timeleszのライブに行った
記憶が薄れないうちに書き記しておく。もう二度と行くことはないので。
生まれてはじめてアイドルのライブに行った。
timeleszの京セラドームのツアー。
ネトフリで配信されていたtimelesz projectを観たのが理由。いわゆるド新規タイプロ勢。
クオリティを上げるために必死で練習したり、対立を避け平和に明るく絆を深めていく候補生たちの姿にとても惹かれた。アイドルの仕事は思っていたよりストイックでカッコイイんだな、と思った。
一度ライブを観てみたい、と思って調べてみたらFC会員にならないと99%ライブを観れないと知り、悩みましたがFC加入。しかしアリーナツアーは落選。
正直、彼らのパフォーマンスを生で観てみたい、という理由でのFC加入だったので会報やFC限定の動画には興味はなかった。
彼らはあくまでアイドルなのに、アーティストとして認識していた。これが自分のミス。
とりあえず年末のドーツムアーが当たったので1万円を支払ってチケットを購入。ファンクラブの年会費と合わせると1万5000円かな?ライブにここまで払うの初めてだよ。
とりあえずSexyZoneの楽曲からtimelesz の最新曲まで聴き込んでおく。アイドルのライブはコールやペンラ芸が欠かせないと ももクロオタクの友人に聞いていたので事前に仕込んでおきました。と言っても正直あんま分からんかったので不安の方が大きかったけど。
当日、
朝早くから家を出て京セラドームへ。ジャニーズのグッズ物販は専用アプリで整理券が必要らしく、こちらも事前に予約済。
「いや物販会場どこやねん」と思いつつ行き当たりばったりで現地に行くと、会場各地に案内板とビーイングかどこかの会場整理スタッフが山ほどいたので秒で解決。
やっぱり金かけてるな、ジャニーズ……
ペンライトなどを購入しました。
時間がかなり余ったので、暇つぶしに近くのイオンモールへ。
店内のあちこちに女性が溢れていてビックリ。想像以上の数。トイレも女性専用になっていて、男性用トイレを女性が使うらしい。
これ男女逆なら大炎上するのでは?(女性用トイレを男性が使う)と思いましたが、まあ深く考えるのはやめておく。
飲食店も軒並み大行列。マクドナルドもフードコートも空席がない。空席ができる前に「もう立ちますか?」「次に座ってもいいですか?」と声をかける人が現れるので、空席のある時間はほぼ0秒。あっても1秒か2秒。
ライブがあると飲食店は儲かりますな。近隣の焼き鳥屋やタコ焼き屋もtimeleszの楽曲を流していて(JASRAC……)、まあ慣れてるな〜という印象。このへんは音楽フェスとか有名なバンドのライブ でも同じですけどね。
本屋ではSexyZoneのグッズも売っていました(なんで?)
timelesz関連の雑誌が店頭の目立つ場所に飾られていたり。
雑誌はそこそこ大きいし何冊も買うと重くなるので、ライブ前に購入する人がどのくらいいるのか謎ですが儲けのチャンスを逃さない姿勢は好きです。
このへんジャニーズはやっぱり強いですね。
バンドだと飾れる雑誌も限られますし。ここまで大きな展開はRADWIMPSあたりのメジャーバンドでも厳しそう。というか無理な気がする。
CDも売っていました。
すぐそこ(ドーム)でCDの物販があるのに、しっかり売れている……ドームで買うと会場限定の非売品も付いてくるのに、そういった特典のない近くのイオンでCDが売れている。
これは「推しのCDをいろんな店で買うことに意味がある」と理解しているファンが買ってますね、たぶんね。
コスメショップでは松島聡ちゃんが起用されているAbibのポップアップも。
こちらも大量買いしている女性を目撃しました。
ジャニーズのファンの方ってたぶん社会の流れを分かってて行動している人が多いですよね。分かってて、というより「狙って」行動しているというか。
Amazonや楽天で買うのが一番楽だとしても、わざわざタワレコに足を運んで発売日当日に新譜を買ったりする。自分たちの推しが社会的に成長するために何が必要か理解した上で、自主的に行動している戦略家のイメージ。まあジャニーズに限らずアイドルオタクはみんなそんな感じか。
たとえば漫画オタクで「チェンソーマンの新刊発売日は本屋を回って片っ端から買い尽くしていくぞ!!!」って大枚を叩いて地元経済の活性化に貢献したり発行部数を増やそうと画策している人はあまり知らない。
アイドルになると何十万、何百万もかけて同じCDを買ったりするから、なんか特殊なジャンルだなあと思う。
双眼鏡や電池、モバイルバッテリーに充電ケーブルも売っていた。ドライバーはなかったような?
