、プロの方、写真家の方を支援していく活動は、できた一年だったのではないかなと感じています。

また、プリント事業や本の事業など、IRIS GALLERYで新しいサービスを始めて、カメラマンさんの写真活動をお手伝いできるように、体制を整えていった一年でもありました。

運営体制が変わった後は、正直、いろいろなことが予定通りには進まなくなりました。ただその中でも、やめずに続けたこと、やめずに守ったことがいくつもあります。
ギャラリーは、関わってくれる作家さんや、来てくださるお客さま、支えてくれるスタッフや仲間たちと一緒に作られていく場所だと思っています。
だからこそ、何があってもゼロに戻すことだけはしたくなかった。
2025年は、前に進むというより、崩れないように整える一年だったように思います。その整える作業の中で、自分が何を大切にしたいのかが、少しずつ整理されていった気もしています。

「令和の虎」への出演


年末、皆さんが記憶に新しい出来事としては、「令和の虎」への出演があると思います。

この令和の虎に出たのは、写真関連の事業ではなく、2017年から開発・運営していたライブ配信アプリの事業でした。

出演した理由などはYouTubeで語っているので、詳しくはそちらを見ていただけたらと思うのですが、ライブ配信アプリは、やっぱり非常にお金のかかる事業です。

コロナ禍の頃は、事業運営や開発にも一番お金を使って、キャンペーンを打ったり、伸ばしていく動きもできていました。それ以降は少し活動を縮小して、継続しているという状態でした。

事業の内容としては、1対1に特化したライブ配信アプリ、サシライブを運営しています。

なぜ1対1なのかというと、写真の世界で、カメラマンさんと十数年にわたって、1対1でたくさんの対話をしてきたからです。
その関係が自分にとって宝物であり、財産だと思っているので、それをオンライン化できたら、自分が大切にしている1対1の尊い関係の価値を、世の中に広めていけるのではないかと思って、サシライブを開発・運営してきました。

その一方で、写真活動というのは、市場の大きい場所ではありません。
お金儲けをしようと思えば、もっと違うビジネスはいくらでもあると思います。でも私は、お金儲けよりも、写真の業界で叶えたい理想や思想があります。
そして、それにはどうしてもお金がかかる。だからこそ、別の軸でもマネタイズの柱を持てないかという思いもありました。

ライブ配信アプリなら、事業として大きく伸ばせる可能性がある。
その可能性の中に、私が大切にしている「1対1の価値」を重ねられる。
そういう思惑も含めて、私は2017年から開発を続けてきました。
結果として、自己資金で、うん千万という規模を、8年間かけて投入してきたことになります。

後追い企画では、条件付き1000万ALLの行方について放送していただきました。

⇑ぜひこれみてほしい!!

その条件とは、「テストマーケティングで以前の2倍の結果を出せたら1000万円を投資する」という条件が提示されていました。
ただ、テストを回すにも資金が必要で、仮にテストが成功し1000万円の調達が実現できたとしても、その後の運営資金は別途必要になります。つまり、1000万円がゴールではなく、そこからさらに資金調達を進めていかなければ、事業としては前に進めない。
そのため、まずは外部の投資家から残りの運営資金を集めるまで待ってほしい、という趣旨の話になっていきました。
その判断については、「誠実だ」という評価もいただきました。
投資していただくなら、その資金をどう活かして、どうリターンを作り、どう貢献していくのか。そこをちゃんと考えた上での“待つ”であることが伝わった、という意味です。

一方で、エンタメとしては確かに地味になってしまう。
そこで「残りの9000万円を出してくれる人を紹介するから、次の後追い企画でその前でプレゼンして、どうするか決めよう」という流れになり、次の展開へ進むことになりました。

2025年の迷いの正体


2025年を振り返ったときに、私の中で一番大きかったのは、「迷い」だったと思います。

私はもともと、迷いが少ないタイプだと思っていました。
思いついたら止まらないし、企画・運営・実装まで一気にやり切るほうで、行動力と体力メンタルだけは、自分でも異常に強いと思っています。

ただ、2025年は、その自分の特性が、いい意味でも悪い意味でも試された一年でした。

迷いのきっかけは、2月のIRIS GALLERYの運営体制の変化です。
運営体制が変わったこと自体も大きいですが、その出来事をきっかけに、応援していた作家との関係が途切れたことが、自分にとってはかなり大きかったです。

自分の手の届かないところで、関係性が崩れてしまう。
自分が何年も時間をかけて積み上げてきた応援が、継続できなくなる。それを経験したときに、私は、何かが一気にわからなくなりました。

私は誰のために、何のために、どこに力を使うのか。軸は変わらないのに、支援の形や、支援の対象や、支援の導線が、自分の中でわからなくなってしまった。

それが、2025年の迷いの正体だったと思います。

ただ、迷いがあったからといって、全部が暗かったわけではありません。

年間撮影の第2期や、月1海外の撮影で、私はモデル活動の中にもう一度戻っていけました。
あの忙しさがなかったら、私はもっと落ち込んでいたかもしれないなと思うこともあります。撮影という時間は、本当に不思議です。

そして、IRIS GALLERYも、運営体制が変わった中で、完全に止めずに整え続けられた。これは本当に、スタッフやカメラマンさんの存在があったからです。

私はこだわりが強くて、現場も全部自分で入って、一から全部作業もして、というやり方をずっとしてきましたが、大きく動いていくためには、ちゃんと組織づくりやチームで回す形が必要で、人に任せていかないといけない、ということを痛感した一年でもありました。
2025年は、失ったものは大きかったけれど、残ったものも確かにあって、その残ったものが「自分の本当に大切なものはなにか」教えてくれたような一年だったのかもしれません。

