「○○で打線組んだ」を解説してみた
Twitterのbioに書くぐらい好きなコンテンツ「○○で打線組んだ」を自分なりに解説します。
アイマスPでなくてもわかるようにしていますが、後半の具体例ではアイマスの話もします。
野球の知識がある方は2.3.からお読みください。
1. 野球の基本を簡潔に説明
「打線」とは、野球のスタメンを打席に立つ順番に並べたものである。
左の列は打つ順番(打順)で、その隣の「遊」とか「二」とかの漢字一文字か、一桁の算用数字は、野球のポジション、守備位置を示すものである。
ピッチャーのことを「投」と書いたり「1」と書いたりするということ。
セカンドが「二」なのに「4」だったり、算用数字が内野(ファースト、セカンド、サード、ショートの総称)は反時計回りに3465で外野(レフト、センター、ライトの総称)は時計回りに789だったりと気持ち悪い要素が多いがそういうものである。
ショートゴロをセカンドを経由してファーストに投げるダブルプレーのことを「6-4-3」という時の数字がこの守備位置の数字になる。
ひとまずここではそういうものなんだと認識するまででOK。
2. 打順、ポジションの特徴
2.1. 打順の特徴
好きなもののランキングであれば1番が1番好き、2番が2番目に好きというわかりやすい順番になるが、「打線組んだ」ではそうではない。
野球において最も重要とされ、最も華がある打順が4番である。
西武や巨人などで活躍した清原選手や、来シーズンからメジャーリーグに移籍する巨人岡本選手、ヤクルト村上選手など球界を代表する選手が多く起用される打順である
ランナーがいる場面で回ってきやすいとされる4番は、ヒットやホームランでランナーを返し得点を挙げる役割を求められ、打線の軸、中心を担うバッターとなる。
また、前後の3番、5番の選手を合わせた3人は「クリーンナップ」と呼ばれ、主にランナーを返す役割を担う中心バッターたちとなる。
4番と同じぐらい重要なのが1番である。最初の攻撃は1番から始まるため、チーム内で最も打席が回ってくるバッターであり、「打線組んだ」においては本題の1行目、ここで興味を引けるかが非常に重要な打順となる。
もともとはイチロー選手のような、ヒットを数多く打つことができ、足の速い選手が起用される打順であった。
しかし現代の野球では4番以上に重視されることも多く、二刀流で有名な大谷選手もホームラン王をとるようなバッターでありながらも1番での起用が多くなっている。
1番とクリーンナップをつなぐ2番も重要な打順となる。
送りバントのような小技のうまい器用な選手が起用されることもあるが、近年では1番や4番に匹敵する能力を持つ選手が起用されることが増えている打順である。
6番以降はポジションの事情などを踏まえて残った選手を並べていくことが多くなる。打線を組む上での考え方は3章にて解説する。
2.2. ポジションの特徴
野球において一番重要なポジションはピッチャー(投、1)である。
すべてのプレーがピッチャーから始まる野球において、ピッチャーの能力は試合の勝敗に大きな影響を与える。
また、ピッチャーが投げる球を指示し、捕球するキャッチャー(捕、2)はピッチャーと合わせバッテリーと呼ばれ、扇の要とも例えられる守備における中心選手の一人である。加えて古田選手の影響もあり眼鏡のイメージがあるポジションでもある。
内野の中心であり、野手(ピッチャー以外の選手の総称)の花形であるのがショート(遊、6)である。
身体能力、野球センスともに高い選手が起用されることが多く、ショートの選手がチームの中心選手になることも多い。
ショートの隣を守るセカンド(二、2)は合わせて「二遊間」と呼ばれ、高い守備能力とともにショートとのコンビネーションを求められる。
外野の中心であるセンター(中、8)は、バッテリー、二遊間とともにセンターラインと呼ばれ、守備力、特に走力が求められる。
残りのポジションについて箇条書きで特徴を記載する。
ファースト(一、3):高い打力と内野をまとめるリーダーシップ
サード(三、5):ホットコーナーと呼ばれ、ガッツがある
レフト(左、7):守備の負担が少なく、打力重視
ライト(右、9):身体能力が高い選手
実際の野球でよくある、将来のショート候補がセカンド、サードを守ったり、ベテランになったショートがサード、サードがファースト、センターがレフトを守ったりする流れも把握しておくと打線にするときに深みが増す。
