【北京=三塚聖平】中国人民解放軍で台湾方面を管轄する東部戦区は30日、陸軍部隊が台湾の北方海域に向けて長距離の実弾射撃を行ったと発表した。東部戦区は、30日午前8時から午後6時(日本時間同午前9時から午後7時)に実弾射撃を伴う「重要軍事演習」を行うと予告していた。
東部戦区は29日から「正義の使命―2025」と名付けた軍事演習を行っている。台湾を包囲する形の大規模軍事演習を行うのは今年4月以来。陸海空軍と戦略ミサイルを運用するロケット軍を動員している。
東部戦区は30日、艦艇や軍用機により台湾本島の南北の海域で模擬攻撃や対潜水艦戦などの演習を行うと発表している。
今回の演習は、トランプ米政権が今月中旬、総額111億ドル(約1兆7千億円)に上る過去最大規模の台湾への武器売却を承認したことへの対抗措置とみられる。