「濡羽の家の祟り婚」に関しましてのご質問の回答です。
(マシュマロで頂戴したもの)
まず、本シリーズは私が執筆を担当していない音声特典やSSがございます。
担当した特典等は公式発表時にXにて必ず紹介しておりますので、お手数ですが私のポストから“祟り婚”で検索の上、ご確認いただけたらと思います。
※久しぶりに(私が書いたものだけですが)読み返してとても楽しかったです!
1.谷家の資産に関して
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「谷家」は江戸時代からの庄屋で、大地主です。よって武士階級ではありません。
第二次世界大戦以前は何もせずとも小作農からの収入で生計は充分立てられたため、明治時代に生きた幸四郎の父や兄は対して働かず、資産を食いつぶすだけだったと思われます。幸四郎は都会に奉公に出された後、株で財産を成しています。幸四郎が濡羽屋敷に戻った後、金貸し等で資産を順調に増やしましたが、娘婿の清に商才はなかった模様で、“名家”としての体面を保てはしても、内情は厳しかったと思われます。
正和が婿になったことで、正和の資産&彼の商才で資産はまた幸四郎時代程度には戻せたと考えられますが、第二次世界大戦後の小作人解放等もあり、男手もなく再度厳しくなりかけたところで、安藤家の紹介で資産家である里見家の稔を婿に迎え、金銭的に不安のない状況を(“春の章ヒロインが”)作ろうとしたのだと思います。その後の稔の出奔後は、“夏の章ヒロイン”が占い師をして生計を立てていましたが、時代的なこともあり、以前のような資産はなかったのではないかと思います。
2.春の章特典「独占欲」に関しまして
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こちらの特典は、私が執筆を担当しておりません。
よって内容も完璧に把握できていないので、私からの回答は控えさせていただきます。
但し、ボイス収録後に設定が変更されたということはなかったと記憶しております。
3. 正和にとって「子どもたち」はどの程度の意味を持つ存在だったのか?
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挙げていただきました『春の章特典の「独占欲」での描写』や、『夏の章特典でヒロインが失明した場面の描写』に関しましても、私が担当した特典ではないので、回答は控えさせていただきます。
但し私の個人的な印象という大前提ですが、【正和にとって重要なのは『谷家への復讐』と『春の章ヒロイン』であり、他のことには「興味がない」】のではないかと思っています。子どもに関しては、ちょっとだけ興味はあったかもしれません。
この時代の父親は子に対して大きな思い入れはない人も多かったのではないかと思われますので、現代的な観点から考えると余計冷淡に感じられてしまうところはあるのかもしれません。
4. もし各章の男性たちが天寿を全うしたとしたら、どのように老いていったのでしょうか?また、ヒロインが先に亡くなった場合、彼らはどんな反応を見せたのでしょうか?
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このご質問での“天寿”という言葉の意味が
①『天から与えられた寿命』
②『老年まで充分長生きした場合の寿命』
このどちらなのかによっても変わるかと思います。
②であれば、シリーズ全体の物語が変わってしまいそうなので、ちょっと考えられないですね。
①であれば、作品として描かれていない部分もありますが、『作中で起こったこと』と同じかと思います。
ヒロインが先に亡くなった場合(亡くなった時)は、全員、片翼どころか己の命も失われたように感じたのではないでしょうか。外にはその悲しみは出さないでしょうけれど……。
5. 秋の章特典の「川遊び」で貴文が言及していたホテルは、春の章の見合いの場所だったホテルを想定して書かれたのでしょうか?
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こちらも私が執筆した特典ではないため、内容を把握しておりません。
申し訳ありませんが、回答を控えさせていただきます。
但し、『春の章での見合いの場所』となったホテルは、都会にある想定(濡羽屋敷がある県の県庁所在地)
です。第二次大戦中、空襲に遭った可能性が高いと思われますので、秋の章の時点で存在していたかどうかは……どうなんでしょうか?
(空襲を免れたり、空襲に遭っても復活した建物もたくさんあります)
6. 弘子と清はいとこの関係ですが、この二人も幸四郎の呪いに含まれているのでしょうか?
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幸四郎の“呪い”というものが存在していたのかどうかは別として、
冬の章本編にて幸四郎が儀式の際にあげたノリトは
「谷清兵衛及び、谷幸一郎、幸二郎に天誅を」
「そして、我と同じ血を引きし、女きょうだいとの情が、永遠に続くことを願わん」
「谷家の男共に、祟りあれ」
というものでした。
“いとこ”では2つ目は該当しません。
“谷家の男”に清は該当するのかもしれません。
7. 谷家の「憑物」に関して
『幸四郎が“憑物”に願いをかけたから、「代々“憑物”の話が伝わった」』のではなく、
幸四郎は『そもそも代々伝わっていた“憑物”に願いをかけた』のです。
よって『元々“憑物”の話は(幸四郎以前から)谷家に代々伝わっていた』ものです。
“呪い”や“怨念”のようなものが存在していたかどうかは別として、『幸四郎の行動』は子孫に影響したと考えています。これはどんな一族でも同じことかもしれません。
以上です。
私の個人的な解釈が多く、回答になっていなければ申し訳ありません。
色々想像していただけたら幸いです。