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ニセコアムリタファームの健康塩トマト🍅は有用微生物群EM菌と”愛の波動”で作られる

こんにちは!note担当伊藤です。
凍てつく朝を迎えることも多くなったニセコ町です。
早めに暖気をかけないと、フロントガラスの薄い氷が解けなくて車を走らせることが出来ないときも。
それにしても、真っ白いふわふわした雪は本当にキレイです❆
個人的には出来るだけたくさん降って欲しいと思っています。

今回は、ニセコの美味しいお野菜シリーズ第3弾!
土壌や水質、空気をも浄化してくれる、(※)有用微生物群EM菌を活用し作られる、トマト栽培を中心とした農業を営む、アムリタファームさんの物語をご紹介します。
トマトは夏野菜でこの時期に配信する記事としては季節外れ、と言わずに、是非最後までご覧ください。

(※)ー有用微生物群 EM菌とは
EM(Effective Microorganisms:有用微生物群)は通称EM菌と呼ばれ、微生物による発酵と合成の力で悪臭を消したり、土や川の微生物環境を整えたりすることができます。乳酸菌や酵母、光合成細菌など、人と地球に快適な環境を生み出す善玉菌の集まりです。

出典:EMとは | EMグループ|EM GROUP JAPAN|EM菌を活用した社会づくり


ニセコ町内でトマトを生産する農家さんは、23軒(2020年調べ)ほどあります。
アイコ、イタリアントマト、プチぷよ、シンディー、ルネッサンス、桃太郎など、食べ比べが出来るほど多品種なお野菜です。
生産する農家さんにより食味に違いがあり、様々なトマトを年間通して楽しまれている方も多いのではないでしょうか?

これからお話しするのは、日本国内でスノーボードのテストライダーとして活躍していた、齋藤則高さん(さいとうのりたかさん。-以下、則高さん)がニセコへ移住し、農業の道に進むこととなるお話です。

その後、則高さんによって栽培された栄養価の高いトマトは、注目を浴び、その栽培法についてパネラーとして国際会議に登壇したそうです。
ーそこには、偶然の連鎖と、運命の人との出会いがありました。

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バックカントリーを滑走する齋藤則高さん(写真提供:齋藤則高さん)

雄大な自然環境を有する(※)ニセコ観光圏においては、アウトドアガイドの先駆けとなるNAC(ニセコアドベンチャーセンター)に所属し、冬はスノーボード、夏はラフティング、また、釣りのガイドとして、アウトドアに従事していた則高さん。

(※)ニセコ観光圏とはー
ニセコエリアは、ニセコ山系周辺の5つの町が連なる広大なエリアです。ニセコ観光圏は、その中心となるニセコアンヌプリの山麓にある 倶知安町、ニセコ町、蘭越町の3町で構成しています。

ニセコ観光圏

スノーボードや川釣りのガイドの仕事をしていた時のこと、則高さんは「もしかしたら自然を汚してしまっているのでは?」と、ガイド仲間のライフスタイルから気付きを得たことから、
「もっと自然と調和した丁寧な暮らしをしないと、この先ガイドの仕事を継続出来ないかもしれない。」と感じていたそうです。

そんな時、釣りのガイドのお仕事で、お客様を迎える前に川のゴミ拾いや掃除をしながら、「こんなきれいな所で住めたらいいなぁ。」と一緒に作業する同僚のガイドと話していました。
すると驚くことに、翌日「家、見つかったよ~!見に来ない?」と、声を掛けられたそうです。
行ってみるとそこは、偶然にも昨日掃除をしていた川の対岸。
「自然からたくさんの恩恵を受けているのだから、もっと自然を大切にし、自然に寄り添った生活を送りたい。」という齋藤さんの願いを叶えてくれる理想の場所だったのです。

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ニセコ町の齋藤さんの家の傍を流れる小川

持ち主の農家さんが、「ジャガイモを選別していた小屋が空いているので使ってくれたら嬉しい」と言い、「なかなか家を見つけるのが難しいのだからこんな有難いことは無い。」と、すぐに暮らすことを決めたといいます。
その場所こそが、現在の「アムリタファーム」です。

