したいこと・しなければならないこと

したいこと、しなければならないこと…
この区別がついていない人が意外と多い。

「したいこと」は、願望であり、欲望であり、大切だがmastではない。
他方「しなければならないこと」は、生存に不可欠なことであり、
責任と、人格の評価の問題であり、mastだ。

ところで、私は絵画が好きだ。
描く方ではなく鑑賞だ。

自分がいる空間に絵画が存在すると、
その場が華やぐ。生命が宿る。心が癒される。
…ということで、なじみの百貨店に寄ると、画廊を訪れる。
いつのもの画商と、四方山話に花が咲く。

彼は、私と同じ年。
43歳になる息子がいるが、音楽関係の仕事をしているという。
音楽関係と言えば聞こえはいいが、
売れないバンドマン、ドラマーで、
未だ夢を追い続けているという。
年収は、なんと20万円。月収ではない。

老親が現役で働いているから生活できるが、
彼ら亡きあとが心配だ。

40過ぎ迄、夢を追いかけられる人生は、幸せか、不幸か。
一生はトータルで判断しなければならないだろう。
彼は、目利きの画商の息子だ。
親の背中を見ている分、いざとなったら何とかするだろう。

働くことがmastになったら、
バンドは「したいこと」に格下げするかもしれない。
開眼するものと信じる。

最高賞金3倍超でも、売れ行き20年で3割減 宝くじ販売低迷のなぜ

最高賞金3倍超でも、売れ行き20年で3割減 宝くじ販売低迷のなぜ(朝日新聞)

年末の宝くじは、年の瀬の風物詩だった。
その風物詩の立ち位置が変化してきた。
当たればすごいが、その確率が問題だ。
1等が当たる確率は2千万分の1。
いくら、10億円といったところで、その他大勢は空くじだ。
叶いそうもない夢を買うより、
現実を見る方が堅実だと感じる人が増えたということか。

私も、何度か購入したものの、絵益な金額を手にしたことはない。

万が一当たったとしても、アブク銭は、所詮アブク銭であり、
当選は、必ずしも幸せを連れてくるものではない。
周囲の人に知られれば、たかられるし、
贅沢な生活を決め込むと、怠惰な生活となり、長くは続かない。

金は、汗水流して働き、
有難く、有意義に使うべきだ。
銀行にため込み、桁が増えることに
無類の幸福を感じていては、
生きた金は使えない。

楽して稼ぐ方法など、無いと心得れば、。
コツコツ努力して、清貧の志を標榜すれば、
自ずと幸せが舞い込むことだろう。

ストリートビュー

今や、便利なサイトが無料で提供されている。
特に、グーグルマップのストリートビューは、
利用が開始されてから久しいが、
初めての場所へ出向くときは大変重宝している。

サイトを開き、住所を入れれば、即座に周辺の建物や道路事情を
臨場感あふれる映像で再現してくれる。

ここまでは「メリット」である。

しかし、現代社会において、犯罪が多発する中、
当然に「デメリット」がある。

居住者の名前が表札からわかる。
所有している車種が分かる。
車に、高齢者マークが貼られていたら、
高齢者の自宅であることが分かる。
戸建ての場合、洗濯物の量から、家族の人数が想定される。
周辺の雑草の生え方から、空き家かどうかが推測できる。

…といった具合だ。
トクリュウ等の犯罪者にとって、うってつけのツールだ。
パソコンでインターネットが見られる状況ならば、
わざわざ下見に出向かなくとも
獲物を物色できる。

住民には許諾なく、ストリートビューが掲載されているため、
インターネットが使えないシニアには、なすすべがない。
子供や、知人が情報提供してくれるのを待つしかない。

便利だが、逆に不便な世の中になった。
ちなみに、私も、グーグルマップのストリートビューには、
表札など、肝心なところにモザイクをかけることができることを
教えてくれる人がいたため、
わかる人に方法を教えてもらい、対応を進めている。

防犯の観点から、何処に陥穽があるかわからない。
複雑化した世の中に、
知らなかったでは済まされない、重大な事柄が多い。

「ばかか」と叱責 平手で頭叩く 仙台国税局でまたパワハラ発覚 40代管理職を10分の1減給処分

「ばかか」と叱責 平手で頭叩く 仙台国税局でまたパワハラ発覚 40代管理職を10分の1減給処分(東北放送)