稼げるときに稼ぐぜ!!!というスタンスの店で好き。いっぱい稼いでください。
ライブは15:00スタートなので、14:30頃にイオンを出発。(昼食はマクドナルドで食べた。座れてよかった)
入場ゲートは「2階北口」。
本人確認は一切なかった。しなはれ。
とりあえず北口ゲートから入場すると、エレベーターに通される。一気に7階まで登って、スタッフから観覧の注意事項を説明された。
テレビなど備品に触れるな、電気を点けるな、など。いわゆるビスタ席というやつです。
今回、自分は身長が高いので着席ブロックで応募していました。後ろの女の子が見えなくなるのが可哀想という理由が半分、ライブ中に「見えないんですけどー」「前の人デカすぎなんだけどwww」など攻撃されて不快な気分になりたくないという理由が半分。
バンドのライブでも身長問題はありますが、高身長の男性は前列を諦めて自主的に後列に立っていたり、最初は前列で楽しんだあとMCや水分補給のタイミングで後列へ移動(後ろの人に視界を譲る)など工夫ができます。観覧席が決まっているアイドルのライブではそういった動きが取れないので、立ち見は諦めました。
そして通された7階ビスタ席。……7階て!
景色は綺麗。右も左も色とりどりのペンライトが光っていて、クリスマスのイルミネーションみたいだな、と思った。クリスマス終わってるけど。
そしてなんやかんやでライブも開始。
「これから始まります」という会場アナウンスとブザーがあってカルチャーショック。
急に照明がすべて落ちて、いよいよ始まるぞ、という期待感でフロア全体がザワザワしたり、暗闇の中で聴こえてくるイントロや歌い出しを耳にした瞬間にドッッッと歓声が上がって一気にライブが盛り上がる…………ということはなく。
timeleszのライブでもザワザワしたり、オープニングムービーでちらほら歓声が上がったりしていましたが想像より遥かに静か。
メンバー全員がステージに現れてRock this Partyを踊り始めても、案外そこまで盛り上がってない…というか、まあ静か。
アイドルのライブはオタクたちのコールや歓声で終始やかましいと思っていたので最初は意外でした。
最初は。
Rock this Partyから始まり、なんやかんやMCも挟まず一気に色々な楽曲が披露されていきます……が、申し訳ないけど音痴。びっくりするほど音痴。みんな音どんだけ外すねん。そのへんのバンドサークルに入ってる大学生の方が格段に上手いって。
音程を取れている人も喉で歌っているし。中には地声でそのまま歌っていたりもして、まあ大変。リバーブめっちゃ効いてるから完全にカラオケ大会。エコーかけまくってる部屋みたいな。
あと音響が酷い。もっとマイクのゲインを下げてほしい。と、これも最初だけ思っていたよ。PA何してるのー!って。
PAは悪くなかった。PAは頑張ってたと思う。
timelesz側に声量がないんだな。だからマイクの音量以外にもゲインを上げたりして歌声がBGMに掻き消されないよう、そしてドーム全体に声が届くようPAさんが調整しないといけない。そのせいで音源の楽器隊とボーカルの音域や音量バランスが全く噛み合ってなかったり、音割れしてハウりそうになっちゃうんだな。
さらに自分たちのテンションや曲調によって声の強弱をかなり変えちゃってるから、うるせえ!!!ってくらい声がキンキンに響くときと、歌声が全然聴こえないときのチグハグさが目立っていた。
timeleszってこんなに酷かったっけ?こんなに?
これからもっともっと大きな舞台に!って言うけどPA泣かせすぎる。正直音響スタッフさんたちめっちゃ大変だったと思うよ。
どうしても生歌にするなら、風磨と寺西の2人だけが歌うとか。とりあえず地声はやめてほしい。
ただ地声でカラオケ大会してるならともかく、誰かが音を外すたび他の人も引っ張られて音を外したり喉声でがなってて想像以上に酷かった。がなるな。
これだったらタイプロで歌の練習とか審査なんてしなかったらよかったのに。
そしてダンスは全体的に、疲れてる?という印象。
というか怪我してる人いる?膝や足首あたり。
まあ身体は資本なのでご無理なさらず。
ただ松島くんだけは例外。
めっちゃ遠くのビスタ席から眺めてても松島の聡ちゃんはとにかく目を惹く。
他の7人がお客さんと同じ笑顔で「見にきてくれてありがとう」「ほら、俺が来たよ!」って雰囲気でパフォーマンスをしてるとして、聡ちゃんだけは「視線を/心を奪ってやる」って感じ。
ダンスが上手い、キレがあるという単純な話ではなく、指先の動かし方からちょっとした仕草まで完全にパフォーマーの動きだった。
バックバンドをつけて「ソロライブやってね」と押しつけても聡ちゃんなら2時間かけて全力で会場を沸かせそう。たとえ音が外れてもダンスを披露しなくても、聡ちゃんが出す熱量でフロアは沸くと思う。なんかそんな感じ。
ジャニーズアイドルのライブを観に行ったはずなんだけど、聡ちゃんに関しては完全にロックでしたね。
ロックバンド(ミセス系統ではなく)が好きな人がtimeleszのライブを観たら、ほとんどの人が聡ちゃんを好きになると思う。そんな感じのパフォーマンスでビックリした。DVDやテレビ放送されているライブ映像でも聡ちゃんはキレッキレだったけど、現地で観ると圧倒的に1人だけ動きが違う。
