「限界ニュータウン」を発信するということ【前編】
その当時の、いわば知識不足によるある種の思い込みを、もちろん今までまったくアップデートしないまま抱えているというわけではない。仕事で多くの不動産にかかわるようになった今であればもちろん、空き家の所有者の方に、その空き家を十分に活用できない事情があるのもよくわかるし、放置される空き家の多くは、再利用のための費用に見合うほどの活用方法がないことも理解しているつもりだ。
「空き家活用」など、口で言うのはたやすいが、いまだ「空き家」の利活用にかかわるビジネスが、ほとんどが個人事業レベルの小規模なもので、十分な市場として形成されていないという点が、その困難さを物語っている。
しかし、少なくない空き家が、本来適切に維持できていればまだ不動産商品として十分流通できるポテンシャルを有しているにもかかわらず、長年放置されていたがゆえに再利用が困難となり、すでに市場から脱落してしまっている事例も数多く目にしているので、やはり今でも空き家を見るたびに、ただただもったいない、との思いを拭うことはできない。
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続きの「「“落第点の人生設計”かもしれない人のための住宅情報」を、僕は発信し続ける」では、吉川さんが「限界ニュータウン」の情報発信を続ける真意がいよいよ明かされる。