居場所ない若者に「屋根とメシ」 キチに集う「見えないホームレス」
12月23日の夜。東京・池袋のビルの一室に10人ほどの若者たちが集まった。
テーブルには鶏肉の蒸し焼き、切り干し大根とモヤシのサラダが並ぶ。若者たちは黙々と夕食を平らげると、ゲームをしたり、漫画を読んだりして時間を過ごした。
ここは、居場所がない若者たちを支援する交流拠点「サンカクキチ」。虐待や多重債務、自傷行為、うつ病などの問題を抱える若者たちが集まる。15~25歳の若者向けに居住支援や食料支援などを行うNPO法人「サンカクシャ」が運営する。
「安全で、屋根とメシがある。それだけで十分です」。格闘系のゲームに熱中していた関東出身の20代男性はかみ締めるように話した。
月額約7万5千円の生活保護費で暮らす。物価高の影響でコンビニをなるべく避け、ディスカウントショップで100円前後のカップ麺を買い込む。「1日1食で過ごすことも全然ある」。今の全財産は105円。寝ることで空腹を紛らわせることもあるという。
幼少期に親から虐待を受け、今もトラウマを抱える。働くことを条件に、通信制の高校に進学。工場に勤務したが、「仕事を教えてもらえない」「自分だけ何もさせてもらえない」などと精神的に追い込まれていった。家にも職場にも居場所はなかった。
ゴミ箱をあさり、雑草で空腹を満たす日々
18歳の冬、家出を決意した…
- 【視点】
記事にもあるとおり、厚労省の統計は「路上」にいる人が対象で、住む場所がなく友人宅に居候している人、ネットカフェ生活者、DVなどで暮らしている人は調査の対象にすらなりません。 こうした若者の実態を可視化するべく、以前私たちの法人に寄せられ
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