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真布山(三等三角点 沼田町)  2015.4.12 

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お気軽ハイキングのつもりだったが...
稜線東面は、地形図からは想像できない険しい地形だった。

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すんごい急斜面を登って稜線に上がると、奥に三角点ピーク。

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山頂(三角点)から鷹泊坊主山と

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ポロシリ山・東太刀別(二等三角点)の眺め。
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4月12日は雨竜郡沼田町真布の無名の低山 367.18m へ。真布川上流とポンポンニタシベツ川上流の
間(真布と更新の境界)に位置し、山頂には三等三角点「真布山 まっぷやま」が設置されている。
昨年訪れた二等三角点「東太刀別」498.3m から南に見えて気になっていた。
写真は二等点「東太刀別」から見る三等点「真布山」。
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同じく下山時に標高400m あたりから撮影した「真布山」。
北斜面が疎林で眺めが良さそうで、「東太刀別」周辺を
南から見てみたかった。




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アプローチは更新のポンポンニタシベツ川右岸沿いの道。両側に水田が広がる町道は
雪解けが進み、最後の可動堰がある所まで車で入ることができた(地形図では
河道がちょっと太くなった堰と擁壁マークのある地点)。

かつて沼田には砂白金の鉱業所が4ヶ所あり、そのひとつはポンポンニタシベツ川流域の
奔々(更新三)にあったらしいが、すっかり水田に置き換わっているようだ。
他は石田の沢(沼田第6)、奔仁(更新二)、多度志(湯内)にあった。

幌新太刀別川やポンニタシベツ川のアイヌ語名は poro/pon-nitat-pet  
ニタッ(湿地、谷地、湿原) ペッ(川)の解釈があるらしいが、
あまいものこさんのHPではこの解釈を疑われている。
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車を停めたあたりの緩やかな支尾根に取り付いて、南尾根をたどる
お手軽ゆるハイキングのつもりだったが、もう雪が無い。
雪が付いている斜面を求めて上流へと歩いて行く。
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少し進むと、真新しい砂防ダムが短い間隔で設置されている。
一番手前の流木捕捉工。奥の突き当りで沢は二股となり、
左手奥の雪が付いてる斜面に取り付くことにする。
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二股の右手が本流となり、ヌップの山が近くに見える。
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支尾根の奥にはなんだか険しい斜面が見えて、あら大丈夫でしょうかと思うが、
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二股手前の・227と・237の間の支尾根に取り付いて
雪解けが進んだ斜面を登っていく。
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向こうに険しい斜面が見えてきたが、まさかこの斜面を登る事になるとは思わなかった。
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尾根は険しい斜面に向かっていく。
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北側の支尾根が間近に見えてくると、
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ありゃ~、険しい東斜面に到着してしまった。東面は天塩山地のまさにそれ。
こんな低山でもその特徴を有している。上に見えるはコンタ340m の
南尾根稜線。ここを登るしかない。
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とりあえず左手のコブと稜線と間のコルへ上がってみることに。
地形図では等高線は密ではなく崖マークもなく、この様な急斜面
の存在を読めない。地形図も信用出来ないところがあり
油断できないが、たまにあるハズレの面白味もある。
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亀裂多い急斜面を恐る恐る慎重に登り、
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コルに上がると
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ヌップの山と鷹泊坊主山の素晴らしい眺め。
ヌップの山のちょうど正面の支尾根には、四等三角点「奔奔山 ぽんぽんやま」344.08m がある。
ちなみに沼田町営高穂スキー場のある山には三等三角点「凡凡」157.08m もある。
(ルビが無いが、所在地は「雨龍郡沼田町上北龍字ポンポン」となっており、読みは「ぽんぽん」と思われる)

沼田町史(昭和45年)では「坊主山を沼田富士と称し町民から親しまれており、
最近夏になるとよく登山する人を見かける」とある。奥深い山だが本当だろうか。
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同じく右手と登った斜面。
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更に急斜面を登り稜線へ。
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登りきって北側に山頂(三角点ピーク)が現れる。
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登ってきた支尾根を見下ろす。
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北西に留萌ポロシリ山が見えて、
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南西側は大展望。遠景は増毛山地。右手中景には玄武岩 351mと
手前の377.7m 峰。(二等三角点「西太刀別」)
その麓の一番低い所にほろしん温泉がある。

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甚だ興醒めだが、この南尾根上には地形図には描かれていない林道があり、西尾根まで続いている。
林道からすぐ先の右手に取り付いて
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緩やかに登れば山頂はすぐ先に。
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ここに三等点「真布山 まっぷやま」が設置されていると思われる。
北側の眺めが大変良い。
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やや左手正面に二等点「東太刀別」と右手ずっと奥に鷹泊坊主山。眼下を流れる真布川は鷹泊坊主山方面を源とする。
点名由来の真布川は、かつての名が「シルトルマップ川」。アイヌ語では、シルトゥルマㇷ゚(シルト゚ルマㇷ゚)で
sir- uturu-oma-p シリ(地・大地・山(古アイヌ語))ウトゥル(の間)オマㇷ゚(~にある・もの(川))と思われる。
流域の地区を「白採真布」と称し明治39年に入植されている。

あまいものこさんのHPによると、鷹泊坊主山(三等点名 白鳥山(シロトリヤマ))のアイヌ名は「シルトゥルヌプリ
(シルト゚ルヌプリ)」で、シルトルマップ川等の “流域名” が由来となっているとある。
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二等点「東太刀別」の左手遠景は達布山。右手にはぎりぎり大天狗岳
が見えているようだ。
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留萌ポロシリ山と沖内山。手前にあるホロピリ湖は見えない。

低山ながら眺めが良かった。雪がしっかりとあるもっと早い時期ならば、
ずっと手前から南尾根に取り付いて、お気軽ハイキングになるだろう。
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下山時にもう一度増毛山地を見る。暑寒別岳の手前に信砂岳がよく見える。
その手前はわかりづらいがやや右手に二等点「地破張」。左手の恵岱岳手前に
切り立った感じの三等点「東仁奈良」が見えて、ヌプシャ超えに思いを馳せる。
ルートは良くわからないが、松浦武四郎は石油沢からルシチ峠(東仁奈良北側?)
をたどったのだろうか。
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南側には、険しい東面の向こうにイルムケップ山塊とコップ山が見えた。
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ヌップの山と同様に蛇紋岩が分布する幌内山地を見て、往路を慎重に降りた。


参考文献 
  沼田町史(北海道)  編集:沼田町史編纂委員会/発行:沼田町役場 1970年8月10日




by tafu-r | 2015-04-12 20:53 | 天塩山地 | Trackback | Comments(0)
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