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1999年頃から住み始めた、映画「北の国から」に登場しそうな家。現在の「アムリタファーム

1999年、断熱もない小屋で暮らすことにした則高さん。
夜は、スノーウエアを着て、インナーシューズを履いたまま、モンベル製の-13℃まで耐えうる寝袋にくるまり、薪ストーブを焚いてもなお、寒くて過酷な状況。
「さすがに厳しい環境だったので、友人らと、断熱になりそうな物を入れ、壁を補強し、少しずつ人間らしい暮らしに整えていきました。」
「外壁にブルーシートを貼っていた時は、周囲から笑われて、郵便局の配達員からは”ブルーシートの家” と呼ばれていました。(笑)」と則高さんは話します。
アウトドアを中心とした生活を送っていたからこそ、タフな暮らしに耐性があったのでしょう。私なら凍り付いていたかもしれません。

陽気な日差しが降り注ぐころ、農家さんから、「畑を使っていいから家庭菜園をやってごらん。」と促された則高さんは、ホームセンターに行きます。
様々な野菜の中で、トマトの苗を選んで購入してきて、穴を掘って植えてみたそうです。

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水分を欲しがるトマトの苗

ご近所の90代の農家さんのご夫婦は、度々、則高さんの畑の様子を見に来てくれて「ここの芽を摘むんだよ」と教えてくれたり、苗の誘引の仕方を教えてくれたと言います。
その通りにやってみると、初年度からたくさんのトマトが収穫ができました。
則高さんは「楽しい!農業っていいな♪」と、すっかり魅力にとりつかれます。
「土をいじりながら、そこで採れた物をいただいて、大地の恵みに感謝する丁寧な暮らしをしていかなければ。」と気が付いたのです。

その頃から、お二人から息子のように可愛がられ、毎朝5時には「まだ寝てるのかい?早く起きてちょっと来なさい。」と起こしに来る農家さん。
若くて体力のある則高さんは、農業の手伝いに引き込まれます。
これが、農業に触れた最初のきっかけとなったそうです。
「確かに僕は若かったし、アウトドアガイドをしていて体力には自信があったのに、おじいちゃんおばあちゃんには敵いませんでした。一日中作業していても元気でびっくりです。」と則高さん。

農家さんのおばあちゃんは、畑に行くと、作物や野生のカラスに向かって話しかけます。その姿をただ眺めていた則高さんですが、今では同じように生き物に声をかけることを大切にしています。
また、「この時期、この場所に、これを植えれば良いんだよ。」という言葉を聞き流していた。ので、全くうまくいかず、後からその目利きの凄さに気付かされたと言います。

不作の土壌が一転、有用微生物群EM菌により劇的に改善🍅

「農家さんが多くの事を教えてくれたのですが、自分は自分のやり方で、自然と調和した自然農法をやるんだ!と、化学肥料も除草剤も使わずに始めた1年目でしたが、翌年、翌々年と全然実らなくなりました。
畑も草だらけにしていたので、おばあちゃんから、手入れもしないでと笑われました。」
初年度は、ビギナーズラックだったと自身を振り返ります。

その頃、則高さんは「現代農業」という本と出会います。
そこには、”有機液肥の作り方” が書かれていました。

一緒に暮らす仲間が、有用微生物群EM菌を持っていて、「とても良い菌なんだよ。」と勧められていたものの、関心を持つことはなかった則高さんでしたが、発酵というキーワードを見て、「菌なら生きているものだし、EM菌を使って有機液肥を作ってみよう。」と、作ってみることに。 

こうして初めて則高さんの手で作られた有機液肥は、家庭菜園の畑に撒かれます。
すると、強烈な匂いを放ち、仲間から「凄い匂いがするよ!薄めてから撒いたの?」と言われ、薄めるという考えは持ち合わせていなく原液を撒いてしまった則高さんですが、その落ち込む姿とは反対に、苗は、一晩で葉や茎がしっかりしてきて、シャキーンと再び顔をあげたと言います。
しばらくすると、再び実が成るようになり、ミミズや虫たちが戻ってきたといいます。
「結局、ダメになってから、再度トマトが採れるようになるまで5年くらいかかりました。」と則高さんは当時を振り返ります。

