秋葉原はオタクの聖地。昔はPCパーツの聖地として名を馳せ、時代の変遷とともに姿かたちは変われども、やはりいまだ“オタクの聖地”であることには変わりないでしょう。
街中にはゲームのみならず、数々のオタク的看板が躍ります。ゲームグッズを探すのも楽しいし、ゲーセンに行くのも良い。PCやその周辺機器をチェックするのも面白いですね。ソシャゲ好きなら多くのポップアップショップなども嬉しいところでしょう。「以前より楽しめなくなった」という声も聴きますし、実際に街の変遷も強く感じますが、それでも、いまだ特別な街であり続けています。
ですが深夜は違います。大抵の店は営業を停止し、今はもうゲーセンも24時間営業ではありません。もし終電を逃したら、カラオケ屋や漫画喫茶、あるいは深夜営業のバーなどで時間を潰すしかないと思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は逆張り! 終電後の深夜でも秋葉原で遊べるはずと、秋葉原であえて終電を逃してみました。『STEINS;GATE』『Hookah Haze』『AKIBA'S TRIP』『じんるいのみなさまへ』など様々なゲームの舞台であり、“世界に名だたるオタク街”として様々なゲームに影響を与えている秋葉原の“深夜の顔”はどういったものでしょうか。
◆観光客もいない世界での深夜散歩は、サイバーパンク味からレトロ感まで味わえてシンプルに楽しい。
まずは秋葉原の駅前からスタート。当たり前ですが、終電後はものの見事に誰もいません! 酔いつぶれた人間すら見かけないので、ポストアポカリプスやゲームのオープンワールドじみていて面白いですね。1時くらいには多少の通行人を見かけたのですがタクシーに乗ったのか、漫画喫茶に入ったのか、すぐにどこかに去ってしまいました。
その後はもちろん人が増えることもなく、工事で深夜仕事をしているような方々と、通行人がいても1人2人見かけるくらいです。普段なら人混みがあって取りづらい宣伝ポスターなどの撮影も楽々です。珍しいシーンとしてはクレーンを使っての巨大ポスター貼り替え現場なども見られました。
(当たり前ですが)駅構内は通り抜けられないので注意が必要です。駅の中には「Yostar」のオフィシャルショップがあるのですが、もちろん撮れず、近寄れず!
さて、秋葉原に行ったことがない人に向けて「秋葉原がどんな土地か」を軽く説明していきます。秋葉原は西側にオタクショップが多く、東側にはヨドバシカメラや、飲食店などが点在しています。北に進めば上野で、歌舞伎町のように深夜帯にも人がいるような街ではありません(歌舞伎町も流石に深夜は人も少なくなりますが)。秋葉原から頑張って歩けば上野のアメ横という都内屈指の飲み屋街にも辿り着けるため、基本的には「夜は眠っている街」なわけです。
駅の南側には神田川が流れていて、体感的に「川向こうは秋葉原の外」と感じる方も多いのではないでしょうか。とはいえ「秋葉神社」や(解体途中の)「肉の万世ビル」などもちらほら存在しています。試しにそちら側に行ってみると街の灯りも少なく、“探索感高め”で良い雰囲気でした。
そして橋を渡ってもう一度、秋葉原側に移動します。通行人が誰もいないので、まるで秋葉原を独占しているような気分です。流石に駅から反れていくと灯りは少なくなりますが、大通り周辺では深夜でもネオンが存在感を主張します。まるでサイバーパンクの都市のようで美しいですね。昼がにぎやかだからこそ、夜の楽しさを感じられます。
ちなみに、秋葉原は歌舞伎町などと比べて夜の繁華街レベルは低めですが、もはや都内の名物動物みたいになっている「ネズミ」もちょろちょろ見かけました。おそらく地下で繁殖しているはずなので、もはや都内全域に“ネズミの世界”が広がっているのではないでしょうか?
◆深夜の秋葉で買い物は可能か!?思ったより散財してしまう深夜テンション
ここまでふらふら散歩してきましたが、今回の目的は「オタク的な楽しみ」が出来るかという点です。深夜の秋葉原はある意味、異世界のウォーキングシミュレーターを楽しんでいるようで楽しいですが、買い物もしたい……できるものならね! 狙っているのは「ガシャポン」です。 夜の秋葉原に残された数少ない娯楽と言えるでしょう。
目をつけていたのは、ジャンク屋近くに昔からずっとある1,000円ガシャポン! ここには大当たり枠にゲームハードとかもあるので、当たれば一気に“ゲーム記事”っぽくなるはずです。秋葉原を舞台としたゲームは『STEINS;GATE』『Hookah Haze』『AKIBA'S TRIP』『じんるいのみなさまへ』などなどありますが、本記事は今のところちょっとゲーム要素が薄め。気にしています。なのでここで一発逆転、ゲーム記事化を狙うわけですね!
