「日本製」の嘘とBYD排除の謎⋯大阪万博EVバス150台が1社独占受注の闇、補助金不正の疑惑を追う【人気記事再掲】
「国産EVバス」計画は未達、工場は最終架装のみ
万博向けバスを含めて現在も、この巨大な工場の中で最終組み立ては行われていない。最終の架装(料金箱や行先表示、乗降用ボタン、ドラレコ設置など)だけが行われていると聞いているが実際はどうなのか? 「それらの最後の架装は一時期福岡県内のバス会社に委託していましたが、現在は工場内で行っています。工場の中は全国から不具合多発で『返品』されてきたEVバスがたくさん入っていて、現場の担当者が対応に当たっています。現場は本当に一所懸命、何とかバスが再び不具合なく走れるように必死で修理や点検をしています。バス会社やバスを購入した自治体からクレームの嵐で、皆さん、疲弊していますよ。本当に気の毒です」 要するにEVMJのバスは万博含めてどれ一つとして国内最終組み立ては現状、できていない。では、ファブレス(製造工場を持たない)なのか?というと、実はファブレスとも言えない。 なぜなら… 「ファブレスなんてとても言えない状況です。配線図さえ渡してこないんです。全く相談や報告もなく勝手に中国メーカー側で仕様変更(座席の数を減らすなど)して日本に送ってきます。契約書では開発契約・売買契約・アフター契約になっていますが、実際は『書類は書類。オレ(某中国メーカーの担当者)が法律!』とまるでチンピラみたいな会社なんです。架装部品の設定をするので依頼しても本当に最小限の部分しか図面を送って来なくて不十分です。正確な架装なんてできませんし、エーミング(車両に搭載された『電子制御装置』を正常に動作させるための校正・調整作業のこと)も行わずに客先に納めています」 「実際、契約書といえばバスの売買契約書しかありません。アフターケアやその他の契約は何もない(あるとしても隠しているかも)、という状態です。その状態で何かの情報提供を呼びかけても、『契約が無いから』と中国側からは言われています。」 信じられない状況だがこの状態ではとてもじゃないが、ファブレスとも言えない。万博で1社独占、大量採用されたバスメーカーがなぜこんなに低品質なのか?実際にトラブルも多発しており、中にはブレーキホースの損傷など大事故につながりそうな危険極まりない不具合報告も複数寄せられている。