曲と曲の間、スポットライトの当たっていない時間、ステージ間の移動、あらゆる気の抜ける場面(ファンサタイム?)でも『ステージに立っていること』を誰よりも強く意識しているような立ち振る舞いだった。「ありのままの俺を好きでいてね」「ファンのみなさんに感謝と愛を込めて……」という雰囲気ではなく、「ファンもニワカもアンチも関係ない。客全員を楽しませてみせる」という闘志を感じるというか。1人だけ何かと戦ってるな、というか。「アンチを黙らせる」とでもいうのか……
幕が上がった以上は常に演者、という感じ。さすがにMC中はほんわかしてたけど。
ビスタ席じゃなく、もっと至近距離で見れたらもっと迫力があったんだろうな。
で、会場が静かな件。
そりゃ声も出ないわな…と思ってしまった。気持ちが全然乗らんもん。(さっき聡ちゃんのこと散々褒めたところだけども)
特にビスタ席はメンバーの頭頂部を見るばかりで臨場感も薄いので、煽られても他人事っぽさがあった。照明やスモークが邪魔でモニターはあまり見えないし、8人がどんな表情をしているのか、どんなダンスを披露しているのかよく分からない(双眼鏡を使えば個々人の動きは分かるけど8人全体が今どこで何をしているのかは分からない)。歌は事前収録か音を外しまくる地声カラオケだから別にそこまでテンションも上がらない。
たまに「上の方〜!!!」と煽られたときだけ周りのお客さんがシャキッとしていたけど、それ以外は虚無だったな。みんな双眼鏡で野鳥の会に徹するか、timeleszのことは諦めて光のショーとして眩しい照明を楽しむか、という雰囲気。盛り上がりようがない。
唯一ビスタ席が(少し)沸いたのが気球が登場したとき。
それまで虚無ってたみんなが手を振ったりペンライトを振っていて可愛かった。まあ残念ながら近くまでは来てもらえず(同じビスタでも両サイドの人たちは近かったと思う)、肉眼では誰がどの気球に乗っているのか1ミリも分からないような遠い距離感だったけど、「近くに来ようとしてくれた」のがすごく嬉しいんだろうな、という雰囲気があった。
遠くにいるメンバーに向かって頑張って手を振っているお客さんを見ていると、健気だな……と切なくなったりもした。
あとこれはどうでもいいけど、一人一人順番に喋る場面。猪俣くんが話していると会場からクスクス笑いが溢れたり「おまえは何を言ってるんだ」と風磨につっこまれていて、ちょっと驚いた。猪俣くん本人もちょっと驚いていたけど。伝えたかったこと、普通にわかるよ。
もうそういうキャラとして確立されちゃってるんだろうな。不思議ちゃん。本人がいいなら別にいいんだけどさ。あの空気がtimeleszの日常なら、ちょっとだけ猪俣くんにとっては息がしにくそうだなと思った。仲が悪いとか、性格が合う合わないじゃなくて、息がしにくそう。
まあ察しの良い橋本将生がいるから大丈夫か。
まあそんな感じでライブは終わり。
「ビスタ席は退場規制がないので自由にお帰りになれます」と案内されていたので油断していたけど、ビスタはビスタで外に出るのがまあ大変。
エレベーターが1エリアにしかなく、一極集中するので通路が大行列になっていた。 九州訛りや標準語で帰りの新幹線や夜行バスの時間を気にしている人がいて、なんだか切なさが増した。ライブの感想や興奮をシェアしている声をあまり聞かず、他のジャニーズグループの話をしたりSexyZone時代の話で盛り上がっている人をよく見かけたのも興味深かった。
ライブのセトリで盛り上がったり、ライブの感想でキャーキャー盛り上がる空気ではなかったのが心底意外だったし、なんとなく気まずかった。基本的にみんな無言。もしくは帰りの時間を気にしたり、電車に乗れるか心配したり。(あとは中島健人くんの話題が結構聞こえてきたり。ちょうど遊戯王ペンライトもバズってたしな)
ジャニーズのライブってこんな感じなの?
もっと女性たちがハッピーでキラキラした空気をまとって嬉しそうに帰るのかと思った。
思いのほか疲れ切った顔ばかりで、ちょっとショックだった。思ってたのと違う……
ビスタ席だったからでしょうか。ビスタ席だったからだろうな。たぶん。そう思っておく。
まあ、とりあえず。
ファンクラブの更新はしないかな……
加入したときは確かに期待と興奮があったんですけど、肩透かしだった。
やっぱりアイドルはパフォーマンスではなく、本人たちの顔や人間性を好きな人のためのものなんだな、と再認識。クオリティは二の次三の次となると自分には合わなかった。
ただそれだけの話なので、これからもtimeleszのことは陰ながら応援するし(テレビに出ていたら観るとか)自分が抜ける分、誰か他のファンの方が次回のライブに行けたらいいなと思う。
日本屈指の大手アイドル事務所であるジャニーズ(スタエン)のライブがどんな感じなのか経験できたのはよかった。人生で一度くらいは経験してみたかったので、こんな感じかあ〜と学べたのは大きいかも。
以上。



コメント失礼します。ジャニーズの最初のライブがtimeleszだったとのこと、個人的には少し勿体無かったなと思いました。というのも成り立ちから経験値から事務所内では外れ値のグループなの…