政略結婚によって、王の婚外子サイラスの妻となったラフィー。しかし夫は彼女に一切関心を示さず、傍には聖女グレースが寄り添い、孤独と屈辱の中で日々を耐えていた。そんなある日、サイラスが毒殺され、ラフィーは濡れ衣を着せられ処刑されてしまう。目を覚ますと、そこは2年前の結婚初日。「今度こそ生き延びる——」そう誓ったラフィーは離婚と逃亡を計画するが、かつて無関心だったサイラスは、変わった彼女に戸惑いながらも心惹かれていく。やがて二人は一夜を共にし、ラフィーの中にもかすかな情が芽生え始めるが、再び心を裏切られることを恐れた彼女は逃亡を実行する。だがその矢先、妊娠が発覚し、ラフィーは新たな命を守る覚悟を固めたのだった。そして2年半後——。子育てと仕事を両立し、婚姻時効の日を待っていたラフィーの前に、まるで別人のような溺愛ぶりで迫るサイラスが現れる。愛のない結婚から始まった二人が迎える、二度目の結末とは——?
婚姻時効~今世は離婚から始めるはずが皇子に執着されています~
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