三好諒 × はんどう大樹 対談イベント
── 外交・教育・政治構造・選挙制度・SNS時代の情報戦まで
12月某日、三好諒氏とはんどう大樹氏による対談イベントが開催された。
筆者(根本良輔)も参加し、初めて直接話すなかで、三好氏の人物像・思想・経験への理解が深まった。その内容があまりに示唆に富んでいたため、本記事ではイベントで語られたポイントと筆者の考察を整理して紹介する。
■ 1 三好諒という人物:共通点が驚くほど多い
三好氏は新著『偏差値30台から外交官になりました』を出版し、その内容を踏まえた講演を行った。
話を聞きながら筆者がまず驚いたのは、
自分とあまりに共通点が多いこと である。
● 兄の影響が強い
・兄と同じ高校・同じ進路を辿った点
・偏差値帯もほぼ一致(高校は偏差値54)
● 進路・関心の一致
・英語学習
・筋トレ
・アメリカ留学への関心
・社会構造への問題意識
筆者も大学院からアメリカを目指していた経験があり、
「ネモさんと三好さん似ている」というフォロワーの声の意味が腑に落ちた瞬間だった。
■ 2 偏差値30から外交官試験・国Ⅰ合格という現実
三好氏は高校時代は勉強しなかったが、アメリカ進学後に猛勉強。
その結果、
UCLA(アメリカの名門大学)に合格
外交官試験・国家公務員上級(旧国Ⅰ)合格
という極めてハイレベルな成果を上げている。
ここで三好氏は、
「暗記中心・同質性を強いる日本の教育」は官僚を“ロボット化”させる
という強烈な批判を展開した。
外務省には東大法学部出身がずらりと並び、
「上から降ってきた指示を正確に処理する」ことが求められる。
革新的な政策が生まれない構造そのものに問題があると語った。
筆者もこの点は完全に同意する。
かつての自分も大学受験で身につけた知識の大半は“使うことがない”。
興味がない内容を暗記する教育は思考力を奪う。
■ 3 アメリカ式教育が育てる“思考力の回路”
三好氏は、アメリカの大学教育についても語った。
■ アメリカ教育との決定的な違い
ディスカッション必須
黙っていると評価が下がる
プロセスを説明することが重視される
答えが一つではない
表現力・論理力のトレーニングが中心
日本の「大量暗記をいかに効率よくこなすか」という教育とは真逆である。
※はんどう大樹氏(弁護士)も、司法試験は暗記だけで突破できない点を指摘し、
「思考力を鍛える教育こそ主権者教育の基盤だ」と語った。
■ 4 “主権者教育の欠如”が日本の政治を腐らせる
はんどう氏が最も強調したのが、
「日本は主権者教育をしていない」という致命的問題
中学で憲法を学ぶといっても、“条文丸暗記”が中心で、
「憲法とは何のために存在し、政治をどう縛るのか」
を考える授業は存在しない。
結果として、有権者は
権力の暴走を監視できない
憲法違反の意味も理解しない
「偉い人が言っているから正しい」と思ってしまう
まさに 政治的リテラシーの欠如 が日本の停滞の根源である。
筆者としても、
“だから日本は外からカツアゲされるような国になっている”
という三好氏の視点には全面的に賛同する。
■ 5 外務省での「対米従属の実態」──三好氏が不合格になった面接
三好氏が外務省の官庁訪問で語った内容は衝撃的だ。
● 三好氏の主張
「日本はアメリカの植民地のように扱われている」
「対米従属はおかしい」
● 外務省の回答
「アメリカに追従することこそ日本の国益」
この瞬間、三好氏は“不合格”となり、
講師からは ブラックリスト入り を告げられた。
筆者はこれを聞いて確信した。
政治家を変えない限り、官僚組織は絶対に変わらない。
外務省を内側から改革することは不可能であり、
選挙を通じた政治家の入れ替えこそが唯一の道だ。
■ 6 れいわとの関係と、立憲の“壁”
はんどう氏は過去に立憲民主党から出馬打診を受け、
河井案里の失職による再選挙の候補に名前が挙がったという。
しかし最終的に立憲は別候補を立て、話は白紙となった。
