トランプ氏「誰が実行したか知っているが言いたくない」 米がベネズエラに初の地上攻撃か

トランプ米大統領(ロイター)
トランプ米大統領(ロイター)

【ワシントン=坂本一之】トランプ米大統領は29日、ベネズエラの麻薬密輸組織が船に麻薬を積み込む港湾地域を攻撃し「大きな爆発があった」と述べた。攻撃の詳細については明かさなかったが、ベネズエラに対する初の地上攻撃の可能性もある。南部フロリダ州の私邸で記者団に語った。トランプ政権は同国の反米左派、マドゥロ政権が麻薬密輸に関与しているとし、退陣を狙って圧力を強めている。

トランプ氏は、船への麻薬積み込み作業を行うエリアを攻撃したと説明した。攻撃場所は「海岸沿いだった」とし、積み込み拠点は「もう存在しない」と指摘した。

攻撃を実行したのは米中央情報局(CIA)なのか、あるいは米軍なのかを記者団から問われると、「誰が実行したか知っているが、言いたくない」と述べるにとどめ、具体的な攻撃内容に関しても言及を避けた。

トランプ氏は26日、ラジオ番組でベネズエラへの対応を巡り、大規模な施設を「一昨夜、破壊した」などと述べていた。詳細は不明で、ホワイトハウスなども公式発表を控えていた。

トランプ政権は9月からベネズエラ沖の公海などで違法薬物を積んで米国に向かっていたとする「麻薬運搬船」への攻撃を実施。12月に入ると石油タンカーの拿捕(だほ)にも着手し、ベネズエラを出入りする制裁対象の石油タンカーの「全面封鎖」を打ち出している。

また、カリブ海に最新鋭原子力空母「ジェラルド・フォード」を展開させるなど軍事的圧力を強め、トランプ氏は地上攻撃の実施に何度も言及してきた。10月にはCIAに秘密作戦を承認したことも明らかにしている。

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