それから年月が経ち、本格的に農業を営むようになった現在。
様々な資料を読み、有用微生物群EM菌について知識も技術も深めていったアムリタファームでは、有用微生物群EM菌の培養と、野菜づくりへの活用を始め、ステージアップしていきました。

ー有用微生物群 EM菌とは
EM(Effective Microorganisms:有用微生物群)は通称EM菌と呼ばれ、微生物による発酵と合成の力で悪臭を消したり、土や川の微生物環境を整えたりすることができます。乳酸菌や酵母、光合成細菌など、人と地球に快適な環境を生み出す善玉菌の集まりです。

出典:EMとは | EMグループ|EM GROUP JAPAN|EM菌を活用した社会づくり
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アムリタファーム内での土づくり

現在、アムリタファームでは、EM菌に加え、「ありがとう」の言葉を土や生まれてきた芽に語りかけ、愛を持って育苗する栽培法を続けているということです。

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発芽するトマトの芽 2025.3.27時点 アムリタファームの育苗の風景
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2025.3.27時 アムリタファームの育苗の風景

🍅縁あって塩トマト栽培を本格スタート

則高さんが、ひとり家庭菜園をスタートした初年度、ビギナーズラックで豊作だったものの、2年後以降に訪れた病害虫などによる不作の壁。
住む場所や畑を貸してくれていた農家さんは、他界され、その息子さんもニセコ町を離れていて、頼る人も無く、農業を継ぐ人もいませんでした。

相続手続きでニセコ町を訪れていた息子さんに、「付き添って欲しい。」と言われ、ニセコ町役場の農政課に同行することになった則高さん。
農地の相続について「是非どなたかに使って欲しい。」と解決策について役場職員と話し合うものの、解決策は一向に見つかりません。
一つの問題は、承継するひとがいないこと。
もう一つの問題は、農家さんのご夫婦から手入れして貰えなくなった農地が、既に耕作放棄地になっていたことです。
役場職員の話によると、元々、柳林の湿地だった所に大きな石を入れて改善に取り組んだ跡がある事も分かり、農業にはあまり向かない場所ということなのです。

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耕作放棄地の柳林を人手で開墾する様子

糸口が見つからず頭を悩ます二人。
一旦席を外す役場職員。

相続手続きに来ていた農家の息子さんは、ため息交じりに付き添って来てくれていた則高さんの顔を見て、、、
「あ・・・!」
みるみる笑顔になり、「齋藤君、農家やってみない?」と切り出したのです。
「え!?汗。・・でも、農業研修の受け入れ先はあるんですか…?」と則高さんが言葉を発するのと同時に席に戻ってきた役場職員は、「確認してみます!是非チャレンジしてみてください。」と明るい笑顔に。
思わぬ展開に驚きつつも、自身の心の中でも農業研修先について探る則高さん。
人間性の魅力に惹かれていた、ひとりのDIY仲間のことを思い出します。
「小屋を一緒にDIYしていた時、彼の本業は農業だと話していたよなぁ」
そして、そのDIY仲間の彼の農園で、研修を受け入れているか聞いてみるや否や、あっさり受け入れてくれることになり、研修先が決まってしまいました。
「完全に”その場の一言”が全てを動かした感じ。神様が後押ししてくれているような気がして、農業をやる覚悟を決めました。」と則高さんは当時を語ります。

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現在のニセコ町役場農政課

前言撤回できなくなってしまった則高さんは、農業をやると決めたは良いものの、先に述べたように、土の下に大きな石がごろごろと潜む不毛の地なのです。
この状態では栽培を始められないため、まず柳をなぎ倒し、根を掘り起こすこと、つまり開墾から始めなければなりません。
この厳しい環境は、長年アウトドアに携わり、ある程度は体力に自信があった則高さんでも、大変過ぎる作業。
2年間の農業研修を終えるまでに、そもそも開墾が終わるのか?と苦脳の日々を送っていたといいます。

