アイドルマスター20周年の年が終わる
Twitterに書くのは躊躇われるため、こちらに交々浮かんできたことを殴り書きする。
いや表題の通りアイマスについてなのだけど、作品ファンの方々はご存じの通り、『アイドルマスター』というIPが世に送り出されてから20周年ということで、今年は色々とイベントがあった年のようだった。かく言う自分は2007年の1月にニコニコ動画(β)にアップされた箱マスの動画を見て衝撃を受け、普段新しいものに対しては腰の重い(自分は典型的なラガードを自認している)自分が速攻でxbox 360の本体とアイドルマスターのソフトを同時に購入したのが出会いであった。なので個人的には今年は20周年の年ではないし、この先一生「自分はアケマスから入らなかったニワカ」という意識から解放されることはないのだろうが、それはともかく。自分はアイマスのような「3D空間の中でオブジェクトがわちゃわちゃ動いている」類いの物に弱く、意味もなく『final reality』を起動しては眺めるのが好きだったし、『おまもりんごさん』なんかを動かしては喜んでいたところに『アイドルマスター』が出てきたものだから反射的に買ってしまったのだった。そして3月になって復活したニコニコ動画(γ)でアイマスの情報が溢れ出すのに浸りつつ、単純に歌の上手さで千早かあずささんか迷った後、攻略の難易度が低そうなあずささんを初プロデュースの対象に選んでプレーしていたのを覚えている。いやそんな不純な動機でプロデュース対象を選ぶなと言われればその通りなのだが、とにかく「3Dのキャラがわちゃわちゃ動く」のを見たかったので、誰を選ぶかはあんまり重大なこととは思っていなかったのだ。そして結局初プロデュースは納得の行く結果とはならず、あずささんの2周目を開始したものの途中で失速してしまい、その攻略途中のデータは今も手元にあるxbox 360のHDDの中に眠っている。なんとも情けない話だ。で、ゲーム本編の進行を放り出してニコマスに張り付いていた自分は(難易度に恐れをなして手を出せなかった)千早の動画を中心に観ていたように記憶している。そしてそうこうしている内に『アイドルマスター ライブフォーユー!』が発売され、これ幸いと「あずささん&千早」のコンビや、「あずささん&千早&真」のトリオなんかを歌わせて悦に入っていたのだった。DLC商法みたいなものには批判的な自分であったが、そんな自分でさえL4UのDLCには(切り詰めつつも)それなりにお金を投じたことを覚えている。この頃メカ千早にハマって動画を投稿したり(先ほど確認したら7.5万再生になっていた)、投稿する動画に合わせる効果音を編集するためのプログラムを書いたりと、第1次ブームの中では一番楽しい時期であった。そう言えば勢いで『アイドルマスターSP』とPSP本体の同時購入をしたこともあった。
しかしまあ、その後に起きた9・18事件(という名前がついていたと知ったのは最近のことだが)で一気に荒れた界隈に付き合っていられなかったのと、ゲームとしてもイマイチそうだと感じた『アイドルマスター2』に見切りをつけて、「荒れ模様が落ち着くまではニコマス経由でだけ情報を摂取すればいいや」と考えて心が離れていってしまったことで自分の中での第一次アイマスブームは終わりを迎えたのだった。
そうしてアイマスからは「一旦離れた」だけのつもりが、その後に発表された『アイドルマスター シンデレラガールズ』が、自分の嫌う「ソシャゲ」だったこともあり、ゲームプレイヤーとしては完全にアイマスから離れてしまった。どのくらい離れていたのかと言うと、『アイドルマスター ワンフォーオール』や『アイドルマスター ステラステージ』が据え置きゲーム機向けに発売された非ソーシャルゲームであることすら一昨年初めて知ったほどである。
しかしゲームとしてのアイマスからはかように心が離れてはいたけれど、音楽としてのアイマスについては数年おきにマイブームが到来し、そのたびに(「765PRO ALLSTARS」以外には決して手を出さなかったが)CDを買い集めては音楽ライブラリに加える、ということを繰り返してはいた。そうして(順不同で)CDを買い集める中で、遅ればせながら購入した『 THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 01 天海春香』において『大スキ!』の後に『悲しみよこんにちは』を配置するという、人の心とかないんか的な構成に脳を破壊されてしまい、千早ファンから一気に春香ファンに宗旨替えするといった出来事もあった。