ハラスメントが人権侵害であることは、ぼんやり分っていても、
的確にどの行為がセーフなのかアウトなのか、
まだまだ個人の判断基準が定まらない。

簡単に言えば、ハラスメントとは、
「自分がされて嫌なことは、相手にしない」に尽きる。
しかし、人間は感情の生き物だ。
立場によって、またその日の体調や、家庭でのエピソードの延長など、
メンタルにおいて、一定のクオリティーを保つのが難しいケースもある。

しかし、オンとオフの切り替えができないと、悲劇を招来させる。

最近、黒白の線引きがあまりに明確で、
グレーゾーンを許さない風潮が散見される。
しかし、グレーゾーン、すなわち遊びの部分は必要だ。
車のブレーキも、遊びがなければ急ブレーキで危なく、
安全に、スムーズに止まれまい。

杓子定規に物事を進めず、互助の精神も大切だ。
つまり、お互い様の部分だ。
報道のケースは、その詳細はわからないが、
暴力行為は別として、
「指示した業務をやってもらえないことや
何度も同じ説明をされることがありイラっとした」
は、誰にでもあることのように思える。
その感情の持って行き方が問題とされる。

対象職員が、新人なのか、ベテランなのかにもよる。
いつも、すべてにおいて、冷静沈着が求められるとしたならば、
管理職をする人はいなくなる。
昨日の、クマの誤射と同じではないか。

教育と、注意喚起で何とかなるレベルなら、
過度な叱責は慎まなければならないが、
ハラスメントは私怨が絡むと、
ますます事実関係を判断するのが難しくなる。

要は、玉石混交の職場において、
気持ちよく仕事ができる環境を整えることがハラスメント防止の目的だ。

それは、一般に管理職の職務と言えるが、
当然に、職員の協力も不可欠だ。
終身雇用の「会社は家族」の感覚がなくなってきたために、
ハラスメントが多く取りざたされるようになってきた側面もある。

上司は業績を上げるために本気で叱り、社員は歯を食いしばって食らいつく、
仕事に「根性」が求められたのは、過去の産物か。

【山形】小国町 誤射の男性に約1600万円を請求へ

【山形】小国町 誤射の男性に約1600万円を請求へ(YTS山形テレビ)

今年は、クマの出没に怯えた列島だった。
雪の便りを聞いても、冬眠せず、
スキー場に現れたり、鶏を襲ったりしているクマがいる。
被害の終息は目途が立たない。

「目が合った」クマがスキー場に出没“猛ダッシュ”で追いかけられる 市街地で相次ぐクマ出没…専門家「冬眠するには体が小さいクマ多い」(FNNプライムオンライン)

比内地鶏300羽死ぬ、周囲にクマの足跡…驚いて大半が圧死か(読売新聞オンライン)

そうした中、寄せられたクマの目撃情報から、
駆除に出動してくれる、ハンターの存在は、
周辺住民にとって命綱であり、有難い存在だ。

そうであるにもかかわらず、
駆除の体制が整っていないのは残念な限りだ。

人間だから、ミスをゼロにすることはできない。
誤射の可能性は、完全に否定できない。
誤って撃たれ、重大な後遺症を残したハンターにも、
補償が不可欠だ。

もしもの場合の補償が手厚くなかったら、
誰が好き好んで命をはり、クマ退治に出かけるだろうか。
また、誤射した場合のリスクを負ってまで、
銃を握るだろうか…。

勿論、誤射と見せかけて
故意に相手を傷つけるようなケースは想定していない。
それは、刑法で罰せられることになるため、
ここでは、あくまで誤射だ。

損害が発生した場合、加害者がその責を負うのは当然だが、
ここに「保険」の概念は出てこないのか?