※以下に掲載している写真は2025年度に新しく開墾している様子を取材した際の光景です。

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倒した柳林をブルトーザーで隅に片付け、一から開墾
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本当に畑になるのか。想像がつかない光景。
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ご家族総出で柳の根まで掘り起こします。
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後日訪れると、新しいビニールハウスが出来上がっていました👏!!!(2025.6)

則高さんの農業研修を快く受け入れたのは、お米作りをする川崎ファームさん。
籾播きした後、ビニールハウスに出来る空きスペースを活用して出来る物はないか?という視点で、後志の農業普及員からの提案があったという塩トマト栽培に出会いました。
「熊本県八代市において、海水が染みてきてしまう土壌で採れたトマトが美味しかったので検証してみると、塩分濃度が影響し食味が良かったということが分かりました。これを人工的に作れないか検証を重ねてきた上川農業試験場で、確立した塩トマト栽培があるので、トライしてみてはどうか?」という提案だったそうです。

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2025.9.アムリタファーム感謝祭にて

普通のトマトに比べて、4倍の収益性が見込める塩トマト栽培は、新規就農の事業計画に盛り込みやすかったこと、当時、新規就農を後押しする国の制度の初期だったことも、更に追い風となり、応援体制が整っていたということで、「事業性のある作物と聞きやってみようと思った」と言います。

農業研修2年目に差し掛かっていたある日のこと、研修先を通じて、運命的な縁が則高さんの元に訪れます。

「研修先の川崎ファームへよく顔を出していた、別の農家さんがいたのですが、そのおじさまから、蘭越町豊國(らんこしちょうとよくに)で秋祭りがあるから手伝いに来てくれ。」と声を掛けられ、出かけた先で、後にアムリタファームのおかみとなる、一人の女性と出会ったのです。
そのひとは、ドラマ「北の国から」で知られる倉本聰が立ち上げた ”富良野塾” で女優として活躍していた、麻恵さん。

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自主開催のイベントでお客様と触れ合う麻恵さん

「各地を行脚していたんですが、公演が終わり、たまたま休暇が取れるタイミングで、実家のある蘭越町豊國に帰っていました。すると、地域の祭りで太鼓を奉納するから叩いて欲しいと話がありました。」と麻恵さん。
そのお祭りで、上下白い服で神社の鳥居の傍に佇む男性(則高さん)の姿を目にし、その時受けた強烈な印象を振り返ります。
お祭りに初めて来ていたその風変わりな男性は、周囲から気に掛けてもらえず、ひとり佇んでおり、「皆、この人のこと見えてる!?それとも私だけ見えてる?!」と心配になったそう。^^

一方、則高さんはというと、「農家さんから手伝ってくれと言われて来たものの、何をやったらよいのだろう、、」と困っていたといいます。
その後、奉納太鼓を叩いている女性を眺めながら、この太鼓なら「きっと神様は喜ばれているな。」と感じていたと言います。

二人は打ち上げの場で顔を合わせると、たちまち共通する話題で盛り上がるも、その場は解散…。

ただ麻恵さんは、初対面で感じた「あの人面白い。」という直感を頼りに、走り出した車に駆け寄り、連絡先を聞いたそうです。
このトレンディードラマさながらの驚くべき行動は、今思えば見えない力に後押しされたようだったと麻恵さんは振り返ります。

こうした出会いを機に、二人は瞬く間に深く絆を結び、めでたく結婚。
二人の力で開墾を進めていくことになりました。

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お腹に一人目の子がいた当時も畑を開墾していたという麻恵さん(手前)

🍅アムリタファームの齋藤夫妻が、のちに大きく関わりを持つこととなる琉球大学の比嘉照夫(ひが てるお)名誉教授とEM菌

現・沖縄琉球大学の比嘉照夫(ひがてるお)名誉教授との直接的な交流が、アムリタファームに大きな飛躍をもたらしました。

比嘉教授は、戦後、九州大学で農学博士をしていた時の事、当時沖縄で慣行農法をやっていた温州ミカンが振るわず、病害虫に有効な化学薬品を使った農薬を散布していました。
薬が効いて見た目も良くなり、食味向上、収量が増加したことから、これは作物にとって安全かつ有効であるし、温州ミカンがよく実れば沖縄の経済を活性化出来ると思い、薬品を広める活動をしていたそうです。