そうこうしている内に『アイドルマスター スターリットシーズン』が現れた。しかしこの時、自分はアイマスのためにPS5を購入するつもりはなく(既に家庭用ゲーム機というものに関心を失くしていた)、さりとてSteam版を動かせるグラフィックボードを持ってもいなかった(ゲーマーではない自分が手を出すにはGPUは高価過ぎると考えていた)ので、気になりつつも見送ってしまったのだった。
が、転機は一昨年の夏だったかで、RTX3060 12GBが自分の中の閾値を割り込んで安くなった。ローカル環境で動かす生成AIに興味が出ていたことも追い風になり、ついにスタマスの動くグラフィックボードを購入し、間髪入れずにスタマスも買った。ついでにDLCも歌と衣装とキャラクターは一通り買った。そうして実に15年ぶり(アイマスSPはカウントに入れられるほどプレーしていなかった…)にアイドルマスターに復帰したのだが、スタマスの購入後は駆け抜けるように2周プレーしてプレー時間は140時間くらい、DLCストーリーと「るみなすじゃぱん」は後の楽しみに取っておこう、ということにして数度目のマイブームは去った。
そして2025年がやってきた。アイマス20周年ということで界隈が盛り上がっているのを見ているうちに感化されたのか、いつものサイクルより早く何度目かのマイブームが訪れ、そして今度のマイブームは今までよりも重篤であるようだ。ローカルLLMを動かしたいという欲もあったにせよ、スタマスが快適に動く環境を整えたくてRTX5060Tiの16GBを買ってしまった(ゲーマー諸氏には大したGPUではないかも知れないが、自分としては清水の舞台から飛び降りるような心持ちであった)。そしてGPUに釣り合うだけのCPUもメモリも買ってPCを1台組んでしまった(だがこの数ヵ月後にRAMの暴騰が始まったので結果的には非常に良いタイミングとなった)。それだけで終われば良かったのだが、何やら悪い虫が騒ぎだしてPCの中にフィギュアを飾りたくなり、ファンをゲーミング仕様にしてサイドパネルを強化ガラスに変え、「30MS 天海春香 (20th Anniv. YOU AND アイ!)」を組み立てて中に納めライトアップした。余勢を買ってSQフィギュアの春香さんも2体ほど買ったが、これはいずれPCケース内にローテーションでディスプレイするのだ。
今回のマイブームは年末を迎えた今もまだ継続している。「CGWORLD 2022年 1月号」も買ったし「週刊ファミ通 2025年8月14日号」も買った。スタマスは毎晩起動している状態だ。まあチマチマS4Uを観てはスクリーンショットを撮っているだけなのでプレー時間は180時間くらいまでしか伸びていないが。この勢いで来年は久々にXbox 360に灯を入れて箱マスで春香さんと千早をプロデュースしてみたい。やはり基本は押さえておかなければならないだろうから。
そして最後に今後のアイドルマスターについて思っていることを2つ。
自分は現実でライブに繰り出すようなキャラクターではないというか、「消えもの」にお金を使うことに大きな抵抗を感じる質なので一度もアイマスのライブに行ったことがなかったのだが、これは少しだけ後悔している。この20年で声優たちも歳を重ね、もうライブが難しくなっているだろうからだ。一度は行っておけば良かった。そう言う意味で来月の如月千早武道館単独公演がどのようなものになるのか非常に興味がある。今までは「アイマスのライブ」と言えば即ち「声優のライブ」であった。だが今度のライブは「如月千早のライブ」だと聞く。ついに声優とキャラクターが分離して、バーチャルアイドルとしての活動が始まるのかもしれない。それは765PROの彼女たちが我々と共に歳を取っていくことがなく、永遠に若さに囚われたままの存在になってしまうことが決定的になることでもある。それが良いこととは言い切れない気持ちはあるのだが、ともあれバーチャルアイドルとなることで、我々が死ぬその時までコンテンツが供給され続ける可能性が保たれることになる。あとはそれを買い支えることができるかどうかの問題だ。
そしてもうひとつはごく単純な話なのだが、Steamに箱マスやその後のPS3、PS4タイトルを移植してほしい。ハードウェアが壊れても遊ぶことができるように。自分の箱○もいつRRODが出るか分からないので気が気ではない。まあ、今の世情に沿おうとすると難しい表現はあると思うが、そこは何とか変えずにやって欲しいものではある。
と、思い浮かんだことをだらだらと書き綴ってきたが、そろそろ投稿しないと年を越えてしまいそうなのでここまでにしよう。それでは皆様よいお年を。


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