「日本製」の嘘とBYD排除の謎⋯大阪万博EVバス150台が1社独占受注の闇、補助金不正の疑惑を追う【人気記事再掲】
高価格・高補助の構造
そしてさらに驚くのはこんなに低品質なバスであっても価格を高く設定することで高額な補助金が簡単に出されている事実である。年間400億円の予算がついている環境省の「商用車等の電動化促進事業(タクシー・バス)」においては、バスの小売価格やパワー、環境負荷度の低さ、独自の新技術、環境にやさしい素材を使うなどで補助金の基準額が決定するが、これも実車を持ち込んでの電費測定テストは一切なく、すべてカタログ数字などを記入するだけの超簡単な審査とされる。 その結果、コスパの良いBYD(J6やK8)より品質評価の低い中国3社(WISDOM/YANCHENG/VAMO))で、バスの補助金はおおむね300万円~500万円前後高額に設定されている。不具合多発で1年のうちほとんど工場に入っていたとしても事業報告書の「走行距離」に記入する数字は自己申告であり、 あまりにもザル審査で多額の補助金が購入事業者のところに流れている。 関連記事 ー大阪・関西万博のEVバス、日本製だと偽り不具合多発!製造元の中国3社の実像:https://36kr.jp/376370/ 関連記事 ー中国、2026年よりEV輸出を厳格化!不具合多発のEVモーターズ・ジャパンの電気バスは輸出許可を得ているのか?:https://36kr.jp/445648/ (文:自動車生活ジャーナリスト 加藤久美子) ※本記事は2025年10月3日初出の記事「低品質・高価格の万博EVバス、1社独占で150台受注。なぜBYDは『蚊帳の外』だったのか」を再配信します。