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イメージ画像:温州ミカン

安全だからと、素手にノーマスク装備で各農家さんで農薬散布法を広める活動をしていたある日、比嘉教授は、突如体調を崩し、入院。
原因は農薬中毒と診断が。この出来事により、農薬が人体に大きな影響を与えていた事に気付かされることに。

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アムリタファームでつくられる発酵液肥
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齋藤夫妻と比嘉照夫名誉教授(学会にて)

この体験を機に、昔から微生物のことについて教えてくれていた祖父の研究を思い出した比嘉教授。収集していた微生物に着目し、改めて研究を始めました。
微生物は、エネルギーの産生と増殖に酸素を必要とする「好気性」と、酸素を要さず、空気中では増殖しない「嫌気性」に分けられます。
農業に有効活用する為、2000種ほどある微生物のうち、「好気性」と「嫌気性」を混合した時に、仲良くできる組合せの2種類を見つけるべく、検証しては失敗を繰り返していたと言います。
2000種ほどある微生物に向き合うこと複数年。
実証実験を繰り返し、漸く81種類までに絞ったそうです。

81種類まで絞ってからというもの、その先の結果を出せないまま時間だけが過ぎていきます。
ー諦めかけていたときのこと、教授は、相反する「好気性」と「嫌気性」の2種類の微生物の液体を1つに混ぜ、期待を込めつつ半ば投げやりに、試験場の畑に撒き、出張へ出掛けたということです。

ー数日後。
出張から戻ると、植物が急成長した光景が。
目にとまるなり、「なにが起きたのか?」と皆に声をかけましたが、知らぬ存ぜぬ。
深呼吸し調査すると、”好気性”の微生物と、”嫌気性”の微生物が仲良くしていたことを発見するのです。
この ”偶然” が「有用微生物群=EM菌」の開発を導いたといいます。

今では、農畜産業、水産業の他、ごみ処理、水質浄化、建築分野、ハウスケアまで、活用分野は広がりを見せていることから、「自然界にいる微生物の中で、有機物を発酵したり、太陽エネルギーを固定したりする微生物の総称」と定義されています。国際的なアカデミック団体へ検証に出したところ、「確かに有用な効果がある」ことが立証されたそうです。(所説あり。)
一人の研究者が労力をかけた時間や熱意は、”偶然”をきっかけに、地球や社会に恩恵として還元されることとなりました。

そうして生まれた、有用微生物群EM菌を活用し、有機農法に取り組んでいるのが、アムリタファームです。

有機農法だからといって健康なのか?🍅

農業は主に、有機農法、自然農法、慣行農法で作られますが、いずれの農法を用いても、安全性が確約されているわけではありません。
有機農法を実践するアムリタファームの齋藤さんは、有機農法だからといって、「本当にうちの野菜は健康です」と心から言えるのか?疑問を持ち、確かめたいという想いが込み上げます。自身達のつくる野菜の美味しさや安全性を見える化したいと考えました。

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定植に向けてポットの苗を準備する齋藤麻恵さん

作物の数値化したデータを毎年蓄積していこうという目的で、2021年に初めて、検査機関に野菜を出してみることに。
そこから予想もしなかった展開が訪れたといいます。
出品してから程なくして電話がかかってきて「基準を大きく上回る数値が出ています。この数値で競うコンテストがあるのですが、そのコンテストへ出品してみてはどうですか?」と検査機関の担当者の声は上ずり熱を帯びていたそう。

言われるがままに、教えられた ”オーガニック・エコフェスタ 2023 ” へ出品。
糖度や作物のストレス耐性力が分かる「抗酸化力」、ビタミンCなどのデータを基に、食味評価を審査する、いわば野菜の健康診断のような審査において、硝酸イオン含量においては、検出下限値以下の低い値であり、高い安全性を証明され、最優秀賞を受賞したといいます。
「ほんとうに驚いたと同時に、安全性も美味しさも認められて嬉しかった」と齋藤さん夫婦は胸をなでおろし、「これでうちの野菜は健康だと心から言える」と喜んだといいます。

🍅アムリタファームのトマトが3年連続金賞受賞殿堂入り達成!

