ワイ、コブラ部隊に入隊できたけど追い出された   作:ワイやて!?

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評価バーが真っ赤になって予約投稿時点で日刊5位になりました。みなさん見てくれてありがとうございます。あと指摘も多かったのでなんjタグを変更しました。

内容はほぼ本編なので飛ばし気味ですが頑張って書いていきたいと思います。


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 スネークは任務のために森を進みクレバスへと到達した。

 

 しかし、そこにはオセロット少佐が待ち伏せしており、彼に決闘を申し込まれる。

 

 シングルアクションアーミー(SAA)の二丁持ちに変えたオセロット少佐は戦いの中でその才能を開花させていく。

 

 それでも2人の決着はつかなかった。

 

 それは何故か?

 

 大量の蜂が乱入してきたからである。

 

 このクレバスにも蜂の巣はあり、オセロットが隠れている際に突然鳴り響いた銃声と共に落ちて襲いかかることもあったが、そんなレベルとは違う。

 

 完全に統率されており、何十、何百もの蜂がスネーク、オセロット、山猫部隊に襲いかかる。

 

 スネークはクレバスの中へ飛び込む事で回避する。元々クレバス内の洞窟を進む予定であったから都合は良かったのだ。

 

 だが、そこである人物が待ち構えていた。

 

 その男の名はザ・ペイン。至高の痛みをコードネームに持つコブラ部隊の1人である。

 

 水辺にて自身で進化させた蜂でスネークに襲いかかるが、辛うじてスネークに軍配が上がった。

 

 長い苦戦を強いられたが、水に浮かびながらスネークはよろけるザ・ペインの最期を見つめる。

 

「この感覚…………この痛み(ペイン)!この痛み(ペイン)だぁぁぁっ!」

 

 ペイィィィン!

 

 叫びと共に自爆したザ・ペイン。運命を共にするかのように全ての蜂も死んでいく。

 

 バタバタと音を立てて水没していく蜂をよそに、スネークは泳ぎながら進んでいく。

 

 全ては任務のために、最愛の人を殺すために。

 

 暗いものを抱えながら進んでいくその姿を洞窟の天井に空いている穴から見ている者がいた。

 

何故だ(why)…………ザ・ペイン、何故このような場所で?何故、1人で戦った?」

 

 ザ・ワイ、同じくコブラ部隊の一人である。

 

 同じ所属ではあったが何故ザ・ワイはザ・ペインを助けなかったか?

 

「あの将校も味方だったはず、だが無差別に襲い掛かるという事は?何故、他のコブラ部隊と組まなかった?」

 

 確かに閉鎖空間は逃げ場が少ない、蜂を利用すれば簡単におびき出すことも可能だ。

 

 だが、水中に潜れるよう改良したとはいえ逃げ場を増やすどころか個人で相手するのは厳しいのではないか?

 

 ザ・ペインは射撃がコブラ部隊の中でも最も下手な部類であるためトミーガンを乱射するのが常となっており、今回の戦闘では岩陰に隠れたスネークには一発も当たっていなかった。

 

「あそこにザ・フィアーが居たら?ジ・エンドが居たら?場所をジャングルに変えていたら?分からない…………もっと有利な土地があった筈なのに」

 

 土地勘をようやく得てきたザ・ワイと比べたら先入りしてソ連から情報を得られる彼らの方が優位な立ち位置をとれるはず。

 

 スネークより先回りしているのがその証拠ではあったが、謎が深まるばかりで答えが出ない。

 

 その答えを持つはずのザ・ペインは死んでしまった。

 

 再び謎を探すほかない。

 

「この先に何がある?湿地に研究所、だった筈だ。そこに何かある?何故そこへ向かう?ボス、一体どこに?」

 

 スネークを追うべく洞窟の上方から匍匐しながら進むザ・ワイ。

 

 この1週間で周囲の食べられる動植物を精査した彼は、膨れ上がったギリースーツの中に食べられる物だけを仕込みいつでも補給できるようにしてあった。

 

 ただ彷徨っていたわけではない。サバイバルでの何故(why)を常に問い、自分の解答を出し続けているのだ。

 

 一度出した解答にすら疑問を生じて更なる精査及び精錬されたそれは太ったように見えるギリースーツの内へ押し込めるように工夫されている。

 

 今、この場においてザ・ワイはサバイバルにて適応をほぼ完了していた。

 

 既に無駄は削ぎ落され、いつどのタイミングで接敵しても対応できるようになっていたのだ。

 