よく見ると商品画像の中にまだPSPとかある!! PSPが当たったら超テンションあがりますよ!でもこれに1,000円入れるのは深夜テンションじゃないとできないでしょう。
一発逆転したら「ゲーム関係ないじゃん」とは言わせません。 来いよPSP!!
というわけで千円投入。外箱を押してみたら、めちゃくちゃ柔らかい材質の何かでした。ワンチャン、柔らかい素材で出来た新しいゲームハードであってくれ……。
中身はまさかのマフラーでした。ちょっと嬉しい。「寒くなってきたから防寒具をガシャに入れてあげよう」という優しさを感じられますね。古くから営業している1,000円ガシャだけあって、ラインナップに人間味がある。 心が温かくなる気遣いがなんだか嬉しいですね。
そして深夜の秋葉原には結構1,000円ガシャが随所で稼働しています。筆者も2度ほど『ポケカ』で挑戦したのですが、外れの部類になってしまいました。「大当たりが出ると激レアカード当たる」というシステムなので、もちろん当たる確率の方が少ないのですが……1,000円の元は取れない! ひとりで散歩していると感情を共有する相手が少なくてメンタルに来ます。
そしてドラッグストアの横にあったガシャポンにもチャレンジ!『ポケモン』や『都市伝説解体センター』などが並んでいます。『都市伝説解体センター』グッズを手に入れようと回したところ、出てきたのはまさかのトシカイ君!やったぜ!!
そして最近できた24時間営業のラーメン屋とかにも行ってみましょう。格安ラーメンとあって味はあまり期待していなかったのですが、値段とあわせて考えると、あながち“ハズレな味”ではありませんでした。「また行ってもいいかな!」と感じられるお値段とお味で、良い感じです。
そして今回、実は最大の目的地が存在していました。最近の秋葉原は、24時間営業のゲームセンターもなくバーやカラオケくらいしか営業していませんが、実は驚安の殿堂「ドン・キホーテ」が24時間営業をしてくれているのです!外国人観光客用にそれなりのオタクグッズも置いていますし、かなり期待値大です。
入ってみると予想以上に“オタクの世界”!昼は外国の方でごった返していますが、深夜となるともちろん誰もいません。初音ミクとのコラボも開催されていましたし、5階には大量のゲームグッズも! 『キングダムハーツ』に『NIKKE』『モンスターハンター』と手ごろな値段のグッズが売っていました。
さらにはフィギュアや、まさかのおっぱいマウスパッドまで店内に堂々と並んでいます。店内に人が少ないから「こんなおっぱいマウスパッドがあるのか」としげしげと眺められるの、凄いですね!恥ずかしくて買えない人は深夜がチャンスですよ。終電を逃したふりをして駆け込みましょう。
さらには「PS5 Pro」「ニンテンドースイッチ2」などが当たる2,000円ガチャも。実はもうこの時点でだいぶ散財しているので、手は出さず。とはいえ深夜の秋葉原で「ドン・キホーテ」はかなり遊べるスポットと言えますね!
もし「秋葉原の深夜徘徊でオススメルートを構築して」と聞かれたなら、筆者は「散歩からの驚安の殿堂」と答えます。少なくとも筆者は、たとえばイベント帰りに飲んでしまったりして終電を逃したなら、漫画喫茶などに入る前にここを訪れますね!深夜の秋葉原で買い物をするなら外せない場所になるはずでしょう。
実は筆者のオタク遍歴の中で、秋葉原が舞台となった『AKIBA'S TRIP』はわりと重要なタイトルです。コンセプトがネタ寄りのゲームではありますが、上京する前に隠れオタクだった筆者は、本作を通じて「東京にはオタクの居場所があるのか!」と感動した覚えがあります。そして、その憧れは今でも変わらず。中野や池袋なども楽しいですが、やはり秋葉原は特別な街です。
今回はそんな秋葉原を自由に駆け巡れたような気分に浸れました。もちろん昼と比べたら買い物としての満足度はかなり低くなってしまいますが、秋葉原に特別な思いを持っているゲーマーやオタクにこそ、深夜の秋葉原を探訪してもらいたいですね。そして今回ピックアップした他に「深夜はここがいいぞ!」という店舗や遊び方があれば、ぜひコメント欄などで教えてください!
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