自治体とて、ハンターのなり手がいなければ、
住民の安全を守ることができないのだから、
想定しうるリスクの軽減を、事前に想定し予防しなければならない。

確かに、町は、直接の加害者であるハンターに対して、
支払った損害賠償の求償権を有すると考えられるものの、
リスクヘッジを行わなかったこと、
住民の被害を回避するため、町の要請で出動してもらっていること等、
総合的に考えて、結論を出すべき案件だと思う。

リスクにしり込みして、
熊に対応するハンターがいなくなって困るのは誰だ。

「飲食店の倒産」が初の900件超へ…“静かな倒産ラッシュ”が起きているワケ

「飲食店の倒産」が初の900件超へ…“静かな倒産ラッシュ”が起きているワケ(ダイヤモンド・オンライン)

物価高に、国民が悲鳴を上げている。
中小企業も、原材料費の物価高に、最低賃金の引上げ、
そして、円安に苦しんでいる。

貨幣の価値が下がっているため、
同じ金額を保有していたとしても、
それは実質の価値は下がっているということになる。

例えば、100万円を、1年定期で貯金したとしよう。
今、金利が1%だとすると、丸々1年預けて利息は10,000円だ。

令和7年11月21日、総務省が発表した
消費者物価指数は、

(1) 総合指数は2020年を100として112.8
前年同月比は3.0%の上昇 前月比(季節調整値)は0.4%の上昇
(2) 生鮮食品を除く総合指数は112.1
前年同月比は3.0%の上昇 前月比(季節調整値)は0.4%の上昇
(3) 生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は111.5
前年同月比は3.1%の上昇 前月比(季節調整値)は0.4%の上昇

例えば、(1)の前年同月比は3.0%の上昇を
先の定期預金に当てはめると、利息は30,000円でなければならない。
昨年、100,000円で変えたものが、今年は103,000円ないと買えない.
10,000,000円なら、10,300,000円、30万円余分に支払いが必要だ。
如何に、現金の価値が低くなっているか実感する。

こうした世相の中、中小企業が、奮闘する。

ある会社の会長との懇談会で、
「こんなひどい状況で、男性に育休?
残業をさせてはダメ?
有給休暇を確実に消化させなければならない?
最低賃金は大幅値上げ?
大企業ならまだしも、あまた多くは中小企業だよ。
法律を遵守していたら、会社が持たないよ。
法律は、会社が倒産したって、助けてくれない!」

ご説御尤もである。

確かに、過労死を防ぎ、従業員を守ることは大切だ。
しかし、給料を支払う会社が倒産してしまったのでは
身もフタもないだろう。

健全な日本経済の発展がなければ、
雇用の場も生まれない。

会社の締め付けより、骨太の経済改革が喫緊の課題だ。

年の瀬

今年も、気が付けば年の瀬だ。
今年のうちにしておかなければならないことが山ほどある。
しかし、1日24時間しかない。
優先順位をつけて、一つずつ片付けよう。

巨匠東山魁夷の作品に、『年暮る』がある。

雪が深々と降る、大みそかの鴨川沿いを描いた作品だが、
この時期、昔の厳かな年明けを迎える静謐に、
たまらない趣を感じる。

古都の重みを一枚の絵画が凝縮している。
凛と張り詰めた、顔が痛くなるような冷気。
京都の底冷え。
新しい年に向けての高揚感。
生活はお世辞にも豊かとはいえないが、
家族と健康に迎えられる新しい年の幕開けは、
希望に繋がる。

縄をくるくる回して持ち帰る、大晦日の風物詩。
八坂神社の「をけら詣り」でもらった火で、雑煮を炊き、
燃え残った火縄は、火難除けのお守りとして台所に祀る。

この絵を見ていると、
をけら火の、明るく、温かいぬくもりまで感じるから不思議だ。

一年が終わり、また新しい一年が来る。
来年は、60年に一度の丙午にあたる。
「丙午(ひのえうま)年の生まれの女性は気性が激しく、
夫の命を縮める」という迷信がある。

このため、60年前には出生率がガクンと落ちこんだ。
そうでなくとも、出生率が低下した今、
迷信の影響が出るのか、否か、今から注目するものである。

【速報】「北海道・三陸沖後発地震注意情報」初めて発表 北海道~千葉では1週間防災対応を 8日午後11時15分ごろ青森県東方沖で暫定値M7.5の地震 気象庁・内閣府