「ボス、俺はこの疑問の為に進む。例え、貴女が本当に敵になったとしても」

 

 こうして彼は突き進む。

 

 スネークに一切気付かれず、事実を求めて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ポニゾヴィエ西部の北にある倉庫、そこにザ・ボスの姿があった。

 

 ザ・ボスだけでない、ヴォルギン大佐とオセロット少佐、それに科学者であるソコロフやその愛人らしい女までいる。

 

 それにザ・フィアーに車いすを押されているジ・エンドまで居る。

 

 一体何故このような集まりになっているのか?スネークを追って現場に到着したザ・ワイは思った。

 

 後に分かることだが、グラーニニ・ゴルキー研究所から移送されるタイミングであり、ザ・ペインが死亡したことを察知したザ・ボスが一時的にここに現れたのだろう。

 

 何故ザ・ペインがやられたのが分かったのか?そこも疑問であったが、再び新たな疑問が生じる出来事がある。

 

「…………何故だ。何故人体から電気を放出できる?何故、その力でコンクリートの壁を破壊できる?何故、何故…………」

 

 ヴォルギン大佐の特異体質を改めて見ると彼の思考はそちらへと一時的に偏ってしまう。

 

 無理もない、まさか雷に打たれたら電気を出せるようになったなど初見で気づけるはずもない。

 

 特異体質の事を考えてしまうのは、彼が元々衛生兵だったからである。

 

 だからと言ってザ・ボスの話を聞き逃すわけもなく、並列思考で彼は考え続ける。

 

「ジャックはコブラ部隊で処理を?何故、ソ連兵も使えばもっと簡単に排除できるはず。プライド?効率?分からない、何故…………」

 

 ザ・フィアーが哨戒のために駆けて行ったのを確認したが、ザ・ワイが見つかることは無かった。

 

 そして、雨が降ってくる。

 

 ヴォルギン大佐とソコロフの愛人は次の目的地へ行くのか去っていく。

 

「………………………………ん?」

 

 曇る双眼鏡を吹きながら集音装置を傾けるザ・ワイの眼にある者が見えた。

 

 ザ・ボスとジ・エンドが雨に打たれる中、双眼鏡で見えたその人物(?)は…………

 

 半透明だった。

 

「…………?!?!?!?!?!?!」

 

 とっさに双眼鏡から目を離して伏せたザ・ワイは頭上に『?』と『!』を連続で点滅させる。

 

「はぁーっ!はぁーっ!」

 

 見間違いでないと確信し、ショックのあまり過呼吸になりかけているのだが、コブラ部隊だからこそこうなってしまっている。

 

 さあ、何故(why)そのようなことになったのか?

 

「ザ・ソローは死んだはず、いや、だからこそ幽霊として?そもそも幽霊は本当に実在…………だが、ザ・ソローは確かに霊媒師としての能力はあるが、だからと言って、何故だ(why)?何故何故何故…………」

 

 ザ・ワイにとって他のコブラ部隊はザ・ボス同様に師匠である。

 

 ザ・ソローからは早撃ちと情報収集のやり方を学んだが、霊媒についてはどうも受け入れづらかった。

 

 確かにたまに独り言だったり死体に向けて喋っていたりと変なところはあった。

 

 だが、既に故人である。ザ・ボスの手によって殺害されているのだ。

 

 つまり、ここに現れるはずが無いのだ。

 

 それもザ・ボスに気づかれず後ろを取る形で現れるなど普通ならあり得ない。

 

 ザ・ワイも民俗的な話は受け入れることはできるがオカルト的な話は完全に信じていない。

 

「ジャックにもあれは見えていたのか?ザ・ソローを見て何も思っていないのか?何故、何故だ…………」

 

 初めて心霊現象を自分の目で見たザ・ワイはバクバクとなる心臓を抑えようと踏ん張った。

 

 その間にザ・ボスを見失ったことをここに記す。

 





〜ザ・ソロー生前の一幕(マイルド版)〜

ソロー「死者はね、こうして語りかけてくるんだ(ガチ幽霊と話してる)」

ワイ「はえー、そうなんすね(死体からの痕跡や状態、持ち物で判断してると思ってる)」

師匠がガチで幽霊として現れたら怖い以外ないでしょうこれ。場合によっては他の疑問投げ捨てそうになるよ。

この世界、疑問を抱える事が多すぎてずっと楽しめそう。
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