オーガニック・エコフェスタ2025 の大玉トマト部門で、アムリタファームの塩トマト(フルーツトマト)が最優秀賞に選ばれ、これで受賞は三年連続となった塩トマト。
3回のうち、オーガニック・エコフェスタ2024では、総合グランプリも獲得。

アムリタファームさんの塩トマトの評価>
●身体に有害と言われる硝酸イオンが、検出下限以下の低い数値
以下は、全体的なデータベースの平均値との比較
●抗酸化力(植物ストレス耐性力)平均値の約2.2倍
●糖度 平均値の約1.9倍
●ビタミンC含有 平均値の約1.5倍
いずれも非常に高い数値が検出され、健康な野菜であることが証明されました。
(サンプル到着日:2024年8月27日)

「オーガニック・エコフェスタ2025」分析結果報告書の総評コメントより抜粋
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アムリタファームのトマト
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一般社団法人日本有機農業委員会より贈られた賞状。

受賞報告をするためニセコ町役場を訪れた齋藤夫妻。
「3度目の受賞となる今回を機に、殿堂入りをさせていただくことになりました。今後も商品の安全性や食味の数値データは取り続けながら、また別のチャレンジに取り組んでいきます。」とこれからも変わらず美味しいトマトを実らせたいと意気込みを語りました。

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(左)則高さんの奥様・齋藤麻恵さん、(右)農主の齋藤則高さんと共に笑顔を見せる子供たち。
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2024年4月3日ニセコ町役場応接室にて、前・片山町長に受賞を報告する齋藤一家

「有機栽培なので、虫が発生した年は大変だったでしょう」と、当時を振り返り労いの言葉をかける片山前町長。
すると、 「”虫の被害が出た” と投稿したSNSを見て、町長が自転車のイベントに出場していたとき、近くを通ったからと、農場に立ち寄ってくださったことがありました」と麻恵さんは言います。

町として、バックアップできることがあればという姿勢を見せてくれている安心感で、農作物被害があった時も頑張ることが出来たとエピソードを語ってくださいました。

齋藤夫妻が最優秀トマト生産農家としてパネラーに🍅

2024年11月末に、沖縄県で開催されたEM国際会議に、日本人パネリストとして登壇した齋藤夫妻。

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中央手前が比嘉照夫教授 (提供:アムリタファーム)
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パネラーを務める齋藤夫妻(提供:アムリタファーム)

また、札幌学院大学で一般人向けに開かれるコミュニティカレッジ(2025.5.15)でもパネラーとして呼ばれ、新規就農から日本一のトマトを生産するまでのお話が「農業の魅力と未来を語ろう」と題し紹介されました。
耕作放棄地を、有機肥料と有用微生物群のEM菌で土づくりから行い、2023年に日本有機野菜普及協会が主催する「オーガニック・エコフェスタ2023」の栄養価コンテストで、齋藤夫妻が生産したトマトが全国一に選ばれたことについて触れ、栽培で活用されたEM菌はエビデンスがあるものとして広く伝えられました。
「食物と心は密接に関係し影響しあう」という学びから「元気で善い食べ物を作り、皆様の心と体に貢献したい」という思いで取り組んできた10年を物語る齋藤夫妻の言葉はリアリティーに溢れたものだったことでしょう。

🍅ワークショップとありがとうを込めた感謝祭

2025年6月、アムリタファームでは、EM菌がもたらした有用な効果をたくさんのひとに知ってもらいたいと、専門(EM研究機構)の講師を招いて、米ぬかと、EM菌が入った活性液を使い、「ぼかし」づくりを行うワークショップを行いました。

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「ぼかし」とは、米ぬかの中で善玉菌が増えたものを言い、生ごみを栄養豊富な発酵資材に変えることが出来ます。また、「ぼかし」を使って、野菜を育てる栄養豊富な土づくりが出来るそうです。