令和の虎の後、私がやったこと


令和の虎に出演してからの1ヶ月半、私は本当にいろいろな場所に行きました。

自分は元々、経営者のつながりも、投資家のつながりも、ほとんどない状態でした。だからこそ、本編の放送で令和の虎のコミュニティを使い倒すようにと言われた通りに動きました。

オンラインサロンに入って、オフ会に参加して、イベントに行って、名刺交換して、話を聞いて、紹介してもらって、また次に行く。
そういう動きをしてみて、単純に「世界が違う」と思った部分もありました。

私はこれまで、写真の世界の中で、できることを増やしてきました。
展示を作る、撮影会を運営する、モデルを育成する、コンテストを開催する、ギャラリーを運営する、プリントや本のサービスを整える。
自分の力の範囲、自分のお金の範囲で、できる限りのことをしてきました。

渋谷ヒカリエで来場者約3000名・数百万円規模のモデル写真展を開催できたことも、賞金100万円のPHOTO LEAPを開催したことも、撮影会を運営してモデル育成や、特別なロケーションや撮影企画を作り続けたことも、ポトビバのような誰でも気軽に展示できるような展示の窓口を作ることも、ギャラリーを運営して場所を作ることも、

私はそれらを通して、写真業界の中で、自分の力や自分の時間、自己資金でできることは一通りやり切った、という感覚になっていました。ただそれは、達成感というより、次の地図がいったん見えなくなった状態に近いです。

そして、令和の虎を経て、写真業界の外側の「事業のスケール」というものを目の前にしたときに、自分がどれだけ小さいところで頑張ってきたのか、少し冷静に見えてしまった部分もありました。
「小さいこと」だと思っているのは、写真の世界が小さいという話ではありません。写真業界を下げたいわけではなくて、規模や構造が違う世界があることを知った、という意味です。
事業のスケールさせること、組織の作り方や、資金の回し方という意味では、自分はまだ全然そのレベルにいないと痛感しました。


2026年について


ざっくり言うと、2025年2月の出来事があって、応援する対象や、力を注いでいった対象を失ってしまった。そこから、自分の力や時間を注ぐ先を探して、迷っていた一年でした。

もうひとつ大きかったのは、自分が最も大切にしているカメラマンさんたちの人生のフェーズが変わっていった、というタイミングも重なっていたことです。
十数年来のカメラマンさんが昇進して二拠点生活になり忙しくなったり、ご病気で今までみたいに毎月撮影ができなくなったり、ご両親が亡くなって移住しなくてはならなくなったり。誰かが悪いわけではなく、人生の流れとしてフェーズが変わっていく。
私が大切にしている人たちの時間の使い方も変わっていく。それを見たときに、「私も次のフェーズに進むタイミングなんだろうな」「今後フェーズの変わっていく大切な人たちを今の自分が抱えきれるのか」そう考えた部分がありました。

そんな中で、急展開になりますが年末最後のタイミングで「この人に自分の時間や力を全力を注ぎたい」と思えるひとに出会いました。

2026年は、ここに力と時間を注ぎます。


株式会社munimu・ポートレートモデル活動の今後

株式会社munimuの代表取締役をやめるのか、ポートレートモデルや写真活動をやめるのかというと、勿論やめません。

ただ、やり方を変えていこうと思っています。
このことが決まってから年末年始で、アイデアや決断など重要な局面では自分が動きながらも、現場の作業はどんどん人に任せていく方向に切り替えています。

私はこだわりが強くて、現場も全部自分で入って、一から全部作業もして、というふうにずっとやってきましたが、やっぱり大きく動いていくためには、ちゃんと組織づくりやチームで回す形が必要で、人に任せていかないといけない。
それを口だけではなく、本当に実行していく年にしたいと思っています。

2月の出来事があってから、渚ひろみさんにmunimuに入っていただいて、すごく助かっています。
大企業で大きなチームを動かしてきたひろみさんがmunimuで働いてくれることになったことも、今回の決断ができた大きな出来事でした。
今までずっとmunimuに貢献してくれたまつさんにも、これからも頑張ってもらえたらと思っているし、本当に感謝しています。まつさんがいなければ、munimuは続けられていなかったと思います。

自分も手を抜かずに、ただ自分が動くのではなくて、ちゃんとメンバーとチームを作っていきながら事業を回して、会社としてもっと写真の世界に大きなインパクトを与えたり貢献ができるようにしていきたいと思っています。

ここまでが、2025年の振り返りと、決断に至った流れです。

最後に


ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
長かったと思います。
でも、2025年は私にとって、短い言葉でまとめられない一年でした。

失ったものもあった。迷いもあった。
でも、その中で新しい兆しが見えた一年でもありました。
2026年、私は新しい場所で学びながら、でも写真の世界の核は手放さずに、形を変えながら活動していきたいと思っています。

この先も、見守って応援いただけたら嬉しいです。
そして、関わってくださった皆さまに、改めて心から感謝しています。

2025年、本当にありがとうございました。
2026年も、どうぞよろしくお願いいたします。


ここから先2026年についての詳細は、後追い企画最終回(1/13放送予定)の放送前であること、そして関係者の方々への配慮も含めて、メンバーシップ限定の有料部分として書かせていただきます。

私が2026年、力と時間を全て注ごうと思ったプロジェクト(相手)とは、、?

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2025年振り返り/2026年について|山中夏歩
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