【速報】「北海道・三陸沖後発地震注意情報」初めて発表 北海道~千葉では1週間防災対応を 8日午後11時15分ごろ青森県東方沖で暫定値M7.5の地震 気象庁・内閣府(TBSテレビ)

大きな地震に、住民の方はさぞ驚かれたことだろう。
そろそろ1日が終わろうとした頃、
東北・北海道の寒い地域で、揺れは起きた。
暗い中、被害の全容はなかなか把握できない。
津波の心配もある。
3.11で被災されたか等、特にフラッシュバックが起きたに違いない。

たまたまそこに住んでいたから、
たまたまそこを旅行していたから、
偶然は、人智の知るところではない。

だから災害列島である日本は、いつどこでも、
災害のリスクを忘れてはならないとはわかっていても、
実際にその状況になったとき、
適切な対応がとれるかはっきり言って自信がない。

豪華客船での日本一周のクルーズなどもよく宣伝しているが、
たまたま、その場所を航行していたらどうなるのだろうと、
いらぬ心配をする。

災害に遭遇するか否かは、
備えたうえで、その人の運命と腹をくくるしかない。
来るか来ないかわからない災いに、
日々怯える日は、杞憂に終始する。

大震災、コロナ、リーマンショック、大火災、大洪水、
私達は、一生のうちに、数々の災いを体験した。
しかし、どのような状況にあっても、
人類は生き延びなければならない。
災害列島に住まうものとして、心構えが必要だ。

それにしても、今回も災害に遭われた方に心中よりお見舞い申し上げる。
今後、後発の大きな地震が発生しないように祈る。

SP首位から5位転落の千葉百音が一夜明けで涙 五輪かかる全日本へ「スケート人生にとって、生死を分ける期間」 

SP首位から5位転落の千葉百音が一夜明けで涙 五輪かかる全日本へ「スケート人生にとって、生死を分ける期間」 GPファイナル(デイリースポーツ)

昨日に引き続き、フィギュアスケートの話題。
代表争いの熾烈な戦い。
どこで番狂わせがあるかわからない。

どのスポーツでもそうだが、
日頃の地道な練習は、どの選手も実践している。
ほんの少しの差が、大切な試合で明暗を分ける。

それがメンタルであったり、ケガであったり、
何があっても万全であるよう、調整に、念には念を入れる。
勝利の女神は気まぐれだが、
運を呼び寄せる力量の差は、
練習だけでは説明できない部分があるように感じる。
こうしたところに、人生の縮図を見る。

女王坂本選手の巻き返し、
浅田真央選手に魅了された、17歳の新星中井選手。
千葉選手の巻き返しはあるのか。
フィギュアスケートのペアでは、りくりゅう。

彼らの活躍に、オリンピックまで目が離せない。

フィギュア五輪前哨戦 日本人女王争い超し烈 千葉“驚き”首位発進 5位坂本が悔し涙 代表争いも混沌

フィギュア五輪前哨戦 日本人女王争い超し烈 千葉“驚き”首位発進 5位坂本が悔し涙 代表争いも混沌(スポニチアネックス)

時代とともに、注目される選手が様変わりする。
ドーピング問題などで、
ロシアの選手が出場しなくなってから、
上位入賞者は日本人が占めることが多かった。

そして、今、その入賞者の常連にも変化がある。
後進が実力をつけ、
憧れの選手を追い越していく。

これは何も、スポーツ界に限ったことではない。
時代が、新たなヒーロー、ヒロインを生み出す。
ドラマは、新しいストーリーをどんどん作り出していく。

自分は何をしてきたか。
自分は何ができるのか。
自分は何をしたいのか。

明確な目標は、
ち密なプランを、ルーティンワークとしてこなすことで
実現される可能性が高まる。
平易な言葉でいえば、「努力」だ。
努力は、それをしてきた人を裏切らない。

自分を信じ、最高なパフォーマンスができるよう、
研鑽を積んでほしい。

大会は、そのシーズンにおける、練習成果のメルクマールだ。
大会に、最高のパフォーマンスができるよう、
選手には期待する。

泥酔アライグマが酒店に出没…千鳥足で棚から転落→翌朝トイレで発見される珍事 米バージニア州

泥酔アライグマが酒店に出没…千鳥足で棚から転落→翌朝トイレで発見される珍事 米バージニア州(ABEMA TIMES)

