Text by COURRiER Japon
米国の名門大学で学生の「障がい支援登録」が急増している。
これはADHDや不安障がい、うつなどを理由に、試験時間の延長や課題の提出期限緩和といった“障がい配慮”を大学に求める制度だ。
スタンフォード大学では学部生の約38%、ハーバード大学でも約21%が障がい登録をしており、過去10年で15%以上増加したと報じられている。米誌「フォーチュン」によれば、この傾向はブラウン、コーネル、イェールなど他の名門校にも広がっているという。
背景には大きく2つの要因がある。ひとつは、ADHDや精神疾患の診断が広く浸透したことだ。もうひとつは、2008年の「障害を持つアメリカ人法(ADA)」改正により、「学習」「集中」「思考」といった活動も障がいの影響対象として明確化され、大学が学生の自己申告をより重視するようになった点だ。診断のハードルも下がり、配慮を得るプロセスは格段に容易になった。
この記事は会員限定です。
さらに有料会員になると、すべての記事が読み放題!