ブルーシートに積まれた米ぬかの山。
目の錯覚でしょうか? まるで羊蹄山!
米ぬかの頂に、穴を空けて、そこにEM活性液を注ぎます。
大規模なお菓子づくりのようにも思えてきて、EM活性液がメープルシロップみたいで、もはや美味しそう!^^
参加者の皆さんの目がキラキラしてきます。

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米ぬかに石灰を混ぜた後、そこにEM活性液を入れて混ぜます。
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これが楽しかった^^♬ みんなで手を突っ込み捏ねていきます。

いよいよ、手を突っ込み捏ねる作業開始!
米ぬか美人という言葉があるように、肌がきれいになった事例も紹介されました。
皆さんが「やりたい♪」と前のめりになり、ワイワイ、キャーキャー言いながら、入れ替わり立ち代わり捏ねまくり始めます。
だんだんと握ると形が作れるくらいの水分量になってきました^^
「お団子みたい~」と子どもたちは喜びます。

私は、見ているだけだったのですが、、、
恥ずかしながら猛烈に参加したくなってしまい、急遽無理を言って参加させていただくことに! 感触がとても気持ちよく、楽しい作業でした!

EM活性液を混ぜ込んだ米ぬかを、空気を入らないようにした袋の中で45日以上発酵させ、甘酸っぱい香りがしたら完成とのこと。

参加者からは、出来上がったぼかしを自宅に持ち帰り、「家庭菜園を行う畑に混ぜたり、生ごみのコンポストにいれたりします」といった声が聞かれました。
なるほどですね~

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多くの参加者が耳を傾ける中、「水や空気も浄化してくれるEM菌が大好き!」と、最後に熱く語る麻恵さん。

その声のトーンに惹きつけられ、眼ヂカラや全身を使った立ちぶるまいに圧倒されます。現役時代の麻恵さんの舞台を拝見したことのない私でも、この方は女優さんだと分かります。。

季節は秋、2025年9月13日、麻恵さんがオーガナイザーを務め感謝を伝える「第5回むすび祭」がアムリタファームで開催されました。

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多くの人で賑わう会場のビニールハウス(アムリタファーム)
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「袋がいっぱいになるまで詰めていいよ」と言われ頑張る女性は、
札幌からお越しになったとのこと。

ワークショップの日も、むすびの祭の日も、国道にも面していない、知る人しか行かないようなひっそりとしたこの農園に、敷地がいっぱいになるほど車が止まっていて、こんなに賑わっていることに驚きました。

皆さん美味しい野菜や、ニセコの空気に触れ笑顔でいっぱいです。
今年度、アムリタファームでは新しいハウスも造成したそうで、「これからもより一層トマト栽培に力を入れていきたい。」と齋藤さんは言います。

アムリタファームでは日々の様子やイベントの情報をInstagramで発信しています。気になる方は是非チェックしてみてください!
アムリタファームInstagram>>https://www.instagram.com/amuritafarm/

アムリタファームHPはこちら>>

あとがき🍅

EM菌について知ると、新聞やメディアで取り上げられているEM関連の記事が目に留まるようになりました。
北海道内でも新篠津村では、水質改善のためEM団子をつくり、乳酸菌や酵母菌などの有用微生物がヘドロや汚濁物を分解することを期待し、水質環境に投入したとの記事を読みました。実際に水質が改善した事例が報告されているといいます。

齋藤さんがアウトドアをしながら想い描いた形、大自然と調和した丁寧な暮らしが、人と人の繋がりや偶然によってみるみる実現していく物語、また、”愛”や”波動”を伝えるアムリタファームさんのお野菜づくり、いかがでしたでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました🍅!

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コメント

2
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ヒヒ掘り職人

EM菌を認めている自治体の野菜なんて怖くて食べられません。野菜の原産地がニセコだというだけで避ける理由となります。傷が浅いうちに訂正された方が良いと思いますが、ニセコ町として陰謀論者向けの商売に的を絞ったというなら好きにされたら良いと思います。

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まい

科学的に効果が実証されていない、単なる商品のEM菌とやらを自治体がアピールするのは止めていただきたい。環境省や他の自治体てもニセ科学として注意喚起されているものです。

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