漂う異臭、重箱の底が見えるほど少量、市販の扇型チーズが1個…正月を別の意味で盛り上げた「スカスカおせち」騒動とは
そして誰もいなくなった
2011年の正月を炎上で盛り上げてしまった「スカスカおせち」騒動。「G」は商品企画や製造にノータッチの立場だが、同年2月にも謝罪文を発表し、8品について商品表示の虚偽があったこと、「B」のおせち販売は今回が初のため2万1000円の「通常価格」が存在しないことなどを明らかにした。 さらに「G」はおせちの取り扱いを中止し、騒動の3カ月後に東日本大震災が発生した際はサービス自体を一時停止した。チェック体制などを万全に整え、おせちの取り扱いを再開したのは2014年11月のこと。この時すでに日本の同業他社に追い抜かれ、なおかつ共同購入型クーポンの業界自体が全盛期を過ぎていた。「スカスカおせち」以降もトラブルが相次いでいたこともブーム下火の遠因といわれている。 「スカスカおせち」から15年、現在は「B」もその運営企業も残っていない。「G」は2020年9月に日本市場撤退を発表。同年12月にサービスを停止し、翌年12月に法人格が消滅した。 デイリー新潮編集部
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