健康福祉部では部下の20代男性職員に対する複数のハラスメント行為で、係長級女性(43)を停職1カ月の懲戒処分。同席しながらこの行為を傍観した係長級女性の上司の課長補佐級女性(50)も減給10分の1、1カ月の懲戒処分にした。
部下の男性職員が同僚に相談し、市職員課が行為を把握。同課が聞き取り処分内容を決定した。
係長級女性は昨年4月〜今年3月、部下の男性職員に対し、上司の立場を利用し、職務の適正な範囲を超えた言動で精神的苦痛を与えた。具体的には▶部下の男性職員の入室を妨げようとドアを施錠した▶恋人の有無を聞いた──などで、市職員課ではパワーハラスメント、セクシュアルハラスメント行為に該当すると判断した。
部下の男性職員は精神的苦痛による精神疾患で、4〜5月に病休。復帰後は係長級女性とは別の部署になった。
市職員課の聞き取りに、係長級女性は「軽い気持ちで、悪いことという意識を持っていなかった」と説明している。
同課では係長級女性が他の職員にも同様の行為に及んでいたことを確認。ただ行為を受けた職員から被害としての申し出を受けなかったため処分の対象外とした。
松阪市民病院では給食用食材を食べた医療技術部係員男性(42)を戒告、出退勤時間を不正に申告し、時間外手当をだまし取った同部係員男性(40)を減給10分の1、1カ月の懲戒処分にした。
両件とも院内の公益通報窓口に情報提供があり、市職員課で調べを進めていた。
係員男性(42)は今年2月20日、本来は廃棄すべき米飯と、患者提供用のノリのつくだ煮でおにぎりをこしらえて食べた。米飯は適切に廃棄しなかった、つくだ煮は「公物の横領」に当たると判断した。情報提供に基づき調理場のカメラ映像を見返し、不適切な行為を確認。聞き取りに係員男性は「家に帰ってから夕食を作るのがおっくうだった」と話したという。
係員男性(40)は退勤時間を改ざんし、本来は権利のない時間外手当7125円を不正に受給した。市は係員男性に返還を求める。
これらはいずれも地方公務員法の職務上の義務違反などが理由。
竹上真人市長は「市民の皆さまの信頼を損なう結果となったことを深くおわび申し上げます」などとコメントを発表した。