蔦重と鶴屋が和解し、耕書堂の日本橋進出のきっかけにもなった江戸市中の「降灰」。どのように収録したのか? 実はその裏に、美術スタッフの尽力がありました。第25回の制作の裏側をお届けします。
📺江戸市中の降灰を再現した第25回はこちらから見られます《7/6(日) 午後8:44 まで》※別タブで開きます
蔦重が日本橋に乗り込む第25回では、浅間山の噴火による江戸市中への降灰を特殊効果で再現。しかし、担当した美術スタッフは誰も灰を降らせた経験がなく、どうすれば映像的に灰が降っているように見えるのか、試行錯誤を重ねることになりました。
環境にも配慮し、降灰用にはトイレットぺーパーと、雪降らしの材料(でんぷんが原料)を準備。分量や配合を変えながら何度もテストを重ね、最終的には雪降らしの材料と共にコーンスターチを降らせることに決定しました。
降らせる灰の一方で苦心したのが、そこかしこに降り積もった灰の再現。収録するシーンごとに積灰のあるなしの設定が目まぐるしく変わるため、飾り替えを考慮して降灰用とは材料を変え、パンチカーペットを敷き詰めた上に降灰用の材料と色を合わせた川砂をまきました。
4日間のロケで降らせた降灰の材料は合わせてバケツ300杯。回収や掃除の手間を懸念していたものの、ロケ翌日が雨だったため、降らせた灰は全て溶けてなくなっていました。
積灰用の川砂はダンプ2台分を用意。雨が降り、回収が大変でしたが、重機を入れられない場所だったため、人海戦術で半日がかりで撤収しました。