なお、ポジションの中でキャッチャー、セカンド、サード、ショートは左投げの選手が守ることは極端に少ない。
実在の人物や利き手の設定のあるキャラクターで打線を組む時には気を付けたい要素だが、左利きだが右手で投げるトッププロ野球選手も存在するためあまり気にしなくてもよい。
2.3. 打順とポジションの相関
打線を組む上で、実際にどのポジションが何番に入ることが多いのかを知っておくことで基本的な型を作ることができる。
以下に2025年および2000年のセ・リーグのスタメンにおけるポジション別の打順を示す。
1番センター、8番キャッチャー、9番ピッチャーが多く、打力の求められるクリーンナップにはファースト、サード、レフト、ライトが多い。
逆にキャッチャーやファーストの1,2番や、4番ショートは少ない。
しかし高校野球などにおいてはこの限りではない。能力の高い選手がピッチャーでありながら4番や1,2,3番に入ることも多く、プロ野球想定で打線を組む場合とそれ以外の場合で使い分けることができる。
個人的には各打順、ポジションに役割を持たせやすいプロ野球型で組むことが多いが、こいつが最強ナンバーワンのような主張をする打線を組む場合には4番ピッチャーは有効は手段であるといえる。
3. 実際に打線を組む
3.1. 打線組んだ特有の遊び心
ここまでは野球の基礎知識であったが、ここからは打線組んだというコンテンツ特有の要素を書いていく。
まずは1番の重要性が高い点である。
2.1.でも記載したように、上から読む都合上ここの印象が打線全体の印象を決める。
次に「センター」という用語である。
単に中心というだけでなく、特にアイドルなどのグループにおいては1番人気のメンバーが務めるポジションである。
2.3.でもあったように打順が1番になることも多く、センターという単語を重要視するカテゴリーで打線を組む場合は特に意識したい要素である。
最後に、打順とポジションの組み合わせによる数字遊びである。
ポジションを算用数字で書く場合、「0 0 名前」という並びになる。
これを利用して、例えばイチゴが好きな人やキャラの場合、1番サードにすることで「1 5 名前」と表記することができる。
ほかにも誕生日や、「みく」を3番ライトにして「3 9 みく」にするなど様々な活用が考えられる。
打線を組む上で迷いがちな6番7番あたりを、この要素を使うことで補ってあげることで、要素の多い打線を組むことができる。
3.2. 例1:初代ポケモンで打線組んだ
まずはイメージの湧きやすいキャラクターで打線を組む例を示す。
まず初代ポケモンの顔といえばピカチュウだろう。体系的に4番という感じではないため、1番や2番、もしくはピッチャーを任せたい。
また、リザードンも外せないポケモンである。1番や4番、センターやピッチャーを任せたいところである。
御三家つながりでフシギバナやカメックスも採用したいところ。
どちらもどっしりしたイメージがあり、特にカメックスはたたずまいがキャッチャーのそれである。フシギバナはサードやファーストだろう。
ゲンガーやイーブイ、カイリューあたりも人気が高いポケモンである。
ゲンガーは器用なイメージもあり、ピッチャー向きに思える。
イーブイはぜひともピカチュウとコンビを組ませたいところ。
カイリューは大きく動き回ることのできる外野が向いているだろう。
残る2匹は私の好きなラプラスと、もふもふでかっこかわいいウインディにしたいと思う。ラプラスはどっしり系なためファーストやサード、ウインディは動き回れる外野になるだろうか。
9匹が決まったところで打線を組んでいく。
まずは軸となるピッチャー、ショート、センターと、1番、4番あたりから考えていく。
軸にする3匹はピカチュウ、リザードン、ゲンガーに決定。前述のイメージからゲンガーがピッチャー、ショートにピカチュウ、センターにリザードンと仮に置いておく。
打順も仮決めで、1番センターリザードン、2番ショートピカチュウ、9番ピッチャーゲンガーとしておこう。
つぎに、ピカチュウとコンビにしたかったイーブイを、ショートとのコンビであるセカンドにする。決めた9匹の中では小柄なこともあり、打順は8番としておこう。8番セカンドイーブイで仮置き。
まだ4番が決まっていないので、どっしりしたポケモンに任せたい。