ドジなアライグマもいるものだ。
泥酔して、トイレで突っ伏しているところを、
翌朝発見され、御用となった。

人間さながらだ。
彼らが千鳥足になるというのも新しい発見であり、
とんだ酒泥棒も、ご愛敬だ。

その昔、私の事務所が、
江戸川労務管理事務所だった頃の話。
扉を開けると、誰もいないはずの事務所で、
ごそごそと音がする。

てっきり泥棒が入ってたかと思った。
110番して警官に来てもらったのだが、
泥棒の正体は、なんとアライグマだった。

当時、テレビアニメの「あらいぐまラスカル」ブームで、
アライグマをペットにしている人が数多くいた。
そのアライグマが逃げ出し、
雨どいを伝って、4階の、私の事務所に侵入したものと思われる。

見た目は愛らしいが、実は凶暴なアライグマ。
ペットには向かないようだ。
泥酔で御用になった個体は、実に、まぬけだった。
トイレに突っ伏した姿が、笑いを誘う。

「世界のトヨタよりも…」子や孫に入ってほしい勤め先、2位は国家公務員 家族に根強い“安定志向”

「世界のトヨタよりも…」子や孫に入ってほしい勤め先、2位は国家公務員 家族に根強い“安定志向”(まいどなニュース)

今年6月に発表された調査結果だが、実に面白い。
家族の意向として、子や孫に入ってほしい勤め先は、依然として安定志向だ。
安定志向の公務員は、ともすると受け身であり、
消極的であり、パワフルさに欠けるきらいがある。
しかし、「親方日の丸」は倒産の心配がないから、
定年まで働こうと思えば働ける。
過度に贅沢をしなければ、食い扶持には困らない。
しかし、公務員「ムラ」で、人間関係をうまく立ち回れないと、
メンタルをやられるケースも少なくない。

勤務先の良し悪しは、時代の背景もあるし、
その子供の特性も大きく関係してくる。
積極思考の子は、公務員では物足りないと考えるかもしれないし、
官僚になりたい子は、それなりに野心が必要だ。

そして、公務員に続き、誰もが聞いたことのある企業の名が連なる。

親の願いとは裏腹に、子供は自身の責任で自分の人生に道を拓く。
自分の判断を信じて、大きく社会にはばたいてもらいたい。

同じ時期の調査に、
第15回 「この企業に勤める人と結婚したいランキング」
がある。
これも、1位と2位が公務員と、子や孫に入ってほしい勤め先に被る。
生活は、冒険ではなく、安定志向ということの表れだ。
確かに堅い考え方だ。

「少年よ大志を抱け」
クラーク博士の有名なこの言葉は、
今や死語になりつつあるのかもしれいない。

札幌市 ノースサファリサッポロ 東京の投資会社が支援申し出「動物救いたい」

札幌市 ノースサファリサッポロ 東京の投資会社が支援申し出「動物救いたい」(テレビ朝日系)

開発許可を得ずに動物園を営業していた施設に、
立ち退きの命令が出されたこの問題。
動物たちは、富士宮に行くものだとばかり思っていたが、
その構想は早々にとん挫していたようだ。

今回の報道で、そのあたりの事情を調べるきっかけになったが、
そこで飼育されていた、多くの動物たちの受け入れ先が決まって、まずは一安心。
人間の都合で、彼らが犠牲になることだけは避けたかった。

行政も、無許可で市街化調整区域に建物を建設するなどした同園に対して
再三行政指導を行ってきた。
同園は改善すると回答するものの、反古にしてきた経緯がある。

そこでコロナ禍。
国から、数千万円に及ぶ多額の補助金を受けていたことが発覚。
行政のずさんさが明るみに出た。

この問題をきっかけに、当初の「開発許可」に立ち返り、
今回の騒動となった。

20年もの長にわたり、なぜもっと早い段階で
是正措置が講じられなかったのだろうか。

人々に喜ばれる動物施設は、
遵法精神がなければならない。
猛獣を飼育するだけに、万が一事故があった場合、
施設だけでは責任が取れないだろう。

そうした意味でも、今回、
しっかりしたスポンサーがついたことは喜ばしい。
優良施設として、末永く地域に根付いてもらいたい。

三省堂書店本店が3月再開 売り場面積は6割に縮小

三省堂書店本店が3月再開 売り場面積は6割に縮小(共同通信)