はんどう氏はこう語る。
● 「正しいことを言う人は政治では成功しない」
● 「嘘を上手につく人間が成功するのが今の政治」
この現実に失望しつつも、
“れいわの気質とは非常に相性が良かった”
と振り返る。
また、立憲の支持母体・連合と統一教会の関係性への不信もあり、
最終的に立憲を選ばなかったという。
■ 7 選挙制度の構造的欠陥:比例復活と“邪魔をする勢力”
はんどう氏・三好氏の話で最も参考になったのが、
比例復活の仕組みと、他党がいかに邪魔をしてくるか である。
■ 惜敗率とは
「どれだけ当選に近かったか」で比例復活が決まる。
■ 問題点
立憲・共産が大量に候補者を立てると票が分散し、
れいわの惜敗率が下がり比例復活が消える。
三好氏自身も、菅義偉の地元で出馬する際、
“選挙1週間前に” 立憲と共産が候補を立て、
完全に道を塞がれたという。
筆者はこれを聞いて痛感した。
「野党共闘」と言いながら、れいわを潰しにくる勢力がいる。
特に立憲はもはや「自民党の補完勢力」といって差し支えない。
■ 8 議員の劣化:小選挙区制が生んだ“イエスマン政治”
はんどう氏が書籍で述べる“茶番選挙”の実態も語られた。
● 公認されるのは「能力」ではなく
顔が良い
上に従順
何も考えない
というタイプばかり。
結果、
劣化した政治家を再生産し続ける仕組み が完成してしまった。
小選挙区制はとくにこれを加速させている。
■ 9 議員定数削減という“民主主義破壊政策”
自民・維新が進める「衆院比例削減」は、
野党の息の根を止め
改憲勢力だけが生き残る
という極めて危険な政策だ。
筆者としても、
これは完全に憲法違反 と断じざるを得ない。
■ 10 参政党の“虚構”とSNS時代の情報戦
はんどう氏も三好氏も共通して語ったのは、
● 参政党はデマとフェイクで伸びている
● 日本人は主権者教育がないから騙されやすい
● 嘘の方が拡散されるのがSNSの現実
特に問題なのは、
改憲に直結するフェイク
画像加工
移民デマ
などが野放しになっていること。
筆者としても、
参政党レベルの“倫理ゼロの発信”には正論で対抗するしかない
と強く感じている。
■ 11 結論:正論を大量に投下するには“AI活用”が必須
対談の最後に筆者も質問したが、
れいわがSNSでデマに負ける最大要因は、
● 発信量が圧倒的に足りない
● 公式声明が遅い・出ない
● 人手不足
である。
これは AIが解決できる問題 だ。
ChatGPTで即時に公式声明を作れる
1人が10人分の発信が可能
デマの分析・反論も自動化できる
筆者が代表選で訴えたいのもここである。
AIを武器に、“フェイク10に対し正論100”の情報戦を仕掛けるべきだ。
■ 12 現場の不満と組織課題
質疑では、支持者から以下の不満が多く出た。
れいわは組織力が弱い
地方支部がない
落選者フォローが不足
現場が混乱している
はんどう氏は「組織化しすぎると立憲のようになる」と指摘しつつ、
選挙戦だけは最低限のマニュアルが必要だと語った。
■ 13 三好諒への筆者の期待
筆者は今回の会の後、別の場で三好氏と会話し、
非常に近い問題意識と姿勢 を持っていることが分かった。
特に “YouTubeで言えない内容” についての認識は完全に一致しており、
彼が国会に戻ったとき、鋭い質疑を行うであろうことは確実だ。
■ 14 最後に:SNS・AI・主権者教育で改憲勢力に対抗せよ
筆者としての総括は明確である。
● 日本が衰退した原因は教育と政治構造
● 参政党・維新・自民が作るフェイク空間に飲まれるな
● 真実を広めるには“量とスピード”が必要
● その武器こそAIである
国を守るのは政治家ではなく有権者だ。
そして今のSNS戦は、有権者一人一人の行動で勝敗が決まる。
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