ここはゲーム内でも攻撃力の高いカイリューを4番に置くことにする。ポジションは仮にレフトとし、4番レフトカイリューとする。
残る打順で3番は走力も求められるため、足の速そうなウインディを置く。
外野のイメージもあるため3番ライトウインディでいく。
残る3匹のうち、カメックスはキャッチャー、陸上では動きがとりづらそうなラプラスをファースト、比較的動ける四足歩行のフシギバナをサードにする。打順は守備の負担が大きいキャッチャーのカメックスを7番に、推しポケであるラプラスを5番、フシギバナを6番にする。
3.3. 例2:好きなアイドルマスターのアイドルで打線組んだ
ここからはすでに組んだ打線を解説する形式で2つ紹介する。
まずは好きなアイドルを9人選出。ASから春香、デレから李衣菜、颯、巴、シャニから果穂、小糸、樹里、めぐる、学マスからリーリヤ。
一番好きな李衣菜はロックアイドルなので、6番ライトとすることで「6 9」という並びを作るところから始める。
春香のトップバッター感+絶対的センターから1番センター、そんな春香の姿を学ぶ後輩のイメージから果穂を2番レフト、公式お墨付きのキャッチャー樹里はスポーツ経験と身体能力の高さから3番とした。
4番はスポーツ万能めぐるに任せてサード、ピッチャーはうちの事務所のビジュアル担当である颯に任せて9番とする。
内野では最年少ながらチームを引っ張ることのできる芯の強さを持つ巴を5番ファースト、比較的非力なイメージながら個性的なリーリヤ、努力家な小糸を同級生二遊間とし、高身長なリーリヤを7番ショート、小柄な小糸を8番セカンドとした。
3.4. 例3:好きなアイドルマスターの楽曲で打線組んだ
よく打線を組むテーマの一つに楽曲がある。
楽曲で打線を組む場合はセットリストっぽくしたり、ソロ曲とユニット曲のバランスを意識することが多い。
今回はライブ開幕ぶち上げ曲Yes! Party Time!!を皮切りに、担当アイドル李衣菜のソロからTwilight SkyとSparkling Girlの二遊間、4番にはガールズ・イン・ザ・フロンティア。
期待の新人Campus mode!!を5番に据え、下位打線に聴き入るゾーンとしてシャニから3曲アスファルトを鳴らして、拝啓タイムカプセル、ヒカリのdestination。
9番ピッチャーには初めて聴いたアイマス曲の乙女よ大志を抱け。
個人的にポジションと打順の組み合わせで一番好きなのがこの並びな気がしている。特に3番ショートが好きなため、特に何も考えずにここに一番好きなものを入れてから打線を組むことも多い。
今回は1番イェスパと4番ガルフロだけ決めて、間に李衣菜ソロ2曲を入れるという順で決めていった。
4. DHなどについて(補足)
ここは補足的な内容のため、慣れてきた方のみご覧ください。
ここまで徹底的に避けてきた野球の要素にDHというものがある。
日本では指名打者と呼ばれ、ピッチャーの代わりの打席だけに立つ選手のことである。
守備に付かなくてよい分だけ負担が少なく、二刀流の大谷翔平がピッチャーを務めないときに起用される場所でもある。
日本ではパリーグで導入されており、2027年からはセリーグでの導入も決定、WBCなどの国際大会でも採用される形式である。
DHに入る選手はとにかく打力が求められる。打線組んだにおいても一芸に特化したものや癖の強いものを置くと面白くはあるのだが、
・もともと10で一塊のもので打線を組む場合
・どうしても9に絞れず10使いたい場合
に用いられることも多い。
打線という定義上9人で回していくものであるため、基本的には9個選んで打線を組むことを個人的には推奨する。
また更なる派生形として、投手を先発、中継ぎ、抑えに分けるタイプや、代打代走の枠を設けるタイプなどがあるが、そこまでいくと「打線組んだ」というより「野球チーム作った」になる気がするため深堀は避ける。
5. あとがき
「打線組んだ」は、自分の好きなコンテンツから「9」という絶妙な数を選び、ただのランキングではなく「打順」「ポジション」という不思議な関係性で表現するという独特で奥の深いコンテンツだと思っています。
普段あまり意識していなかったけど打線に入るぐらい好きなんだなあ、という出逢いのきっかけにもなるので、ぜひ身近な好きなものから打線を組んでみてください。


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