三省堂書店本店は、私が開業してから、随分とお世話になった書店だ。
今、開店目前のビルは、神田の一等地、階数が随分増えたように思う。

会社の歩みを見ると、旧本店は、昭和56年に、
本社・本店ビル竣工、新神田本店を開店している。

昭和56年といえば、私にとって忘れられない年である。
「私の運命を変えた、ある石工の死」を事件として扱った年である。

これは、当時、
まだ、社労士に審査請求の代理権が認められていない時代に、
若かりし35歳の私が、正義感及び人道的見地から、
業務中に脳溢血を起こし死亡した労働者を、労災認定にさせた事件である。

脳溢血を死因とする労災認定の基準は、その当時非常に厳しく、
労災認定の道はきわめて狭いものだった。

労災は勿論のこと、医学的見地からも、
専門的な知識が不可欠だった。

まだ東北新幹線が開通されていない白石に、
片道7時間をかけ、数十回と足を運び、
脳溢血をはじめて労災にした事件だ。
今も、管轄の監督署には、当時の分厚資料が残っているという。
詳細は拙著、「ドキュメント社会保険労務士」(日本評論社刊)をご覧いただきたい。

その事件を勝利に導くため、
専門書を探しに、新しくできた書店にも足しげく通った。
その後も、数々の本を執筆する参考書として、お世話になった書店が、
去る22年、一時閉店し、来年の開店になる。その間、4年を有した。
閉店した時、ビルの側面には大きな幕がかかっていた。

「いったん、しおりを挟みます」

いったん、しおりを挟みます。

書店らしい良い表現だと思った。

年明け、新しい歴史が、再び歩み始める。
書籍の面積が減少するとはいうものの、
どのような店になったか、今から開店が楽しみである。

新語・流行語年間大賞は「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」に決定

新語・流行語年間大賞は「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」に決定(デイリースポーツ)

今年も12月の声を聴き、残すところ1か月。
流行語大賞が決定された。

「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」
高度成長の日本が、復活したような言葉だ。
「企業戦士」、「24時間働けますか」
ビジネスマンを評した言葉だ。

我々が若い頃、みんな本当によく働いた。
働けば、車が持てる。家が持てる。家族が持てる。
働きに応じて、豊かな暮らしが保障されていたように思う。
だから、日本のお父さんは良く働いた。
お父さんが安心して働けるよう、
妻が子育てして、家の切り盛りをした。

しかし、こうした一般的なライフスタイルは、いつしか変わった。
女性が社会に出ることは当然になり、
家事は、両性が賢く分担する。
勿論、子育ても協力して、核家族で乗り切っている。

しかし、ご存知のごとく、少子高齢化が加速し、
生涯未婚率も、2050年までの推計発表「男3割、女2割」となっている。
ちなみに生涯未婚率とは、50歳時の未婚率のことで、
45-49歳の未婚率と50-54歳の未婚率を平均したもので示される。

この数字は右肩上がりだ。
これでは、少子高齢化も無理からぬ事情だ。

そうすると、がむしゃらに働く意味も少なくなる。
自分の食い扶持があり、
多様な趣味に時間を費やす、悠々自適な生活も、
選択肢の上位に来る。

そうすると、仕事はそこそこで、
後はライフワークバランスの中で調和をはかればいい。
と考える人が多くなるだろう。

「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」
とは対極に位置づけされる。

高市総理の仕事ぶりは、さすがにパワフルだ。
それゆえ働けば働くほど、反対する勢力の存在が明らかになる。
足を引っ張らずに、のびのびと仕事に勤しんでいただきたい。

ハガネのメンタル。
フットワークの軽さ。
高市総理には、次に続く有能な女性たちの、先鞭をつけていただきたい。